「一生一度」の出会い

2015年11月28日 | 自分 -
この時期になると、懐かしく思い出す人が 多くなる。
海外の知人に 「 クリスマスカード 」 を送る時期だからだ と
勝手に想像しているが・・・、 とにかく 
“ 感傷的な感慨 ” が芽生える頃である。


住所がわかる人は問題ないが、実は どこの誰か わからない
「 一期一会 」 のような出会いをした人が 私には たくさんいる。
本当に心からお礼が言いたいと思っても、連絡をとる手段が
みつからない。
そういう人に限って、自分の手元には何も残していないのだ。



たとえば・・・
海外で一人旅の最中に、ご自宅まで あがらせていただき、
お茶を ご馳走してもらったのに、写真もメモも残しておらず、
探す術さえ見つからなかった人・・・。
自分が切羽詰まった状態でトイレを探していたとき、状況を察し、
招き入れてくれた老女だったのだが、とても優しそうな人だった。

英語が通じる人ではなかったが、非常に親切な対応をしてくれ、
「 観光客の人はここにはこない。あなたのような人は珍しい 」 と
それらしき意味のことを伝えてくれて、お茶を出していただいた。

私はひとしきり話し込んだくせに、写真一枚撮影していなかった。

あの時の感情だけが残っていて、強い感謝の気持ち懐かしさ
今でも昨日のことのように思い出される。
それなのに、当人の顔が ぼやっとしていて、覚えていないのだ。
生々しいのは、彼女の 笑顔の柔らかさ と、体つきの雰囲気
そして、受けとった彼女の人間的な印象。
その家の前から繋がって見えていた湖 ( レマン湖 ) も、しっかりと
目に焼き付いているのに・・・。


私は、気ままに、その時の感覚で スケジュールをたてて旅をする。
( 興味の湧いた小道に足を進め、もう少し滞在したいと思ったら 連泊する )
だから、こういうケースの時には・・・ 何も手がかりになるものを
残していないと、どうしようもなくなる。
マーキングしていない猫みたいだ。


お礼を言って お名前を聞いたら、「たいしたことはしていない」という
アクションをして 彼女は教えてくれなかった。
そのため、何度も聞いては失礼だと勝手に思い込み、家を後にした。
そして、その後、二度と訪れることは なかったのだ。

当然ながら、お互い、たいした出会いではなかったかもしれない。
でも、私からしたら、困った状況を助けてくれた人だから 印象深い。
そして、何よりも 彼女の優しさや 柔らかい印象が、恋しい。





今朝早く、親戚から訃報が入った時・・・、偶然なのだけれど、
まさに彼女のことを思い出していた。
だから、余計に、懐かしい感慨に 包まれてしまった。
交友のない親戚よりも、たった一度出会っただけの老女のことが
気になってしまって仕方がなかったのだ。

時間の流れを考えても、今は高齢者になっていることだろう・・・
そんな想いがして、感傷的な気分になったのではないだろうか。

そして、 “ あの老女 ” には 二度と会えないかもしれない と、
そういう “ 確信に似た感情 ” が 私にはある。
だからこそ、複雑な想い と、懐かしい光景 が 交錯するのだと思う。



師走の定番装飾!

2015年11月26日 | ナンセンス -


11月の頭からお目見えしたクリスマスツリーも、
今や違和感がない時期になってきた。

日本人だからどうだとか、宗教がどうだとか・・・
そういう理屈は通用しないほど、日本の町並みは
クリスマス飾り一色だ。


多様性を認められる寛容な民族が、我が日本人。


今年も、慌ただしくなってきた・・・ぞぉ。


ATPファイナル決勝戦

2015年11月23日 | マイブーム -
2015年 ファイナルの決勝戦。

「 心理戦 」 という言葉があてはまるような戦略戦だった。

王者ジョコビッチは、強かった。
フェデラーは巧みだったが、それを100%活かせず、
ジョコビッチの戦略を崩せなかった。
数日前の圧勝が、嘘のような状態に思えるぐらい・・・
ジョコビッチは攻略してきたのだ。

二人の差は、ほんの少しだったと思う。
しかし、その 「 少しの差 」 が勝利に影響を与えるもので、
ジョコビッチとフェデーだからこその闘い!

常にランク一位はベターな環境で試合にのぞめるが、
今年の王者は とても強かった。
しかし、フェデラーの今年もまた 充実した一年で、
グランドスラムでは 優勝できると感じた。
35歳になる来年もまた、彼が活躍してくれることを願う。


爆睡していたのに視聴予約で起こされ、ライブ観戦したが、
本当に素晴らしい試合だった。


ATPツアーファイナル2015

2015年11月20日 | マイブーム -
2015年、 今年の8人。



記念すべき今年の締めくくりをする「ベスト8」!

