錦糸公園の桜を見てきました。いつもは桜祭りの提灯が飾り付けられるのですが、今年は間に合わなかったようです。錦糸公園、いまは墨田区立となっていますが1923年に発生した関東大震災によって壊滅的な被害を受けた東京の復興事業の一環として隅田公園(台東区、墨田区)、浜町公園(中央区)と並んで計画されたものです。当地は元々は帝国陸軍の糧秣厰倉庫でありましたが公園として整備され、1928年7月に開園されました。戦時中は空襲からの避難所としての役割や戦災で命を落とした人たちの仮埋葬所としても利用されていました。1945年3月の東京大空襲では、1万余の遺体が当公園に仮埋葬されたと言われています。戦後は人々の憩いの場として使われるようになり、次第に体育館や噴水池などが整備されてきました。再整備される前の公園の桜風景です。
公園の北側には隣接して長く精工舎(SEIKO)の工場がありましたが、再開発によりオフィスや飲食店などが入った商業施設「オリナス」が2006年にオープンしました。錦糸公園もそれにあわせて再整備されています。桜の間からツリーがよく見えます。手前右側のビルがオリナスのオフィス棟です。
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