そよかぜから-映画

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舞妓 Haaaan!!!

2007年08月08日 | コメディ


2007年 日本 120分
2007.8.2 TOHOシネマズ緑井 フリーパス
■監督 水田伸生
■出演
   阿部サダヲ(鬼塚公彦)
   堤真一(内藤貴一郎)
   柴咲コウ(大沢富士子)
   小出早織(駒子)   京野ことみ(小梅)
   酒井若菜(豆福)   キムラ緑子(良江)
   大倉孝二(大下)   生瀬勝久(仙崎部長)
   山田孝之(修学旅行生)
   須賀健太(カメラ小僧)
   Mr.オクレ(老社員)   日村勇紀(カメラ小僧)
   北村一輝(医師)  植木等(斉藤老人)
   木場勝己(玄田=茶屋の下足番)   真矢みき(こまつ)
   吉行和子(さつき=女将)   伊東四朗(鈴木大海=社長)

 《story》

「一見さん、イラッシャイ」

鬼塚公彦は、高校の修学旅行で迷い込んだ花街で、舞妓に親切にされたことをきっかけに舞妓お宅になった。東京の食品会社に勤務する傍ら、舞妓のホームページを開いていた。しかし、実際にお座敷の経験のない公彦は、ホームページ上でバカにされ悔しい思いをしていた。そんなとき、京都への転勤が決まった。恋人の富士子と別れ、喜んで京都に出向いた。しかし、そこはやる気のない職場で、社長に結果を出せば、茶屋に連れていってやると言われ、新しい製品に打ち込む。その商品が大ヒットし、晴れてお茶屋デビューを果たす。初めてのお座敷で、公彦のホームページを荒らした男と会う。公彦はライバル意識を燃やす。この荒らしの男は、内藤貴一郎で駒子に兄であり、プロ野球選手だった。あふれるお金を舞妓を呼んで使っていた。公彦はプロ野球選手に転向する。貴一郎が役者になれば公彦も。貴一郎が市長選挙に出れば公彦も。果たして二人の戦いは・・・隠された秘密がそこに。貴一郎と駒子。公彦を追いかけてきて舞妓になった富士子。その結末は。

 軽快なリズムが心地よい

最初は、「これは何だ。下妻・・」と思った。でも、軽快なリズムだけで、乗りだけで展開しなかった。だからおもしろかった。“舞妓”という職業についても少しはわかった。“一見”という言葉も初めて聞いた。私なんか、今までもこれからも“舞妓”さんには縁がないことでしょう。だからこそ、映画で少しでも見聞を広めることができた。公彦役の阿部サラダ、私にとっては受け入れやすいノリだった。回りの役者達も公彦を中心にしてうまくマッチしていた。題だけ見て、あまりおもしろそうには見えなかったんだけど、見かけで判断したらだめだね。この前に見たのが「孫悟空」だったから、尚更この映画が光って感じられたのかもしれない。
野球から俳優へ、料理人へ、市長へ・・・・アニメコミックのような展開だったけど、この後どうなるのだろうという思いにきちんと答えてくれた。ただ「おもしろく」ではなく、流れの中にそれが意味を持っていた。だからすんなり入ってくるのだと思った。
ただ、現実は厳しいから、あんなにすぐに転職できるわけない。貴一郎を乗り越えたいという公彦の気持ちの一つの表現だろう。柴咲コウの舞妓はあまりよくなかったけど、駒子さんには興味を持った。素顔はどんなのだろうと見たくなった。舞妓ってお面をかぶった人と同じだね。

 公式サイト「舞妓 Haaaan!!!」