スーツ姿を比べるなんて申し訳ないが、やっと黒のシューズばかりになり、
目には優しいベスト8の勇姿たちだ。


今年は、ナダルの顔もあり、心に安息感が芽生えた。
やはり私にとっては、二強時代の二人がいないと淋しい。


Aグループは、ジョコビッチと錦織圭の対戦から始まり、
世界ランク一位の王者ジョコビッチの前に、
不甲斐ない結果を出した “ 日本の宝 ” 。

憧れの人:フェデラー戦にて頑張ってくれたのは何よりだが、
全米前後からの流れは、その試合を観ていれば 感じ取れる
錦織圭自身が “ はじき出した結果そのもの ” だ。
何か体調に不安材料があるのかと心配になる。

もし、そうでないのだとしたら・・・
今一度、自分の核になることと、日常の生活を見直して、
ステップアップしてほしいと思う。
上質な選手に成長できるポテンシャルがあるだけに、
私の中では少しばかり期待値が高くなってしまうのだろう。


錦織圭には、さらなる安定を目指して 精進してほしいものだ。

  あくまでも個人的な意見だが、
  “ ぬるい環境 ” に心身を委ねすぎると、
  彼の黄金期がフイになりそうな予感がする。


闘争心が前面に出てこない姿勢では、勝てるはずがない。
それには、理由があるはずだ。
怪我が理由なら仕方ないが、私は そうではないものを感じる。
だから、問題なのでは・・・と密かに思う。
昇り調子にストッパーがかけられてしまっている状態では
頂点を目指せない。
常に、今回のフェデラー戦のような気迫がほしい・・・。


錦織圭の年齢を考えても、今こそ奮起する時期だ。
彼は、日本テニス界の宝なのだから ー 。

今一度、今年の経緯を振り返り、日常生活の主軸を見直し、
来年に向けて新しいスタートを切ってほしい。
「 勝敗が全てではない 」 ということを前提にしても、
もし 彼自身が満足していないのであれば 奮起するべきだ。

良い形で、今年の締めくくりをして、来年は また違った顔を!


プレイヤーには、良い時期も 思うようにならない時期も ある。
それをコントロールしてこそ、素晴らしい充足感が得られるはず!
「 すべてのことに おぼれることなかれ! 」 と 言いたい。






ロジャー・フェデラーのヒゲには、プレーだけじゃなくて、
( 違った意味で ) わくわくしました!
何をしてもスマートに感じるのは、完全に贔屓目デス!


ロジャー・フェデラーが年齢にかかわらず 活躍し続け、
進化し続けられている要因は分からずとも、その現実には
説得力ある。
王者ジョコビッチに圧勝した試合は、彼の見せ場が満載で、
年齢を感じさせない凄さを感じた。
王者の強靭な体力を、技術力が負かしたような印象がした。
フェデラーもまた、王者の称号にふさわしい。



フランス同時多発テロ

2015年11月14日 | 出来事 -
今日は、すごい事件が起こっていた。

パリ市内 中心部の劇場やレストラン、スポーツスタジアムで
同時に 「 テロ 」 が発生!

何の罪もない人々が被害にあって、犠牲になった・・・。
理不尽である。

現在は、フランス全土で非常事態宣言が発令され、パリでは
外出を控えるよう求められているようだ。



フランスでは今年頭にも連続銃撃テロ事件が発生しており、
その後も未遂事件が続き、厳戒態勢が続いていた。

「 非常事態宣言 」 が発令されると、出入国管理も厳しくなり、
安全措置のため、パリ市内の主なエンターテイメント関連施設は
しばらく閉鎖されそうだ。
この時期に、観光に出向いている人々にとては残念なことだが、
命あってのことだから・・・
それにしても、先進国の大都市で、このような事件があると、
日本も他人事ではすまされなくなりそうで、本当に不安である。


政治のことは、「 皆が100%の割合で理解できていない 」と
予想されるだけに、自分たちに置き換えて、防犯対策を怠らず、
安全な環境を保持したいものだ。

自分たちにもできることはあるはずなので、気持ちを引き締め、
フランスの状況を見守りたいものである。



寿司三昧 その醍醐味

2015年11月08日 | 食事 -
時々、しみじみと思う。

「 炭水化物がなんだ!」
「 コレステロールがなんだ!」
「 こんな美味しいものが世の中にあるのに
  食べないなんて、よくないよ!」


     奥には 「 炙りトロ 」 、そして 手前には 「 ボタンエビ 」
   「炙りトロ」は10cmあるのに、それ以上の存在感がある「ボタンエビ」の立派さ!



いつもの寿司屋のカウンター。

この時期には、ボタンエビに卵がついてくる。
エビの頭は 生で食するのが私流で、確認もされず、
焼かれると・・・ちょっとばかり ムッとする。
頭を生で食べれない鮨店ではボタンエビは食べない。

寿司三昧をした日は、なんとなく気分がいい。