大阪龍馬会

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幕末の歴史1冊に 下田開国博物館が刊行

2007-08-20 11:31:21 | 幕末ニュース
「幕末開港の町 下田」を掲げる尾形参与と芳野館長=下田市の下田開国博物館
 下田市の下田開国博物館(芳野才利館長)が開館20周年記念事業として編集作業に取り組んでいた「幕末開港の町 下田」(A5判、299ページ)がこのほどまとまり、20日から同市内の書店で販売を開始する。江戸時代末期の日本史を彩った下田ゆかりの人物や逸話が分かりやすく紹介されている。
 郷土史家で同館の相談役を務める肥田実さん(83)=同市在住=が執筆した著作の一部を抜粋した本で、芳野館長と尾形征己同館参与が編集した。日米関係の扉を開いたペリーや米国総領事として下田に赴任したハリスをはじめ、商業写真の祖とされる下岡蓮杖、吉田松陰、唐人お吉などをテーマにした36編を掲載している。
 肥田さん自身は約5年前から体調の関係で執筆活動から離れ、主に後進の指導にあたっている。尾形参与は「日露開国の歴史やカメラに関する史実など、肥田さんが重要視している話題も多く取り上げた」と特徴を説明し、芳野館長は「下田の歴史を地元市民など多くの人に再認識してもらえたら」と期待している。
 販売価格は1冊1790円。問い合わせは同館[電0558(23)2500]へ。
静岡新聞 08/19