★さちの夢空間

さちの身辺雑記。
ときどき情報の交換も。

北海道の旅⑦旅の終わりに・・・蝦夷家猫八さん

2009-08-30 22:10:53 | 暮らし
北海道の旅もいよいよ最終日。遊んでいると、悲しいかな時間の経つのがとても早い。
これから日本最大の釧路湿原を歩き、塘路からノロッコ号で釧路へ向かう。
 
         釧路湿原         いたるところに生えている巨大蕗

釧路湿原は面積194k㎡、国立公園であると共に、ラムサール条約に登録されていて(1980)希少な動植物や鳥類の宝庫といわれている。
その中の温根内木道をネイチャーガイドさんと共に歩いた。
湿原の林はハンノキが多く、栄養素の少ない湿原で一つの根から何本もの幹を生やし生き残ってきた。

        ミズヒキ                 キンミズヒキ
 
                             ツリフネソウ
 
        ドクゼリ                センダイハギ
 
        タチギボウシ
 
ハンノキの林を過ぎると、ヨシやスゲの生えている湿原へ。爽やかな風にヨシやスゲがさわさわと音を立て、鳥の声がひっきりなしに聞こえる。
私たちのガイドさんは鳥の鳴きまねがとても上手で、湿原に住む鳥の鳴き声を次々に聴かせてくれる。それがまた澄んだ音色でとても美しい。         

「お上手ですねー。玄人はだしですね」
「実は江戸家子猫さんと競演したことがあるんです」
すると夫がすかさず「じゃ、えぞ家猫八さんですね」というと
「そうなんです。芸名は蝦夷家猫八なんです」
「えっ!ほんとに?」一同大笑い。
               
                  ガイドの蝦夷家猫八さん


北海道の旅⑥日本の最東端 納沙布岬

2009-08-29 10:50:12 | 
しっかり汗をかいた後は尾岱沼の旅館で昼食。特産のシマ海老が2尾ついていた。
次は風連湖を通り納沙布岬へ。途中タンチョウの家族にあった。
子どものタンチョウはまだ羽が茶色。ガイドさんいわく「家族のタンチョウにはなかなか会えないんですよ。みなさんはほんとにラッキー」

     四島(しま)のかけはし         
 
このツアーはお土産屋さんへは一軒しか寄らない。それが納沙布岬のお店。
今花咲ガニが旬でその足がたっぷり入った鉄砲汁と、本土では買えない棹前昆布
佃煮がサービスされた。どちらもとても美味しかった。
いろいろお土産を買いたかったが、ワンコを預かってもらっているお宅に花咲ガニを送り、棹前昆布を二袋買うともう集合時間。そそくさとバスに乗り込む。
ツアーは、買い物をさせるようにセッティングされているものが多いが、このツアーはそうではなかった。

今日最後の観光スポットは霧多布湿原。ラムサール条約に登録されている。ここは湿原センターの二階ロビーから望遠鏡で俯瞰して終わり。また遠くにタンチョウを見ることができた。

湿原センターで買った焼き昆布。120円ぐらいと安かったが、カリカリして美味しかった。この旅行で初めて買ったおやつ。

霧多布から厚岸を通って今夜の宿、釧路プリンスホテルに着くころには、日がどっぷりと暮れていた。今日の行程はなんと420キロ。ドライバーさんごくろうさまでした。
釧路市内はちょうどお祭りでホテルからも賑やかなパレードが少し見えたが、二人とも出かける気力も無く、夕食を食べてばたんきゅー。


北海道の旅⑤野付湾クルーズ~トドワラと原生花園を歩く

2009-08-28 11:06:33 | 

今日は私の誕生日。とうとう6○!歳、アラ古希だー。
自分では若いつもりでも、肉体は正直に年齢を自覚させてくれる。
昨年はなんだか忙しくお誕生祝いをしなかった。初めてのことである。
そのせいでもないだろうが、大病をしたので今年はキチンとお祝いした。
といってもお寿司を食べに行っただけだけど。

