■2007年 アメリカ 112分
■原題「THE WATER HORSE: LEGEND OF THE DEEP」
■2008.11.15 DVD
■監督 ジェイ・ラッセル
■出演
アレックス・エテル(アンガス・マクマロウ)
エミリー・ワトソン(アン・マクマロウ)
ベン・チャップリン(ルイス・モーブリー)
デヴィッド・モリッシー(ハミルトン大尉)
《story》
「ネス湖に眠った、ひとりぼっちの二人の想い」
「“一枚の写真”に隠された、壮大な感動秘話」
第二次世界大戦の真っ只中、スコットランドのネス湖畔に、いつもひとりぼっちの少年がいた。少年アンガスは、ひたすら戦場に行った父を待っていた。ある時、湖の岩場で奇妙な岩を見つけ家に持ち帰る。その岩は、薄皮がはげるように割れ、中から今まで見たことのない生き物が出てくる。傷の手当てをしたことから、アンガスを親と思いこむ。その生き物に「クルーソー」と名前を付けた。その頃、軍隊がやってきて家に駐留することになった。また下働きとしてルイスが、父親の仕事場に住むことになった。ルイスにクルーソーが見つかってしまうが、秘密を守ると言ってくれ、ケルト人の古い伝説に出てくる「ウォーター・ホース」ではないかと教えてくれた。大きくなったクルーソーをネス湖に放す。時間を見つけては会いに行くアンガス。しかし、クルーソーが目撃されるやいなや大騒ぎとなる。また、軍は敵の潜水艦と間違え発砲を始める。クルーソーを助けるために、背中に乗り、湖からの出口に向かう。
守り神を追い出す人間
昔なら、神秘の湖で神秘の生き物として恐れられ、自然は守られました。ということになるのだろうなあ。今は、攻撃して追い出してしまう。見られたら最後、捕獲され、見せ物として扱われるか、殺されるか。キングコングの悲惨な最期のように。ひっそりの触れあう人間と神秘な生き物の時代は、ずっとずっと大昔。現代にはない。そいうものを信じなくなってしまった。神・・・よりも異次元の世界。
ウォーターホースが守ってきたもの。それは何だったのだろうか。もう守りきれなくなってしまったのか。次は、人間の手で殺されてしまう姿が・・・。
蛇の池、やまたのおろち伝説。伝説は自然を守り、人々の心に戒めを強める。良心を育てる。人の目の届かない所でも、自分を見つめ暴走をくい止める力となる。自然を壊すことは、それらの力を失わせてしまうということ。抑制のきかない心を作り出しているのかもしれない。迷信は、人々の心の暴走をくい止める大きな力があった。確かに迷信によって人々の命が危険にさらされてきたことも事実。いいところも悪いところもあった。けれど、未知なる力として、人々の欲望を抑え、自滅することを押さえる力となることを・・・。ただ、夢を追いかけるという単純なものではなく、自制の力となってほしいと思う。
北東の向き。冷え冷えする部屋。朝、日が差し込むが、昼から全く日が差し込まない。それでも、すぐそばにスーパーがあり、そのスパーの駐車場に車も停めることができた。また、喫茶店も酒屋もあった。何より学校に近かった。それだけでよしとしなければ。以前の下宿は、学校からかなり離れていて、農家の2階だった。8畳で広かったけど、炊事が自由にできない。周りは田畑ばかりで便利が悪い。でも、学校でここを紹介され、月8000円という安さで決めた。学校の周りには、トイレバス付きの豪華なアパートがいっぱい。到底そこには入れない。学校に行けるだけでもうれしいこと。あんなに頭が悪く、おもうように勉強できなかたのに、運良く合格した。ここに来れただけでも幸せなんだと思わなければ。1年目は、この農家の2階で過ごした。隣にもう一部屋あって、2つ上の先輩が生活していた。何学部だったかな。忘れたけど、これが・・・。
公式サイト「ウォーター・ホース」