◇地域主導の配給は全国初
水戸藩開藩400周年を記念した映画「桜田門外ノ変」(佐藤純彌監督)の企画発表会見が1日、水戸市三の丸の弘道館で行われ、主要キャストに大沢たかおさんや北大路欣也さんらを起用すると明らかにした。邦画界では久々となる総制作費約10億円の大型時代劇で、撮影はすべて県内で行われる。東映配給で来秋以降に公開される予定。市民団体の発案による「地域主導型」の企画で、こうした作品が映画配給大手で全国公開される例は過去にないという。
地元市民団体が約3年前から構想を温め、行政や製作会社との交渉にあたってきた。製作が具体化した昨年夏には「映画化支援の会」を発足。ロケ地提案のほか、市民の関心を高めようと幕末の水戸藩に関する史跡めぐりや講演会など多くの催しを企画した。同会事務局長の三上靖彦さん=水戸市=は会見で「多くの人が郷土を見直し、素晴らしい茨城をつくるきっかけにしてほしい」と語った。
また、「敦煌」や「男たちの大和/YAMATO」などで知られる佐藤監督は「僕にとって初めての時代劇。映画を作ろうとする水戸の人たちの郷土愛に動かされた。期待に沿えるものをつくりたい」と抱負を述べた。
製作費は東映、製作委員会、県民や地元企業が3分の1ずつ負担するという。支援の会が同市の千波湖畔に約2億円をかけた桜田門のオープンセットを建設し、ロケ終了後に内部を展示館に模様替えして入場料収入を得る考えだ。
鑑賞券も兼ねた映画製作協力券を2000円で販売するほか、1600人のエキストラを募るなど、資金・製作両面で県民に全面的な協力を呼びかける。エキストラだけでなく、地元でオーディションを開き、重要なシーンに登場する役者を30人程度募集する。
「お葬式」「家族ゲーム」など名作を手がけたプロデューサーの岡田裕さんも会見に同席し「地域主導で全国200館以上で封切りされる映画づくりは初めて。日本映画界に新しい方向を出せる」と強調した。
10/2 毎日新聞
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水戸藩開藩400周年を記念した映画「桜田門外ノ変」(佐藤純彌監督)の企画発表会見が1日、水戸市三の丸の弘道館で行われ、主要キャストに大沢たかおさんや北大路欣也さんらを起用すると明らかにした。邦画界では久々となる総制作費約10億円の大型時代劇で、撮影はすべて県内で行われる。東映配給で来秋以降に公開される予定。市民団体の発案による「地域主導型」の企画で、こうした作品が映画配給大手で全国公開される例は過去にないという。
地元市民団体が約3年前から構想を温め、行政や製作会社との交渉にあたってきた。製作が具体化した昨年夏には「映画化支援の会」を発足。ロケ地提案のほか、市民の関心を高めようと幕末の水戸藩に関する史跡めぐりや講演会など多くの催しを企画した。同会事務局長の三上靖彦さん=水戸市=は会見で「多くの人が郷土を見直し、素晴らしい茨城をつくるきっかけにしてほしい」と語った。
また、「敦煌」や「男たちの大和/YAMATO」などで知られる佐藤監督は「僕にとって初めての時代劇。映画を作ろうとする水戸の人たちの郷土愛に動かされた。期待に沿えるものをつくりたい」と抱負を述べた。
製作費は東映、製作委員会、県民や地元企業が3分の1ずつ負担するという。支援の会が同市の千波湖畔に約2億円をかけた桜田門のオープンセットを建設し、ロケ終了後に内部を展示館に模様替えして入場料収入を得る考えだ。
鑑賞券も兼ねた映画製作協力券を2000円で販売するほか、1600人のエキストラを募るなど、資金・製作両面で県民に全面的な協力を呼びかける。エキストラだけでなく、地元でオーディションを開き、重要なシーンに登場する役者を30人程度募集する。
「お葬式」「家族ゲーム」など名作を手がけたプロデューサーの岡田裕さんも会見に同席し「地域主導で全国200館以上で封切りされる映画づくりは初めて。日本映画界に新しい方向を出せる」と強調した。
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