葬祭業コンサルティング日記

船井総合研究所において、葬祭業を専門にコンサルティングを行っている前田亮の気付きやマーケティングに関することを発信

禁止メッセージを多用しない

2012-08-07 15:19:27 | マーケティング
先日の休みの際に家族でアミューズメント施設に行きました。
普段は家にいることが少ないので、こういったときはフルで子供と遊びます。
本当に子供の体力はすごいですね。

さて、そんな子供と2人でゴーカートに乗ろうと列を待っている際のことです。
列には全て私と同じような親子が並んでいます。

そんな中スタッフさんから

「そこのフェンスには乗らないでね」
「そのボードは触らないでね」
「そのポールには足を乗っけないでね」
「列の前を空けないでね」

と、まぁクチを開けば子供を注意する言葉ばかりが聞こえてきました。


気持ちはわからなくはありません。
確かに子供がそういったところで遊んで、何かあったら大変ですし、
子供(特に小さい子)が多いとスムーズに回転させるのも楽ではないでしょう。

そのスタッフさんは物凄く真面目な人だと思います。

ただ・・・やはり聞いていると気分が良くないのです。


そこから発せられる言葉全てが「禁止」される言葉なので、聞いていて気持ちよくありません。

やはり「禁止メッセージ」は、接客の現場においては要注意です。


「トイレは汚さないで使ってください」と書いてあると余計汚くなり、
「いつもきれいにご利用頂きありがとうございます」と書いてあると清潔感が維持されやすいという話もあります。

これは上記のような心理なのでしょう。
禁止されることでちょっと嫌な気持ちになり、余計汚くしてしまう。


もちろん禁止をしなければならないこともあると思いますが、
ド直球の禁止メッセージは避けたほうが良さそうですね。

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2 コメント

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上から目線 (アーリー社長)
2012-08-10 07:15:38
禁止メッセージって、
拒絶の意思表示と上から目線を感じます。

何か冷たい、コナセバいいというお役所仕事的な、
と言うとお役所に怒られちゃうか・・・。

確かに本人は、事故を起さないように、スムーズに運営したいが為で悪気はないのかもしれませんが、

自己都合、会社都合、流れ作業的、
先日当社でも、社内のある張り紙について同様な注意をしたばかり、仕事のホントに気を使わなければならない事が見えていない。

自分が顧客の立場だったら
一番コンプレ入れそうな感じの人が、

立場が逆になった自分の仕事の場合には、
自己防衛本能が働き、ミスしたくない、突っ込まれたくないという危機管理意識からか、

逆にこれ見たらお客さんがどう感じるかを感じて仕事していない。

難しいね。
返信する
本当にそうですね。 (前田)
2012-08-15 09:28:25
顧客目線の難しさを本当に感じます。

禁止メッセージはやりがちですし、やりたくなる気持ちもわからなくもないです。

ただ改めて自分が受けてとなると気分が良くない。

結局のところ、日々の生活の中でどれだけ自分がいろんな購買経験をしているのか、それが大きな違いになるような気がします。
返信する

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