★さちの夢空間

さちの身辺雑記。
ときどき情報の交換も。

検査の結果

2008-11-28 16:33:50 | 暮らし
炎症を抑えるためにセフェム系の抗生剤が数日続いた。
最初のCTで、盲腸と回腸のつながりの部分に
何か腫瘍があるといわれ次々に検査を受けた。
大腸の内視鏡の検査、腸にバリウムを注入して
レントゲンを撮る注腸。
どちらもタイミング悪く発熱中だったので
とてもきつい思いをした。

どちらの検査も通常は、大量の下剤を飲んで
腸を空っぽにしなければならない。
わたしは絶食中だったので、その必要がなかったことは
ラッキーだった。

でも、内視鏡の検査では組織を採ることができず
結論は持ち越し。

特に注腸は胃の検査のように、右に向いたり左に向いたり
斜めになったり、始終動かねばならない。
しかも、30分ぐらいといわれた検査が、検査室の外で
待っていてくれた夫の話では、
ゆうに1時間を超えていたということで
もうへとへとになってしまった。
しかも腫瘍が大きくなって大腸を圧迫しているので
バリウムが届かず、一番情報の欲しい部分が
撮影できなかったと聞いてさらにがっかり。

相変わらずの発熱に抗生剤がカロバペネム系に変えられた。
この抗生剤は、現在使われているものの中で一番強力とのこと。
それでも熱は下がらず、細菌による発熱ではなく、
真菌、結核菌かも知れないと検査をしたがいずれもシロ。

こうなると、炎症の原因はウイルスの可能性が強いが
特定できない。

腹膜炎の原因が分からないまま、
「腫瘍はデータから判断して、残念ながら悪性です。
 とても悪い顔つきをしています(!)
 しかも入院のときより1.5倍になって
 こぶし大です。
 なるべく早く手術をしたほうがいいですね。
 この病院では検査もここまでが限界なので、
大学病院に移りましょう」

主治医はほとんど毎日病室を覗いてくださったが
いつも良い話は聞けなかった。
肉腫だとか悪性リンパ腫だとか、おどろおどろしい名称ばかり。

高熱と寝汗、体重減少、IL2レセプター(悪性リンパ腫のマーカー)が
異常に高いので悪性リンパ腫の可能性が一番高いといわれ
お見舞いに来てくれた友人に、「悪性リンパ腫の分かる本」を
差し入れてもらった。

毎日来てくれる夫は入院10日ともなるとかなりやつれて
友人の中には「あなたも大変だけどご主人のほうは
大丈夫かしら?」と心配かけるほど。

病名を聞いた息子は、東京から、連休に年休を足して数日滞在し
病気に関する情報を、名古屋や京都まで足を伸ばし精力的に収集。

心配をかけている家族や友人に応えるためにも
わたしが気落ちしていては始まらないので、
闘う相手を知るために、差し入れてもらった本を、
座薬で熱が下がっている間に必死で読んだ。


ご無沙汰しました。

2008-11-25 18:26:40 | 暮らし
長らくご無沙汰しました。
実は入院していました。今は、ほとんど良くなり
経過観察の身です。
ここに至るまで、家族がきりきり舞いする事態が
一月あまり続きました。
以下はその顛末です。

一週間前から38.5度から39度以上の熱が続き
おなかが少し痛んでいた。
余り熱が高いので発熱3日目に受診した。
しかし、血液検査の結果CRPも白血球も異常なし。
むやみに解熱しないほうがいいということで
しばらく様子を見ることになった。

そして9月16日、熱が下がらないのと、寝汗がひどく
衰弱してきたので我慢できなくていつもの病院へ行くことにした。
「入院になるのでは」とむしの知らせがあり
ブログを閉じて、入院に必要なものをざっと用意して
受診しCTを撮ると、案の定即入院。
「腹膜炎です。絶食し24時間点滴をします」とのこと。

お産以来40年近く、入院なんてしたことがなかったのに。
とりあえず4人部屋に案内され、点滴が始まった。