さて北海道の旅も三日目。
羅臼第一ホテルを8時に出発し尾岱沼(おだいとう)へ。そこから野付湾をクルーズし野付半島へ。野付半島は日本で最長の砂嘴=砂の半島。

アザラシの群れ。ゴマフアザラシらしいがデジカメのズームでは上手く撮れなかった。
  
これからこの橋を渡り原生花園を見ながら小一時間歩く。ご覧のとおり、太陽をさえぎる物は何も無い。

トドワラ。樹齢100年以上のとど松の森林が、海水に浸食されて立ち枯れた。
空の青が美しいだけに、なにかもの悲しい。

    果てしなく広がる砂嘴。  歩くのが苦手な人にはこんな手もある。
 
        チシマフウロ              ノハナショウブ
 
       ナガボノシロワレモコウ          エゾカワラナデシコ
 
         センダイハギ               クサフジ
 
列に遅れまいとシャッターを慌てて押すので、ボケた写真が多い。トホホホ・・。

         ハハコグサ               チシマアザミ         
 
         ハマナス                ハマナスの実
 

ネイチャーガイドさん イケメンの好青年だった。
    


北海道の旅④フレペの滝~知床五湖・そして羅臼へ

2009-08-27 16:24:10 | 
お天気もすっかりよくなり暑くなった。
知床自然センターにバスを停めてフレぺの滝と知床五胡の散策へ。
フレペの滝へは草原を20分ほど歩く、というか徒歩でしか行けない。
振り返ると羅臼岳がくっきり。(右の写真)
 
滝への道は夏の花がいっぱい咲き、ネイチャーガイドさんが案内してくれる。
とても感じのいい人だった。森の中では偶然エゾゼミの羽化に出会った。
        
船から見たフレペの滝(乙女の滝)      草原から(上から)見た滝
  
草原には黄色い花が一面に咲いていた。ハンゴンソウかキオンか。
 
崖の急な斜面で草を食むエゾシカ。滑り落ちないかとひやひやした。
はじめ珍しかったエゾシカもうようよいるとだんだん誰も見なくなる。
エゾシカは雌はメス、雄はオスどうし群れているようだ。
 
立派な角のオス鹿にあった。角は一年ごとに枝分かれするそうでこの鹿は3歳。
 
わたしたちの一行が歩いていたので、親子の鹿が道を挟んで別れ別れになってしまった。お母さん鹿が心配そうに子どものほうを見ている。こどもは人が怖くてお母さんに近づけない。かわいそうにとうとうすくんでしまった。早く一緒になれるように、わたしたちは足早に立ち去った。
 

知床自然センターに戻ってはまなすのソフトクリームに舌つづみ。ずいぶん汗をかいたので美味しかった。
この後は知床五胡のうち一湖と二湖の散策。元気な人は添乗員さんと湖へ。
三湖~五湖はヒグマが現れる危険があるというので立ち入り禁止だった。
暑さでダウンした6人(わたしも)はガイドさんと木道を散策。春は水芭蕉がとてもきれいな湿地である。
    一湖        二湖        整備された木道 

二湖(オホーツク海側)を散策しバスは知床峠を越えて半島を縦断し、今晩の宿のある太平洋側の羅臼へ。雲海の下に羅臼の町はある。
 
見にくい地図だけど。

ずいぶん身体を動かしたので夕食も美味しく頂いて、すぐ眠りに着いた。




http://wan.or.jp/

北海道の旅③地の果て・知床半島をクルーズ

2009-08-25 11:41:09 | 
         今日は知床岬航路(3時間45分)に乗るために7時半集合。
ツアーは、これが苦手なんだ。
それまでに食事を済ませ身支度を整えて・・・。
わたしたちは年齢の割りに「遅寝遅起き」の習慣が身についている。
申し込むとき迷ったのもこの集合時間の早さ。

今朝の川湯温泉は霧に包まれている。この状態が続けば船は出ないそう。
添乗員さん、ガイドさん、ドライバーの方、気を揉んでいるのが気の毒だ。
とりあえずオシンコシンの滝を見学に。ここは「車窓から」の予定だったが
滝の前まで行って見学した。なかなか豪壮な滝だ。
「滝100選」にも選ばれていて、「ファイト一発!」とかいう
製薬会社のCMのロケ地だったとか。 
 

