神戸の異人館は、20代の頃に行った以来で、
懐かしさを感じる一泊二日の旅になった。
コロナの影響からは完全に脱してはいないとはいえ、
海外の団体客と一緒にめぐる旅になった。
平日に閉鎖している館もあると聞いて、
日曜日に出発して月曜日に帰るというスケジュール、
これは「まぁ正解だった」と思う。
今回は「萌黄の館」に行きたいと思っていたけれど、
希望はかなえられ、気持ちの良い色味を堪能した。
特に雑誌のグラビア等でも見かけるテラスは、
本当にずっと座っていたい感覚になった。
通りの景色も映るガラス窓は年代を感じさせ、
差し込んだ陽の光が最高だった。
神戸の震災に受けた衝撃も記録として残され、
敷地内の雰囲気も良かった。
前回めぐった際には、まず英国館や風見鶏の館など
評判のよい館から入館したことを憶えているが、
その評判とやらも少し変わってきているのか・・・
今回は案内所でまず「萌黄の館」をお勧めいただいた。
坂のスゴイ北野界隈(異人館あたり)は、
本当に身体能力が明暗を分ける感じだった。
息が切れて、足が痛くなって・・・
ちょうど三日目の今日・・・私は筋肉痛に襲われている。
もちろん坂道だけではなく、三宮から元町まで
歩き倒した二日間だったから、当然のことだ。
一緒に歩いた友人の万歩計は1万歩以上だったらしく
久しぶりに「歩いたなあ」という印象だった。
日頃の運動不足を感じることとなった。
(現在は車移動の日々だから、ダメだよね。)
でも、近いうちに再び行ってみたい。
記憶が鮮明な内に、もう一度そぞろ歩きしてみたい。
館に入るだけではなく、あの景色とあの空間で
ぼ~~~とする時間を過ごしてみたいのだ。
一緒に行った友人は、「次どこ行く?」というタイプで
なんとなくペースが想像と違って忙しかったから。
私はやはり、その空間にゆらりゆらりとただよって
のんびりしたいタイプ。
だから、昔から一人旅を欲するのだと改めて感じた。
中華街の食べ歩きも「良き良き!」。
神戸は、総合的に判断しても、
私が好きな街。
すべての要素が凝縮してるのも大好きだなと思った。