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けん銃王コンテスト (コミック)

2013年08月10日 09時56分05秒 | コミック・アニメ
 (最初に断っておきますが、ネタばらしありです。ありというか殆どあらすじです)(細かい所は不正確ですが)

 ドラえもんでお気に入りをあげるなら「けん銃王コンテスト」です。
 空気ピストルという道具を使った話です。

 検索したところによると、てんとう虫コミックスの12巻収録のようです。100話ほど収録されたコンビニ漫画で読み返してみてその時に「ああ、これは傑作だな」と思いました。

 射撃の名手であるのび太が、空気ピストルというアイテムを使って活躍します。近所の友達が集まって、それぞれが10発の弾を持ち合って散らばり、町中で出会って対決していくという西部劇ごっこ。

 この話で見せる、のび太の射撃の腕前と自信、落ち着きと冷静な判断力。ほぼ全員が雑魚と化して次々と片付けて行き、そしてラスボスにはジャイアン。このジャイアンの悪役っぷりも最高です。

 のび太が「3発も残っている」と独り言を言っているのを隠れて聞いていて、そしてジャイアンが口笛を吹くと3匹の犬が現れ、この3匹をけしかける。何と言う魔術のような凄いスキルでしょう。

「フフフ、それで全部の弾を使い果たしたわけだな」

「こっちは10発全部残っている」「最初から隠れていたからな」

 のび太が「ひきょうだぞ」と言うのに対し

「うるせえ。勝ったものの勝ちだ」

 絶体絶命と思うところで、のび太が機転を利かして、倒した相手に走り寄ってその手をとって「バン!」

 のび「みんなすっかりぼくのことを見直したよ」ドラ「それは良かった」

 最後にはママに手を向けながら「バンごはん、まだ?」というと、実は10発全部使い果たしたと思いこんでいたのが数え間違えて1発残っていて、ママに空気ピストルが発射されてしまう……オチもしっかりとついています。

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