桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

gauzy calm works(ガージーカームワークス)の工房へ

2017-10-07 19:57:47 | 日々の道具・作家さん
建主さんと一緒に、gauzy calm worksさんの工房を訪ねました。


旭川家具の中でも比較的若手の作家集団ですがとても精力的に仕事をされていて、本州の方でもオーダーを頂いているそうです。


実は以前から何度も旭川デザインセンターに足を運び、新居で長く使うダイニングテーブルを探し求めていた建主さん。
その気持ちを射止めた素敵なテーブルが決まりました。


家具の他にも木製のランプシェードなど、洗練されたデザインに心が躍ります。


シリーズとして作っている家具もあれば、オーダーメイドで製作する物も多くあるそうです。


このような素敵な家具が暮らしの一部となる事に、僕達もとても有難く嬉しく思います。


新居は年内の完成を間近に、大工工事が終わり仕上げに入っています。


キッチンの上の南側の窓からも効果的に光が入りそうです。


象徴的な放牧の風景。写真では小さく映ってしまいますが、牛達の様子がよく観えます。


絵のような風景、家具に囲まれながら、これから豊かな暮らしが始まるのが楽しみです。


原清さんの漆

2017-03-20 08:36:16 | 日々の道具・作家さん
二年振りに木工・漆作家の原清さんの企画展が買物公園の梅鳳堂で開かれています。詳しくはこちら
今回は札幌のギャラリーの後だったので展示数はどうかなと思っていたのですが、予想以上に沢山並んでいて嬉しかったです!


二年前に買ったれんげ、ずっと愛用していました。
食べ物を口に運んだ時の口当たりがとても優しく、きっと手で何度も確かめながら作った作家さんの想いが伝わります。


使い込んで拭き漆の一部が薄くなって来たので、お店にお願いして作家さんの元へ…
また戻って来たら、大事に使いたいと思います。


今回は朱漆の器を買おうと思っていて、栗の六角皿にしました。


山菜を採ったらこの器に盛ってみよう。
素朴で温かみのある原さんの作品がどれも大好きです。



■原清 漆展
ギャラリー梅鳳堂 (旭川)
2017年3月17日(金)~3月30日(木)
A.M10:00~P.M7:00

タークフライパンの使用感

2016-09-17 09:38:01 | 日々の道具・作家さん
うちのブログで以前ドイツのフライパン・タークの事を書いたら、その記事(こちら)が根強く人気です。
ですので、その後の話を書きます。


とても気に入っているフライパンで、最近サイズが大きいのを買い足しました。
左が焼きならしをする前の新品(直径26センチ)、右が使って2年以上になるもの(直径22センチ)です。


使っているものはだんだん黒くなってきます。
焦げがこびりついているわけではなく、油が馴染んでいる状態です。ジンギスカン鍋の状態と一緒です。


使った後は洗剤とタワシでこすって、軽く拭いて油引きをして吊るしています。
気になる人はこれよりもっとしっかりこすった方が良いかも…



鉄製フライパンは、IH調理器ではやや物足りないと感じていた強い加熱力がある気がします。
肉料理でカリッと焦げ目をつけるのに向いています。


この間、撮影に使って頂いた時の様子です。


また、パエリアもどきも美味しく出来ました。
ちょうど良い米の固さに仕上がったし、おこげが綺麗につきました。



IHは基本的にフライパンを振ったり揺すったりする事は無いので、天板が傷つくことは少ないと思います。


ただし、他の調理器具よりも鉄製は周りに油跳ねするので、拭き掃除は頻繁にやります。


欲を言えば、このフライパンに合う「蓋」と、長持ちする「油引き」が欲しいです。
色々探していますが、良いのがあったら情報下さい。

金継ぎやった事ありますか?

2016-04-02 09:34:17 | 日々の道具・作家さん
遊んでばかりいるブログに見えますが、高橋さんは図面の仕事を地道に進めています。
お待たせしているお客様、もう少々お時間を下さい。



さて私の方は、全力で遊んでいます。実は前からやりたかった一大イベントをやろうとしています。
去年の秋に外に置きっぱなしにしていた「巨大徳利風の花器」を割ってしまいました。
これを金継ぎ(漆継ぎ)で直したいのです。


この花器は学生時代に古道具屋で1,000円程度で買ったものです。
安いものですが気に入っていたのでなんとか直してやりたいと思っています。
水漏れしてしまっても、中におとしを入れられると思うのでまぁ良いかな…


漆は学生時代に工芸の実習で触った事がありますが、漆継ぎに関してはド素人です。
どなたかやった事がありませんか?私は生意気なので、どうせやるなら樹脂製のパテは使わない積もりです。
まずは本を買って基本事項や作業の行程、必要な材料、かかる時間等を整理しました。


この本によると、私がやろうとしているのは「複合的な破損」という最も修復が難しい状況。
おまけにこの花器は磁器だと思う(それすら怪しい)ので、漆が染込みにくく難度が高いそうです。


粉々になっているパーツを仮組み立てしてどのパーツ同士から組み立てるかを考えます。
この場合、単純に破片をくっ付けるだけでなく、穴があいた部分を埋めたり、ヒビに漆を染込ませて修復して行きます。
それぞれの行程に必要な漆の調合が違ったり、硬化させるのに数日置いたり、適切な温度環境を作らなければいけません。
行程をネチネチ考えるのは実はそんなに嫌いではない…ジワジワ楽しんでやろうと思います。


松村英治さんの器

2016-03-23 20:14:46 | 日々の道具・作家さん
先日東京に行ったときに器のお店・千鳥さんで購入した松村英治さんの器が届きました。


ほどほどの大きさと深さの中鉢はとても便利ですね。
少なめのおかずや副菜を盛るのに大活躍です。具沢山のどんぶりにも使えそう。


デザインは素朴ですが、そういうのが一番どんな料理にも合わせ易いんですよね。


素焼きの器は古い土器のような雰囲気もあります。
実物を手に取って観たとき、高橋さんも私もすっかりその馴染み方が気に入ってしまい
それぞれ違うのを買うつもりでしたが結局素焼きを二つ買いました。
手作りなので一つ一つの風合いが少しずつ違うのも楽しいです。


最近ハマっている「ナンプラー」。元々薄味が好きなのですが、あっさりした味つけに
ナンプラーを入れると汁が綺麗になる上に味に深みが出て美味しいです。
これからもいろんな麺類や汁物を食べる時に活躍してもらおうと思います。