葬祭業コンサルティング日記

船井総合研究所において、葬祭業を専門にコンサルティングを行っている前田亮の気付きやマーケティングに関することを発信

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拡大するシニアマーケットをどう取り込むか

2010-10-20 14:51:35 | マーケティング
船井総研では、仏壇店向けの経営研究会も行っています。
全国各地から、勉強好きな経営者様が集まって議論を交わします。

そんな中で、ある方から一つの問題提起がありました。

「2025年には死亡者数自体が少なくなっていく。その中で、仏壇店としてどのような形を作っていけばいいのか。」

確かに、仏壇業界は衰退産業です。
仏壇保有率は75%を超えると言われています。

同じように墓石にしてもこれから小さくなっていくでしょう。

これは葬儀業界も同じことです。
件数は確かに多くなる可能性はありますが、単価の減少でマーケットは縮小していく可能性はあります。

そのままにしておけば、業績は厳しくなるしかなくなるのでしょう。

では、どのような方向がよいのか。

船井総研では、売上を次のような方程式で考えています。

売上=MS(国民一人当たりの年間消費額)×商圏人口×シェア

つまり、売上を上げるには3つのどこかの要素を高めることが必要になるということです。

シェアは最大100%、限界もありますし、ある程度高いところまで行けば、そこから先の成長は難しいでしょう。

商圏人口の拡大は、出店もしくはインターネットの活用という話になります。

そしてMSの拡大というのが、違う業種を付加するという考え方です。

葬儀社を中心に考えれば、仏壇、墓石は考えやすいところでしょう。
ただし、どちらも衰退業種であることを考えると、もっと広く考えていく必要があります。

「フューネラル」の枠から「シニア」の枠へ。

シニアにとって役立つ会社作り

がひとつの理想像だと私は考えています。
すぐに手をつけて出来ることではないので、そのビジョンをまずは作り上げることが第一歩だとは思いますが、どんな道のりを描くかは常に考えておかないといけませんね。


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