知床クルーズの出発地、ウトロ港に着くころには、霧もすっかり晴れて
夏の日差しが迎えてくれた。オーロラ号は10時出航。

硫黄山。雪渓が残っている。

いたるところに洞穴や滝があり、厳しい自然が作り出した風景が美しい。


 
                     オホーツクの海はどこまでも続く。
 
遠く国後島が見え、知床の再東端まできた。知床岬の白い灯台が見えたところで
船はまたウトロ港へと取って返す。
 
この航路は夏の4ヶ月間だけ運航されしかも一日一便だけ。
お天気が悪いと出航しないので、「まぼろしのクルーズ」といわれている。
船内はこぎれいで、座席もゆったりとしてすわり心地がいい。
甲板へ出るとウインドブレーカーを着てちょうどよい温度。
爽やかな海風に吹かれ、晴天の大海原を航行できてほんとにラッキーだった。
海からの知床半島を堪能した後は、知床の陸路を歩く。


北海道の旅②神の子池~サクラマス滝に挑む

2009-08-22 12:32:49 | 
神の子池は摩周湖(神の湖=カムイトー)の水が地下を通って湧き出ていることから
この名がついたと言われている。
透明度が高く、浅く見えても水深は5メートルある。

 

水温が8℃と低いので50年前の倒木も腐らない。

池の周りで可愛らしい花を見つけた。ヒメユリの一種か?


今日最後の観光スポットはサクラマスの遡上を見にさくらの滝へ。
滝は斜里川にあり、このすぐ上流である。高さは3.5mながら流れは激しい。

落ちても落ちても登ろうとするサクラマス。本能とはいえ健気な姿が胸を打つ。
成功するのは0.03パーセントとか。



どこへ行っても湿度が低く爽やか。本州とは一味違った自然を満喫しながら
今日の宿、川湯温泉に到着したのは5時半、予定より1時間早かった。
川湯温泉は源泉かけ流しの「酸性明礬泉」。酸性が強く殺菌力があるという。
五寸釘を1週間~10日浸しておくと溶けてしまうほど。
肌の弱い人はぴりぴりすると言われていた。
はじめ41℃の湯船につかると肌がちくちく痛み始めた。
慌てて38℃の湯船にかわった。こちらも少し温まってくると
ひりひりしてきた。我慢していたら皮膚が赤くなってきたので
シャワーで流して早々に引き揚げた。残念ながら私には合わないようだ。
夕食は、ツアーなので期待していなかったが毛がにが一匹ついていた。
みんな苦心惨憺しながら黙々と毛がにに挑み何とか食べたが、とても静かな食事風景だった(笑)。
今年の北海道は雨が多かったせいで、蚊が大量に発生しているという。
明日の知床五湖散策では虫除けスプレーがあるとよいというガイドさんの
忠告に従って、町に一軒あるコンビニに出かけた。
時既に遅し。全部(在庫3本)売り切れた後だった。
満月がこうこうと照ってひんやりとした風が心地よかった。

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北海道の旅①釧路~裏摩周湖

2009-08-19 08:59:06 | 
10日ほど前に北海道は知床方面へ旅をした。
夫は仕事で何度も北海道(主に札幌近辺)へ来ているが
わたしはまだ二度目。
とにかく暑さから逃れ涼しいところへ行こうと道東を選んだ。
いまだ梅雨明けも告げられず天気予報は道東も雨ばかり。北海道は梅雨がないはずなのに。
気を揉んでいるうちに出発の日になった。

題して『北海道悠久の秘境浪漫4日間』
夫にとっては初めてのツアーだ。

幸い岐阜は雨も上がり、11時40分中部空港を出発。

12時30分には釧路に到着。気温はなんと30度。
ここで初めてツアーのメンバーと顔合わせ。
夫婦が9組、娘さんと息子さんが付き添っている方があり
総勢20人。80歳と77歳のカップルが最年長で
次が私たち。団塊の世代の方が多いようだ。

