ゲーム・コミック・遊び雑談

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MR.五右衛門

2006年04月28日 20時42分12秒 | アーケード
アーケードで「MR.五右衛門」というゲームがコナミから出ていました。単純明快なアクションゲームでした。大きめのキャラでノリが良く何となく笑えるゲームでした。

ゴエモンと言えばFCに移植された「がんばれ~」の方が有名なのでしょうが、元はこのアーケード版でした。どうもこのFC版ゴエモンを境にFCのゲームの傾向というものがアクションRPGとかアクションADVといった方向に傾いて行ったような気がします。

アーケードとFCの性能の差により純粋なアクションゲーム(シューティング)の移植というものが困難になって行き、新たな境地を切り開いたゲームとしてゴエモンの評価は高く価値のあるソフトだったのでしょうが、どうも個人的には好きになれません。

あくまで個人的な感覚です。あの単純明快なゲームがFCでは複雑になり(故に面白いのでしょうが)FC自体が純粋にアクションで勝負出来なくなっているのだと感じさせました。RPG的要素だとか謎解きだとか、余計な味付けであり誤魔化しのように感じました。泥棒が通行手形を集めていくのもしっくりこないものがありました。

ゴエモンが元凶という言い方は可哀相というか的外れな気もしますが、後のゲームに何か悪影響を与えている要因となっているような気がします。

ゼビウスやスターフォースの続編が余計な要素が加わって面白くなくなっているのは衆目の一致する所だと思いますし、「カイの冒険」の開発者が「下手なデザイナーならRPG的要素を付けていただろう」とその時珍しくなっていた単純なアクションにした事に対する自負を語っていたのが印象に残っています。