大阪龍馬会

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半平太と以蔵命日 功績もっと知って

2011-05-18 00:01:00 | 龍馬ニュース
◇土佐勤王党150年

 幕末の土佐勤王党を率いた武市半平太(1829~65)と、「人斬り以蔵」の異名で知られる岡田以蔵(1838~65)の命日にあたる11日、高知市内のそれぞれの墓所で墓前祭が営まれた。今年は勤王党結成150年の節目。参列者らは「明治維新を成し遂げた志士らの志を継ぎ、激動する日本を再生させたい」と思いを新たにした。

 ◆ひ孫「志伝える」
 武市半平太の墓所がある高知市仁井田の瑞山神社と、隣接する瑞山記念館で開かれた墓前祭には、子孫や住民ら約150人が参列。墓前祭に先立ち、今年3月に展示室などが新しくなった同館の落成式が開かれた。館は1965年に地元の有志で建てたが、老朽化し、県や市などの補助を受けて住民らが改装。蒲原淳館長は「多くの方の支援で改装できた。武市の功績をもっと伝えていきたい」と意気込んだ。
 羽織はかま姿で半平太にふんした同市菜園場町の剣詩舞家林霊山さん(67)らが、詩吟で辞世の句を詠み、生前の活躍をしのぶギター演奏もあった。
 武市のひ孫にあたる東京都西東京市の橋田忠明さん(70)は「地元の人が今も武市の遺徳を伝えてくれ、ありがたい。これからも武市の志を伝えていきたい」と話していた。

 ◆墓前で講演も
 岡田以蔵の墓がある高知市薊野北町の真宗寺山では、以蔵を顕彰する住民らでつくる「薊野コミュニティ計画推進市民会議」(西森一郎代表)が、昨年に続いて2回目の命日祭を催し、約40人のファンらが悲運の剣士に思いをはせた。
 時折雨が強く降る中、墓前には供え物や献花があふれ、参列者が順に手を合わせた。今年は追悼行事として、県立坂本龍馬記念館の三浦夏樹学芸員が、以蔵と土佐勤王党との関わりや人柄について墓前で講演。三浦学芸員が「『人斬り』のイメージが強く、土佐勤王党では損な役回りだったが、信念を貫く人物だったのではないか」と語ると、うなずく人もいた。
 県の観光PRにあたる「土佐おもてなし勤王党」で以蔵にふんしている南国市十市の柴田恵介さん(26)は「怖いと思われがちだが、ロマンがあって優しい一面もあると思う。以蔵の功績を観光客にも伝えていきたい」と話していた。

5/12 読売新聞


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