釧路空港は台湾からの観光客でごった返していた。

さっそくバスに乗り込み最初の目的地摩周湖へ向かう。
ツアーの良し悪しはガイドさんの人柄に寄るところ大であるが
さいわい、もの柔らかで気の利くソフトな声の方で
初めての道東へのたびに心がはずんだ。
開口一番「みなさんはほんとに運がいい方たちです。
七月の釧路は5日間晴れただけで、ずーっと雨か曇りでした。
今日のようなお天気はほんとに久しぶりです」

裏摩周湖の展望台へは100キロ余り。
牧草地、小麦畑、ジャガイモ畑など広大な空間をひた走る。

北海道へ行ったことのある人が誰も言うように、
一直線の道がどこまでも続き、信号もほとんど無い。

たまに釧路方面へ行く車が3台つながると
「反対車線は渋滞が起きています」とガイドさん。

摩周湖は霧で有名。見えるか見えないかは五分五分とのこと。
 
陽に輝く銀色の湖面がなんとも美しい。    左に摩周岳が見える。
駐車場の周りには花がいっぱい。標高の高いところの花の色はとりわけ美しい。
ルピナス

              エゾノシモツケソウ


次の目的地は「神の子池」。どんな池なのかしら。

2009総選挙 ボートマッチ(VOTE MATCH)

2009-08-15 12:50:01 | 暮らし
衆議院の選挙の公示が近づいた。(18日)
長期にわたった自民党支配の構図が変わりそうな選挙である。
政治は私たちの暮らしに直結している。
どの党が政権を握るかで暮らしの中身も大きく変わる。
その選択の一助になるのがボートマッチ。
試してみたけど、各党の政策もよく分かるしけっこう面白かった。
あなたもいかが?

ボートマッチって何だろう?(毎日のWEBより)
 「ボートマッチ」は英語のvote(投票)とmatch(調和すること)を組み合わせた言葉で、有権者がインターネットのサイト上で選挙の争点に関する質問に答えると、どの政党の主張に近いかを示す仕組みだ。政治参加意識と投票率を高めることが期待され、90年代に欧州で普及した。毎日ボートマッチ(えらぼーと)はその日本版を目指したもので、07年の参院選で初めて実施した。

 欧州のボートマッチは、非政府組織(NGO)や政府機関が各党のマニフェストを分析し、有権者の回答と比較している。しかし日本の場合、マニフェスト通りに政策が実行されているとは言い難い。小泉政権下、05年衆院選で郵政民営化に反対して自民党から追放された議員が、安倍政権ではあっさり復党した。リーダーが代わると選挙の審判を経ずに政策を180度変えることが日本ではよく起きる。党の公約と異なる主張をする候補者も多い。

 そこでえらぼーとでは、毎日新聞が行った全立候補予定者アンケートを比較データに採用した。アンケートは選挙の主な争点を網羅しており、利用者はアンケートに答えることで、争点を知るとともに、政策課題をどう解決すべきか考えることになる。さらに、政党間の主張の違いや、候補者個々の意見も知ることができる。


日本版「ボートマッチ」はあなたの政治的立場や意見に最も近い政党を知ることができる投票支援ツールです。「スタート」をクリックすると、現在の重要な政治的、社会的な争点一つ一つについて、意見を尋ねていきます。

毎日新聞は、有権者が衆院選の各政党候補者の考え方を知るためのサービス「毎日ボートマッチ(えらぼーと)」を、「毎日jp」(http://mainichi.jp/)で提供します(携帯電話は「毎日新聞・スポニチ」サイトで)。
立候補予定者に実施したアンケートと同じ質問に有権者が答えることで、各党・候補者と有権者の回答がどれだけ近いかを数値で示します。これにより、選挙で何が争点になっているかや、その争点に対する各党・候補者の考えを知ることができます。07年の参院選では約40万人が利用し、好評を博しました。今回は、参院選時の利用者の要望を反映し、新たな機能も付け加えました。
質問と提供内容は本紙記者が作成し、片山善博慶応大教授(地方自治、前鳥取県知事)、曽根泰教慶応大教授(政治学)、松本正生埼玉大教授(世論調査)が監修委員としてチェックしました。

 11日までに集まったデータを基に、12日正午からサービスを始めました。奮ってご参加ください。

「毎日ボートマッチ(えらぼーと)」


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