3月11日、わたしがいたビルの4階がかすかに揺れました。
「地震だ!」その揺れはいつになく長いものでした。
その時はこれほどの大惨事になるとは、想像もしていませんでした。
帰宅してテレビを見て言葉を失いました。
次々と襲いかかる津波の恐ろしさ。
これがCGであればと何度思ったことか。
次々報道される亡くなった方の数、行方不明の方の数。
被災地でないところに住んでいても打ちひしがれる思いでした。
あれからもう20日も経っています。
いまだに避難所で暮らしておられる方は17万人とか。
その災難に追い打ちをかけるのが、福島第一原発の大事故です。
その規模はスリーマイル島の事故より上の、レベル5といわれています。
あまりにも大きな天災と人災が同時に襲ってきて
毎日がいたたまれなく、落ち着かなく被災された方への思いも
カンパぐらいしか思いつかない状態です。
情報を得ようとほうぼうアクセスしていると
ドイツの気象庁のサイトにあたりました。
そこには福島原発の放射性物質の飛散がシミュレーションされていました。
日本の汚染地の表示は同心円です。
先日遅ればせながら発表されたSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)によると
同心円からはずれた地域でも高濃度の放射性物質が確認されています。
どうして原子力安全委員会はもっとスピーディに大切な情報を発表しないのでしょう。
「無用の心配をかけるから」?それこそ無用というものです。
わたしたちは真実を知りたいのですから。
ドイツ気象庁のサイト
http://www.dwd.de/bvbw/generator/DWDWWW/Content/Oeffentlichkeit/KU/KUPK/Homepage/Aktuelles/Sonderbericht__Bild5,templateId=poster,property=poster.gif
釜石では難を逃れた梅がほころび始めたという記事がありました。
新たなるいのちの芽吹き被災の地 さち