![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
のち
今日は10時から12時まで読書会だった。
上野千鶴子さんの「老いる準備」を1章ごと一人、
長いところは二人で担当しレポートする。
今日はその2回目。私の番だ。
自分の好きな章を選べるので、当事者として、迷わず
第5章「ニューシルバーが老いを変える」を選んだ。
さて「ニューシルバー」とは,これから先高齢化する人で
今までのシルバーのイメージを変えていく人々のこと。
そこにはボリュームゾーンとして団塊の世代がはいる。
むかし歳を取れば子どもの世話になって・・・と言う考えが
一般的だった。データによると1962年を境に「頼るつもり」の
答えはどんどん減って、95年には「頼るつもりが無い」が
多数派となった。
<ニューシルバー4つの特徴>
1 ニューシルバーは気分が若い。
2 ニューシルバーには資産がある。
この資産はフローが少なくてもストックがあると言うこと。
バブル期以前に持ち家を取得している。
3 ニューシルバーは家族よりも自分が大事
「自分の教養のためにお金をかけたい」14%から21%へ。
「パソコンやワープロを習う」
「自分専用の電話が欲しい」
「家族と過ごす時間を増やしたい」は19%から16%に
減っている。
4 ニューシルバーは仕事より遊び好き
旅行が好き、アウトドアも好き、登山ですれ違うのは
ほとんど中高年、高齢者劇団、高齢者ロックバンドなど。
「世のため、人のためよりも、自分のために」という
ニューシルバーの姿が見えてくる。
だが、わが身を振り返ってみれば、年金だけに頼れない時代は始まっているし、
フローもどんどん目減りしていく。「高齢者は生活貴族」などといわれて喜んで はいられない。
そこで武蔵野方式が提案される。
これは、資産(土地)を抵当に入れて、生きている間、安心して暮らせるよう
さまざまな介護サービスを提供するリバース・モルゲージ(Reverse Mrtgage)
のシステムを導入したもの。全国的に有名になって、武蔵野方式と呼ばれるよう になった。
わたしの住む自治体にもぜひ採用してもらいたいものだ。
最後にニューシルバー四つの指針
1 わがままに生きよう
2 住み慣れた土地で、親しい仲間たちと一緒に
3 気の合うネットワーク作りを
血縁でも、地縁でもない
選択縁のネットワーク
4 最後は一人と覚悟する
「その最後に「私」を支えてくれるのは配偶者でもなく
家族でもなく、やっぱり友人や仲間。
そのために世代を超えた仲間づくりが必要だろう」
と上野さんは結ぶ。
読書会のあとは恒例のお食事会。
和の創作料理でコースになっていて1570円。
美味しくて安いのでいつも満員。食べているのは全員女性だった(!)。
ニチニチソウ アップにするとまた違った雰囲気だ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/04/f6e89c44d9203174facad9c22bf932d6.jpg)