俳句仲間から吟行に誘われた。
咳が収まらず、息切れもあったが
90歳の男性も一緒だし目的地も近いので
行くことにした。
「チャンスにはためらわない」ことに決めたから。
行き先は美濃赤坂のお茶屋屋敷、牡丹園。
JR東海道線で大垣へ行き、美濃赤坂線に乗り換える。
途中の駅が「荒尾」ただ一つという全長5キロのローカル線。
ホームも東海道本線の一部を削って(!)作ってある。
10分も歩くと、それらしき風情が漂ってきた。
門をくぐるとさわやかな竹林が続く。
若竹の根元には白や淡いピンクの踊子草が群生している。
思わず深呼吸した。
竹林のかたわらにはホダ木が組まれ、りっぱな椎茸ができていた。
このあと大垣で昼食をとり、岐阜の喫茶店で句会をした。
相変わらず俳句は思うようにできず
ヴェテランの句に感心するばかりだった。
いつになったら『読む』(秀句を)から『詠む』(俳句を作る)に
なれるのかしら?