■2007年 アメリカ 93分
■原題「SAW IV」
■2008.10.10 DVD
■監督 ダーレン・リン・バウズマン
■出演
トビン・ベル(ジグソウ)
スコット・パターソン(ストラム捜査官)
ベッツィ・ラッセル(ジル)
コスタス・マンディロア(ホフマン刑事)
リリク・ベント(リッグ刑事)
アシーナ・カーカニス(ペレーズ捜査官)
《story》
「ジグゾー、死す」
解剖されるジグジーの胃の中から、密封されたマイクロカセットテープが出てくる。ホフマン刑事が呼ばれ再生された。「ゲームは始まったばかりだ」というジグゾーの声。ホフマン刑事とリック刑事が無惨な死体を発見し、アマンダに続く新たなジグゾーの協力者を想像する。帰宅したリックは何者かに襲われ、目覚めたときに浴槽の中にいた。そして、部屋には機械に縛られた女がいた。テレビには失踪した仲間が縛られていた。「救う」とはどういうことか。リックはゲームで試される。仲間を救うために、目の前の人間が死んでいく。一方、ホフマンは、ジグゾーの元妻のリンダの尋問を始める。お腹の子どもが死ぬまでは、ジグゾーも普通の男だった。しかし、彼のゲームは始まった。リックが縛られた仲間を救うために、部屋に行き着いたとき・・・すべてが終わった。
よく考えるものだよ
さまざまな拷問の道具と方法をよく考える者だ。結局、人間はすべて悪だ。殺されて当然、殺して当然。自分を棚の上に置いて、殺される人間と殺す人間を戦わせる。そして、いかにして残酷に苦痛を大きくして殺すか、その方法を練る。殺したくなくても殺させる、非人間的なゲーム。これは戦争だ。権力者がやろうとしていることと同じかもしれない。前作に出ていた人なんて覚えていないから、だれとだれが結びつくのかよくわからないし、ただいかに残酷に殺すかしか見えてこない。
最初の解剖のシーンはすごかった。あんなにリアルに作れるんだと驚いた。実際の解剖もそうなんだろうな。きっと数人で確認しながらするはずだ。いくついもの目でみながらしなければ、密室でいかようにも変えられる。あんなカセットをどうやって胃の中に入れたのか不思議だ。動き出す操り人形もおかしなものだ。一瞬にセットされる拷問道具。いつ誰がどうやって、あんな道具を作りセットできたのか。道具の失敗はないのか。などと映画にケチをつける。できるわけないことをやるから映画はおもしろいのだ。
金閣はだれのものか。そんな疑問がふと浮かぶ。お金を払って金閣を見る。そのお金はだれかのものになるのだろうか。街の収入、国の収入。それとも足利義政の子孫が経営しているの。京都のたくさんの大きな寺。お金をはらって入る。寺は税金免除だとか。どこにお金は行くの。お寺も個人の物なのだろうか。観光地に行くと、それは町や県や国が経営していて、維持資金のために入場料なるものを得ていると思っていたけど、そうではないところがけっこうあるようだ。だれか個人の儲けのために、自然や歴史文化なども使われているのだろうか。お寺って、貧しい庶民のために、心を豊かにさせるためにあるものだと思っていたけど、いばる坊さんが、高価な衣装で高級車に乗って、料亭に・・・。なんて聞くんだけど。ホント?
公式サイト「ソウ4」