■2007年 日本 133分
■2008.10.5 DVD
■監督 原田眞人
■出演
堤真一(中禅寺秋彦=京極堂)
阿部寛(榎木津礼二郎) 椎名桔平(関口巽)
宮迫博之(木場修太郎) 田中麗奈(中禅寺敦子)
黒木瞳(柚木陽子) マギー(鳥口守彦)
堀部圭亮(青木文蔵) 荒川良々(安和寅吉)
笹野高史(今出川欣一) 大森博史(寺田兵衛)
大沢樹生(増岡則之) 右近健一(雨宮典匡)
寺島咲(柚木加菜子) 谷村美月(楠本頼子)
清水美砂(中禅寺千鶴子) 篠原涼子(関口雪絵)
宮藤官九郎(久保竣公) 柄本明(美馬坂幸四郎)
《story》
「箱の中には、何がある?」
1945年戦場で榎木と久保は出会っっていた。戦後7年経ち、連続少女殺人事件は起こった。榎木は、敦子とともに、事件と関わりがあると思われる新興宗教に取材に行く。同じ頃、元女優の柚木から失踪した娘の捜査以来を受ける。ところが、その娘の加菜子が列車に飛び込み重傷になって発見。柚木は、その娘を美馬坂医学教授の研究所へ転院させてしまう。その研究所は崖の上に建つ、箱形の異様な雰囲気の建物だった。箱形の研究所、少女のバラバラ殺人事件、そして怪しげな新興宗教、この3つが結びついていく。戦時中、京極は美馬坂の研究所で仕事をしていた。そして、新興宗教に関わる人物もここにいた。さらに久保も・・・。
ようわからんかった
何となくわかったようなわからんような。これらの事件は、戦時中の怪しげな研究から始まっているのだろう。フランケンシュタインを作りたかったのか。体のパーツを変えられる不死身人間を作りたかったのか。かわいそうなのは手足を奪われた少女たちだ。そう言えば、乙一の「暗黒童話」だったかな。だるまのような人間が出てきたのは。ようわからんかったのでもう一度見てもいいかな。機会があれば。
この三連休は借りた映画ばかり見ている。ホラーものから韓国映画。映画館に行きたいけど気力がない。やらなければ行けないことがあるのに、そこに向かえない。だらだらと映画を見続けている。映画はいいけど、なんだかすっきりしない。東野圭吾の「幻夜」を読み始めた。700ページ以上ある分厚い文庫だ。雰囲気的には「白夜行」と似ていて、落ち着かない。だれかに追われているような、ビクついて辺りをいつも気にしているような、それでいて気怠くてどうでもなれというような、堂々とお日様の下を歩けない気持ちになってしまう。
公式サイト「魍魎の匣」