桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

春の家仕事と風物詩

2024-05-06 16:18:57 | 家の事
前回の投稿から時間が空いてしまいました。それでもブログを見てくださっていた皆様ありがとうございました。あっという間に新緑の季節になり、夫婦お互い仕事に追われていたら庭の桜も葉桜になりました。


家の裏に見に行ったら、桜よりもタラの芽に気をとられました。


うちに自然に生えていたタラノキ、何度も草刈り機で切ってしまっていたら採りやすい高さに切り戻され、増えてしまいました。幹のトゲが合羽に引っかかるのが難点。


北海道では越冬できないかもなぁと半信半疑で植えたクロモジが元気に花を付けてくれました。枝を茶菓子の楊枝に使うのは知っていましたが、煎じてお茶にすることも出来るらしい。鎮静効果があり身体に良い和のハーブだそうです。


旬のものをありがたくいただこうと思います。エゾエンゴサクもお浸しにしよう。


クロモジはほんのりと優しい香りがします。花茶を仕込んでみようと思います。上手くいくといいな…


虫が出ないうちに窓掃除を終わらせたかったのですが、これも少し遅れ気味でもうブンブン飛んでいます。


山菜を下処理して色々作っていたらあっという間に夕方。遠出するでもなく、家の手入れと庭仕事だけで我が家の休日は終わってしまいますが、自然のものが思わぬ発見をくれて悦びを見つけられるので、静かにとても豊かに暮らしています。

林の中の暮らしを実現させるために

2024-03-04 10:39:51 | 現場・建主さん
絵のような森、木に囲まれた家を理想とするお客様は多いです。僕達も素敵だなと思います。一方で、北海道の森林は開拓の頃にほとんどが伐採され、その後人の手で植えられた「林」が多く、自然に出来た原生林は極めて少ないのが現状です。今回、上富良野町の林で新しい暮らしづくりが始まります。山が見渡せる素晴らしい場所でまたご依頼をいただきました。


この林の主要樹種は紅葉が綺麗なカラマツ。素敵な樹だけど根が浅く倒木が起きやすく、人間が寄り添って暮らすには難しい樹でもあります。人の手で作られた林は段階的に間引きなどの手入れをされていれば良いのですが、植えたままになっている所が多く存在します。


北海道の林業業界では、木は建材として活用するよりもチップにしてしまった方が儲かるという実情がありました。近年ではせっかく長く育てた木を粉々にしてしまうのではなく、資源の持ち味を活かして有効活用する仕組みに変えていく動きが一部で盛んに行われています。


この林でも建築工事と実際に生活する現実を見据えて伐採を行いましたが、ある程度の太さの物は板材に活用し、端材は薪ストーブの薪に活用します。


元の林を観ていると、そんなに切ってしまうのかと残念に思われるかもしれませんが、経験上、林に囲まれた暮らしは建物が出来てからも作る事が出来ます。あるものを活かすか、一部を修復するか、ゼロから作り直すか、様々な選択肢がある中で建主さんの生活リズムに寄り添う最善の選択をして、長い目で観た持続可能な方法を採用したいと思っています。

庭木を切った(冬の強剪定・伐採)

2024-02-18 19:02:46 | 庭・植物の事
我が家の庭の去年の様子です。夏場は木陰が出来て家の中が涼しくみずみずしいのですが


作り始めの頃に比べて木が大きくなり、枝同士がぶつかって生育不良が出てきました。将来の事を考えて整理が必要な時期になっています。ハンノキはアオダモやハルニレと喧嘩してしまい、ハムシの害も受けるので思い切って伐採。


アズキナシの込み合った枝は強剪定。ずいぶん大きくなりました。下枝も切りたいところですが木登りの足場にするので残しています。


今回はカツラ・ナナカマド・アズキナシ・ウワミズザクラを剪定して、ハンノキと白樺の弱っていたのを伐採しました。それだけでこんなに枝のゴミが…庭を維持するのも大変ですね。


我が家は捨てる場所に困らないのと、薪に出来るのが救いです。私達の暮らしを支え続けてくれた思い出のある木、極力最後まで使い切りたいと思います。

冬の運動日和

2024-02-11 16:42:06 | 風景・風土・気候
暫くぶりなので築15年目の我が家の様子。ブログをお休みしていた3年経ってもあまり変わりませんね。変わらない(衰えない)のが目標でもあるのですが。そして雪が積もり過ぎてよくわからないですね。


この数年で変わったと言えばヒグマの目撃数です。僕達の住む桜岡という地域には元からヒグマが生息していたのですが、真夏(繁殖期?)にしか我が家付近に近づかなかったのに、ここ2年でいつでも来るようになってしまい、ついに生活道路付近まで目撃情報が頻発しました。(旭川市の「ヒグマップ」より)


おかげで僕達は散歩を控えるようになりましたが、このままだと体力が落ちるだけなので良い匂いのするおやつなどは持たずに、家から離れ過ぎない最小限をチョロチョロ…


冬は滅多にクマは出ないようですが、冬眠できない「穴持たず」も増えるそうです。


脚が鍛えられるように、スノーシューを履かないツボ足・ラッセルで歩きます。


これで今年も夏山登山が出来るような身体に仕上げたいけど、ヒグマ問題で登山規制も増えるかもしれません。こればかりは動物との共存なのでしょうがない事ですが、クマにも人間にも丁度良い暮らしが出来るようになってほしいですね。


田んぼの畔に動物の足跡が沢山。動物も歩きやすい道が好きなのかな?クマさんはどうでしょう。


飲酒の誘惑

2024-02-07 16:59:51 | 食べもの
色々あって、昨年の誕生日にアルコールを卒業し、半年経ちました。我が家はお酒も煙草も一切摂取しない夫婦となりました。修行僧のような気分です。しかし私のお酒好きは抜けておらず、未だに会社の飲み会で周りの人が美味しそうにお酒を飲んでいると羨ましく、煩悩に負けそうです。多分、一口飲んだらすぐ元に戻ってしまう。

そんな私を和ませてくれたのがノンアルコールビール。昨年末にヴェリタスブロイというノンアルコールビールを箱買いしてシミジミ飲んでいました。そして割とすぐになくなりました。

私の好きなオホーツク土器のカップとのマリアージュ。ノンアルを飲み干してしまった今はビールの写真を観ながら炭酸水を飲んでいます。


一番悲しかったのが、毎年買っていたクリサワブランの購入を断った時。過去の写真を眺めております…

そんな私を職場の人も呆れながら「飲んじゃいなよ」と言ってくるのですが、欲しがりませんよ。家計は助かるし、もうターンオーバーの乱れを気にするお年頃にもなっていると自分に言い聞かせています。読者の皆様、お勧めのノンアルコール飲料などございましたら是非教えてください。