葬祭業コンサルティング日記

船井総合研究所において、葬祭業を専門にコンサルティングを行っている前田亮の気付きやマーケティングに関することを発信

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子供のことを考えるセミナー

2008-09-29 17:17:43 | Weblog
先日、実家である静岡に出張の機会があり、久しぶりに家に泊まりました。

その際に、父親からある書類を見せられました。
それは、父親が加入している生命保険や火災保険などの証書でした。
それらを確認しながら、どこにまとめておくからといったことを教えてくれました。

突然だったので驚いたのですが、聞いてみると会社を通して受講した「ライフプランセミナー」がきっかけだったようです。

「子供のことを考えたら・・・・」そう思って、書類をすべて集め、整理したのだそうです。

「葬祭セミナー」というものはよく見かけるのですが、「子供に伝えなければならないこと」ということをテーマにしたセミナーはあまり見かけないように思います。

葬祭業というと、亡くなった方をお見送りする際の仕事がほとんどです。
ですが、先に述べたようなこと、「残されたもののためにできること」を伝えていくことも、葬祭業を営む中で必要なことなのではないかと感じました。

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事業承継に関すること

2008-09-25 16:40:41 | Weblog
事業承継に関するお悩み、最近耳にすることが多くなってきました。

これまで様々な業界に携わってきましたが、葬儀業界ではこの悩みをもたれている方が特に多いように思います。

私が考える理由のひとつに、葬儀の変化があるのではないかと思っています。

葬儀のあり方がこの10年くらいで大きく変わっていると感じている方は多いのではないでしょうか。しかし、あり方が変わっているのにやり方が変わらないということも多く見られます。

「(10年前までは)こうすればうまくいった!!」と主張する先代のもしくは現社長と「それでは今の時代駄目だ!」と危機意識を持つ後継者側、そのような対立も多く見られます。

それがスムーズな継承の邪魔になってしまっていると。非常に残念なことです。

私から見れば、どちらの言い分も正しいのです。ただ時代が違うことをお互いが理解しあい、お互いに認め合えばこれほどうまく行くことはないのに・・・と感じてしまうのです。

確かに事業承継をスムーズに行うということは難しいことです。

それをスムーズにやるためにはコツ、というかポイントがあるのです。

今回事業承継をスムーズに行われてきた仏壇店の社長との対談CDを販売することになりました。予定時期は10月上旬です。

少しでも多くの方に聞いてもらいたいと5,250円と安価のものになっています。

このブログをご覧になられている方のところにもご案内が届くかもしれません。
地域限定でご送付するので、もしかしたらご覧になられない方もいるかもしれません。

もしほしいという方がいらっしゃれば、このブログを通じてのメールでも結構です。お気軽にご連絡下さいませ。
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危機管理の時代

2008-09-22 16:21:01 | Weblog
少し前になりますが、今月京都で「出棺の様子などが克明に見え、日常生活や宗教的感情の平穏が侵害された」などとして、会館のフェンスのかさ上げと20万円の損害賠償が葬儀会館に命じられました。

このニュースを新幹線の中で見たのですが、この問題にはすぐに取り組まなければならないなと思いました。

というのも、マクドナルドの店長の残業代請求に関する裁判で、店長側が勝訴して以降、いろんなところでこの残業代問題が発生しています。

もちろん未払いということはよくありません。適切に対応することは必要です。
ただ、残業代に関する正しいルールができていなかったために、本来払う必要がなかったようなものまで支払わなければならないという問題が発生してしまっているのです。

ですから、私のお付合い先でも、マクドナルド裁判以降に危機管理レベルを高めた会社は多くあります。

今回のフェンスの事件も同様のことなのだと思います。
この裁判の結果を見て、同じようなクレームが発生していくことは多く考えられることです。

いわれてからではなく、いわれる前に対応しておく。
予め対応をしっかりとしておくことで、結果的にコスト削減等につながるのだと思います。
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祭壇ではお金を取れなくなる時代。

2008-09-12 01:06:53 | Weblog
祭壇ではお金を取れなくなる時代、そういう時代がもうすぐそこにあると思います。

これまではお客様よりも圧倒的に葬儀社側に情報が偏っていた、だからこそ葬儀社主導ですべてのことが運びました。

しかし、市場はもうすぐ成熟しつつあります。

そうなるとお客様が葬儀のことを知り始めます。実際に様々なメディアでも取り上げられるようになっており、消費者のところへ情報がいきやすくなっています。

そうなった際に、やはりお客様にとっては”祭壇の大きさ”で値段が10万、20万、そして50万円変わってくるのはやはり不思議なのです。

実際にこの疑問は、私も葬儀のコンサルティングに携わり始めた当初に感じたことでした。それでもまだその時代は祭壇の違いでお金が取れていました。

しかし、すでにそれが難しくなってきている現状があります。

それに気付いている葬儀社は、新しい道に既に取り組み始めています。

オリジナル、料理、花、それらがキーワードです。それらを通じて、お客様に価値を提供し、料金も頂戴しています。

逆に、これらの取り組みに取り残されてしまうと、これから安定して売上を上げることは難しくなってしまうのではないかと思っています。
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