大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

箱の制作 (パイン材)

2024-09-27 17:42:07 | Weblog
また箱を作った。 蓋も付いている。   材はパイン材だろうと思う。  以前頼まれて楢の棚を
幅を詰めて 下駄箱に改造した事が有る。  その時 これは不要だからあげると言ってパイン材の
棒をもらって来た。  それを薄く裂いて 貼り合わせて箱にした物だ。

寸法は 長手220ミリ 妻手 180ミリ 高さ 75ミリ(蓋を含まず)程度としている。 
塗装は柿渋を使った。  柿渋の容器を出して見ると 中で固まり掛けていた。  煮凝りみたいに
プルプルしていたが、布に付けて 材に塗りつけて見た。  若干赤味が強くなる。  これで暫く置くと
もっと 赤黒くなるだろうと思う。  

四隅は留型にして 雇サネを入れて接着している。  普通はかんざしを入れて剥がれない様に強度を
出すのだろうが、何となくみっともないのでそうしない。  やはり接着だけでは 衝撃や材の収縮で
剥がれる事が有る。  人にやらなければ 剥がれたら貼り直せば良いのだが、自分の手を離れる可能性
が有るので、ある程度雑に扱っても壊れない様にしたつもりだ。  箱の縁にはブラック ウヲルナット
を貼り付けて飾りとしている。  蓋もパイン材だろうと思う。 取っ手はブビンガを使って居る。

接着面積が狭いので 穴を開けて2.8ミリの丸棒を埋め込んで 蓋と接着している。 
蓋は箱本体とピッタリで強くこじらないと開かない。  そういう予定では無かったが、柿渋を塗った時
若干材が膨張したのかも知れない。  乾燥の季節になれば 蓋が収縮して 軽く締まる様になるだろう。
特に加工せず そのまま様子を見よう。

この箱は材料を提供してくれた方に プレゼントする積りで作った。  もう少し様子を見て問題
無さそうなら、渡そうと思って居る。  柾目板で 見た目が地味な箱になった。
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猿の腰掛かな

2024-09-27 09:28:01 | Weblog
9月のもう少しで終わりだ。  一時涼しい日が有ったが、また暑さがぶり返して来た。  それでも夜は
暑くて寝られないと言う事は無い。  もう少し湿度が下がると良いのだが。

夏バテ気味なのか 体調が良くない。  それでも少し散歩に行って来た。 帰り道 近所で切株にこの
通称 猿の腰掛と言われる物を見つけた。  橙色で何となく気味が悪い。  直径は30センチ程度ある
と思う。 薬になると聞く 霊芝と同じ物なのだろうか。  遊歩道の脇にあり目立つが、採取する人は居ない
様だ。  もう少しこのまま放置すると、茶色のキノコらしい色に変化するのかも知れない。

この周辺は駅前再開発のエリアだろうと思う。  太く枯れた木を伐採して 再開発の準備はしているが
計画は中々決まらない様だ。  切られた株には こんなキノコが生えて 目立つ存在だが 通行人は
誰も目を止めない。  古びた団地群に囲まれて 目立つ猿の腰掛だが、周りの雰囲気には 似合わない様だ。

老人が多く 人口減も有るので、再開発はやり難いだろう。  何もしないと 本来のこの周辺の植生に
戻って行くのかも知れない。 それはどんな物なのか。    
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