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大震災から一週間

2011年03月18日 | 出来事 -

東日本大震災から、ちょうど一週間が過ぎました。

今も、暗く、寒い、被災地の避難所に身を寄せて、
日々の生活に不安を抱える多くの人々が、一日も早く、
元気に暮らせるように、心からお祈りいたします。
また、無念にも命を落とした多くの方々が、心安らかに
旅立たれることを願い、深く哀悼の意を表します。


      


関東近郊での「計画停電」は四月末頃までは続くと思われ、
いろいろな防災用品や、暗闇に乗じた必要品などを揃えて、
急にやってくるであろう「停電」に備えています。

昨夜も、田舎のいとこから連絡があり、「不便はないか」、
「何か送ろうか」と、お見舞いの連絡をもらいましたが・・・
「水とお米と梅干があれば、暮らしていける!大丈夫よ」と
私が応えると、安心したように、笑い声が漏れました。
離れていると、報道される情報だけでは心配になるようで、
同級生などもメールで連絡があり、その返事を見て、すぐに
電話連絡があったり・・・日々、皆さんの心配りに感謝です。
その気持ちだけで、たくさんのエネルギーを頂戴いたしました。
本当に、ありがとうございます。

当地に暮らす私などでも、このような気遣いをいただくので、
被災地で避難する人々は、おそらく大変な生活でしょうし、
個々の皆さんがストレスを抱えているのだと予想がつきます。
くれぐれも心を強く持ち、皆で声を掛け合って、この苦難を
乗り越えてほしいと思います。



ところで・・・話題は変わりますが・・・
世界中の多くの方々のコメントや、寄付に、感動する毎日です。
マリナーズのイチローさんからは、一億円の義援金が送られました。
台湾TV局では救援イベントが二日間開催され、20億円の寄付です。
本当に、たくさんの方が、行動に移してくださり、有難いです。

先月、映画「ヒアアフター」を鑑賞した際は、スマトラでの津波の
映像[2004年]を冒頭で大きく取り上げていたので(CG映像と予想)、
水中に溺れ落ちたヒロインの経験が導入映像として衝撃的でした。
東北の大津波によって、すぐにロードショーは打ち切りになった
ようですが、監督のクリント・イーストウッド氏は、アメリカで
発売開始となったDVD・ブルーレイの収益を日本に寄付しようと、
現在オファーを出しているそうです。 この「ヒアアフター」は、
生と死をあらゆる角度から見つめたヒューマンストーリーでしたが、
人が大切な人を失った時に陥る状態や、自分が死を意識した時の
感覚について、とても考えさせられる映画でした。
「生きる」ということと、「死」に対する観念や姿勢は、人によって
違うものであるために、私は より考えさせられたのだと思います。


日本国内のみならず、海外の方々からも、“気にかけて頂いている”
今回の大震災は、住居や仕事や家財道具などを一瞬の内に全て失い、
多くの被災者の人生を一変しました。それは、とても悲しいことで、
ご本人にとっては不本意なことかもしれませんが・・・いつの日か、
このことを(昔話として)笑って話せる日が来ることを願います。
逞しく、何事にも負けない精神性を育んで、さらに大きく飛躍できる
ように、全国の皆さんもサポートしてくれることでしょう。
子供も、大人も、おじいちゃんやおばあちゃんを気にかけてあげて、
自然とふれあいが重ねていける“心豊かな経験を重ねてほしい”です。
どのような環境にあっても、決してマイナス思考にならず、いつも
ストレートに要望を進言して、より良き環境を構築してほしいです。
希望を失わず、生きぬいていただきたいです。

応援するためにボランティアに携わっている人たちも、命をかけて
「原発」の対処に全力をかけている人々も、素晴らしい信念をもって
頑張っておられます。
大変な中でも、あきらめず、やり続けている事実に頭が下がります。



何があっても、人は「生きていく」ものです・・・よね。
生きていてこそ、あらゆることに対する目覚めがあるのだとも感じ、
この日本の状態を打破する時が、近い将来、訪れることを確信して
やみません。
できれば、病院や、避難所などの困っている人々や、助けを必要と
している人々から、先に配慮して・・・生活の基盤を戻していって
ほしいと思います。



たった一週間が、こんなに長かったとは思いませんでしたが・・・
これからの毎日もまた、様々な調整との闘いなのでしょう。
それでも、皆で、声を掛け合いながら、明るく、前向きに、
この一か月を乗り越えていけたら良いのにと、心から感じます。