どうしても聴きたくてコンサートに出かけた。
メゾソプラノのチェチーリア・バルトリとチョン・ミョンフンのピアノ伴奏。
超豪華な顔合わせだ。
案の定、安い席は早々に売り切れてしまったので
思い切ってB席をゲット。
AやS席はオペラより高くとても手が出ない。
日本の演奏会はチケットが高すぎるとよく言われるが
ホントにそう思う。
さて当日会場へ行って驚いた。安い席がいっぱい空いている。
なんてこと!
高いチケットを売るためのソールド・アウトだったんだ。
なんてアコギな商法だこと。
しかも安くないB席でも天井桟敷。
ただ舞台からは遠いが真正面なので
音がいいのがせめてもの救い。
が、バルトリが歌いだすと先ほどの腹立ちはどこへやら、
夢見心地に。
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その声は豊かで艶があり、華麗でやさしく
聴くものを包み込む。
表現力の豊かさは、言葉の分からないわたしにも
題名を聞いただけで、こんなことを歌っているに違いない
と思わせてしまう。
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その上超絶技巧のコロラトゥーラ
人間業とは思えないほど。
声域がメゾなのでより深みもある。
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伴奏のミョンフンさんは指揮者としても
ピアニストとしても超一流。
オペラも多く振っているので
アリアの伴奏などオケを聴いているような豊かさだ。
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演奏が終わるとスタンディングオベーション。
それに応えてアンコールを4曲も歌ってくれた。
友人と二人でハイになりっぱなしのまま帰路に着いた。
ここで突然葉牡丹のつぼみです。
記事とは関係ないけどあまり美しかったので。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a1/d40792108abf1e3ca7992b38d1202e10.jpg)