★さちの夢空間

さちの身辺雑記。
ときどき情報の交換も。

小瀬の鵜飼に行ってきました。

2010-10-03 16:19:35 | 
九月の半ばごろ、懇意にしているお蕎麦屋さんのお世話で、関市の小瀬のアユ料理と鵜飼を楽しんできました。

予約したのは鵜の家足立
               正面玄関     杉苔の美しい庭には樹齢400年の満天星が。
 

                    

さっそく「アユ尽くし」をいただく。天然のアユも大きくなっていました。
最後のアユ雑炊は絶品でした。
  

日もだいぶ暮れていよいよ上流へ。

鵜飼が始まるまでまだ時間があるので、おうすを点てていただきました。
お世話してくださった方はいつもお茶道具持参だそうです。
遠くにかがり火を見ながら舟でいただくお茶はまた格別。

あたりが漆黒の闇となり川沿いの山は話し声も聞こえないほどの虫しぐれ。
舞台が整ったところで鵜舟が下ってきました。
 
眼の前で繰り広げられる1300年の歴史のある鵜飼。
鵜が潜っては大きなアユを咥えて水面に上がってきます。その様子を写真に撮るのはとても難しく
私の力量では無理でした。。
 
小瀬の鵜飼は派手な総がらみはありませんが、漆黒の闇の中かがり火だけに照らされて行われる
鵜匠の手綱さばきは見事なものでした。

仕事を終えた鵜は手綱をほどかれ鵜籠の中へ。今夜は今年一番の豊漁で器いっぱいのアユを
見せていただきました。大きなアユばかりです。
小物は鵜たちのチップだということでした。(写真を撮るのを忘れた!)
 
これから鵜の庭で1日1回のお食事です。
 
大きな冷凍のホッケを文字通り鵜呑みにします。
 
おなかもいっぱいになり、しばし羽を乾かす休息タイム。思い思いに好きな場所に陣取ります。
  
力のある鵜ほど高いところを好むのは人間と同じ?
 
東京から駆け付けた息子もともに幽玄の世界に浸り、おなかも心も満足して帰路につきました。
鵜匠さん、船頭さん、鵜さんたちお疲れさまでした。