『ナガサキの空』
畑島喜久生・著/江崎充隆(えさきみつたか)・絵/
らくだ出版1986年
表紙がによせて。 下「」引用。
「写生する私の手許を、ささくれた瓦礫の間を、五月にしてうそ寒い夕風が吹きぬけて行った。-この年から五年、この地から北36粁の地点で、私は閃光を見たのだ-
あの日の阿鼻地獄を見下ろしていた天主堂の廃墟の柱は、何事もなかった様に、夕空に屹立していた。」
絵がありますが、文字が多い本です。
絵は単色です。
目次
1 浦上の丘で 3
2 午前十一時二分 8
3 十五歳の軍国少年 13
4 米と爆弾 20
5 生きるための道 32
6 長与国民学校の仮避難所で 40
7 よみがえっていく命 60
8 敗戦国日本 71
9 玄界灘で 91
あとがき 105
夏。40年ぶりに長崎に帰郷。
青銅の像をみる。
「なんとやさしい顔をした神様!」
そして、天主堂へ。
「あの聖女像が立っている! 生きている! それも指先をなくして!」
大好きだった聖女像……。
そして、長崎の被爆したころの記憶がよみがえっていきます。
流動食、ハエ……。
困難な生活。
それでも、日々生きる力が……。
著者は小学校の先生。
この本が出されたとき、「国際平和年」。下「」引用。
「この本は、平和への祈りの本、「国際平和年」をみのらせるための実行の本!」
と書かれています。
また、世紀もかわったことですから、国際平和年もいいのではないでしょうか?
たとえば、国際平和基礎年とか……。
もくじ
畑島喜久生・著/江崎充隆(えさきみつたか)・絵/
らくだ出版1986年
表紙がによせて。 下「」引用。
「写生する私の手許を、ささくれた瓦礫の間を、五月にしてうそ寒い夕風が吹きぬけて行った。-この年から五年、この地から北36粁の地点で、私は閃光を見たのだ-
あの日の阿鼻地獄を見下ろしていた天主堂の廃墟の柱は、何事もなかった様に、夕空に屹立していた。」
絵がありますが、文字が多い本です。
絵は単色です。
目次
1 浦上の丘で 3
2 午前十一時二分 8
3 十五歳の軍国少年 13
4 米と爆弾 20
5 生きるための道 32
6 長与国民学校の仮避難所で 40
7 よみがえっていく命 60
8 敗戦国日本 71
9 玄界灘で 91
あとがき 105
夏。40年ぶりに長崎に帰郷。
青銅の像をみる。
「なんとやさしい顔をした神様!」
そして、天主堂へ。
「あの聖女像が立っている! 生きている! それも指先をなくして!」
大好きだった聖女像……。
そして、長崎の被爆したころの記憶がよみがえっていきます。
流動食、ハエ……。
困難な生活。
それでも、日々生きる力が……。
著者は小学校の先生。
この本が出されたとき、「国際平和年」。下「」引用。
「この本は、平和への祈りの本、「国際平和年」をみのらせるための実行の本!」
と書かれています。
また、世紀もかわったことですから、国際平和年もいいのではないでしょうか?
たとえば、国際平和基礎年とか……。
もくじ