葬祭業コンサルティング日記

船井総合研究所において、葬祭業を専門にコンサルティングを行っている前田亮の気付きやマーケティングに関することを発信

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新規参入のお話

2010-12-28 22:09:21 | 経営
今日のご支援が今年最後の支援となりました。
明日からは来年に向けての準備の時間です。

私のご支援している業種は、葬祭業とゴルフ練習場。
どちらも365日ほぼ休みなしで動いている会社ばかりです。
少しだけお休みをいただくのがとても申し訳なくなってしまいます。


さて、この12月。バタバタといろんな動きがありました。
特徴的だったのは、新規参入のご相談が3件ほどあったこと。

3社様とも、違う業種からの参入です。

その中で今の業界の現状をできるだけお伝えさせていただきました。


どの方も「単に儲かりそう」というスタンスではないことがとても印象的でした。
地域密着というテーマは、マーケットサイズの付加といった戦略的な選択、
様々な理由での参入検討でしたが、やり方次第ではチャンスはあるなぁと思っています。

それにしても、イオンの動きや11月にニュースになったファミリーマートの影響というのは小さくないですね。

やはり相談される方たちは、そういった情報はしっかりと掴んでいます。

うかうかしていると、あっという間にシェアを奪われかねない、そんな時代になってきました。



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最高の接客とは?

2010-12-27 19:00:34 | マーケティング
昨日ご支援先のお客様と熊本に飲みに行きました。

2件目に足を運んだショットバー、とてもよかったです。
許可を頂いたのでご紹介を。

Bar Dommes 2nd http://ikkoublog.blog88.fc2.com/

久しぶりに飲んでいて楽しいお店でした。
これまでバーなどに足を運ぶことがあっても、バーテンさんとの会話はほとんどありませんでした。あまり得意ではなかったからです。

ただ、この日、ここのマスターとはよく話をしました。楽しかったです。


マスターはお酒を出してくれるときに、必ず「うんちく」をくれます。

「このお酒は、○○という地域で作られたお酒で、この地域のお酒の特徴は・・・・」
「このお酒は一般的には出回っていないお酒で、それはなぜかというと・・・」

のような一言、二言が同じ一杯の価値を上げてくれます。

お酒自体は同じですが、この一言を聞くだけでおいしくなりますし、他の人にも自慢にもなる。男心をくすぐる一言です。

こういった「価値」をどんどん提供してくれるので、やはりそのことに関していろいろと聞きたくなります。

聞けばもっともっといろんなお話が出てくる、それで自然と会話が増える。
やはり会話が増えると楽しいものです。


そんなマスターと話をしていて感じたこと。
これは接客において一番大事なことなのだろうと感じました。

それは、「この人は本当にお酒が好きなんだ」ということ。

マスターが話してくれる「うんちく」。
これはテクニック的に覚えることも可能です。

しかしマスターを見ていると、それはテクニックではないことがわかりました。
本当に好きだからこそ、知っているものであるし、むしろ好きなことだから「伝えたい」。

そんな想いが伝わってきました。
これが接客の原点なのだと思います。

どんなにすばらしいといわれる接客も、この心がなければダメでしょう。
逆にちょっと基本ができていなくても、この心が強烈であればお客様は喜んでくれるのだと思います。

皆さんは、自分の疲れている仕事に、自信を持って「好き」と言えるでしょうか?





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目標設定はしていますか?

2010-12-24 13:25:16 | 経営
さて、残すところ2010年もあと1週間ばかり。
皆様は2011年度の目標を立てておりますでしょうか。

目標を立てる際には、私は2つのことに気をつけています。
1つ目が具体性を持たせること。

例えば昨日は、ご支援先でこんなことがありました。
この会社は3つの会館を持っています。

来年どのくらいを目標に設定しましょうか?
「ざっくりと1日1件!」

まぁ、それはそれで良いと思います。
しかし大事なことは、A、B、Cのそれぞれの会館でどれだけの施行を目指すかということです。

それは、会社としての力の入れ具合を決めるためです。
例えば、A、B、Cそれぞれ120%を目標!とした場合、それぞれの会館で今年よりも20%は力を入れて、いろんな取組をしていかなければならないということです。

同じことをしていれば同じ数字、もしくは下がるしかありません。

目標を決めることでどれだけ力を入れなければならないかが決まります。


2つ目に気をつけるところは、ここにもつながってくるのですが、
「行動目標」を作ること。

施行件数はあくまで結果であり、それだけ作ってもまさに絵に描いた餅です。
それをする為に、具体的に何をするか。
行動の目標を立てる。

そして、いろんな活動の中で改善していくのは、数字という結果ではなく、行動です。
改善していくためには計画が必要なのです。

まだ、来年の目標が立っていない方、ぜひ残りの1週間で立ててみてください。





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大手チェーン店から学ぶこと

2010-12-21 09:15:51 | その他
とうとうドコモ、ギャラクシーを購入しました。
使い勝手はまだいまいちわかりませんが、今のところ活躍している感じです。

探せばもっと便利なアプリもあるのだろうと今からワクワクです。


さて、先日は大学時代の友人たちとの忘年会がありました。
大人数であったこともあり、また友人の一人が大手チェーンに勤めていることもあり、
そのお店にての予約。

実は大手チェーンの居酒屋さんには久しぶりに行きました。

毎日経営者の方とお食事をしていると、大体、皆様行きつけのお店があるので、そちらにいきます。

会社のメンバーと飲みに行くときも、このような仕事をしているせいか、

「何か面白いお店」

という観点でお店探しをするので、どうしても小さなお店のようなところに行きがちだったりします。


それで久しぶりに足を運んだのですが、たまには行くべきだなとおもいました。

チェーン店の取組は、店舗数も多いですし、消費者に与える影響も大きいのだと思います。

料理のレベルやボリュームからしたら、やはり価格分の価値は高いです。
従業員さんのサービスもしっかりしていますし、様々なイベントも用意しています。

こういったところでのレベルが価格分の価値の基準になるはずです。

食事に限らず、このお店で使った以上の金額を使うものには、これ以上のサービスや商品の品質が求められます。


当たり前のことだけでは、価値にならない時代なのですね。
つくづく感じました。


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苦手なことに力を注がない

2010-12-17 16:26:02 | 経営
昨年は一昨年売上対比150%、しかし今年の売上は昨年とほぼ同等の会社があります。

ただし、直近の数字は昨対割れ、少し不調といった具合でした。


ここ2、3ヶ月、その会社にお伺いしていて気になっていたことがありました。
どうもトップが疲れている。元気がない。

元気だけはどんなときでもあったこのトップ。
先月まではたまたま私がいく日の直前に仕事が重なるなどで、睡眠時間が減っているということが原因なのかと思っていました。

しかし、先日お邪魔してみて理由がわかりました。

この方は、とても勉強好きな方なので、様々な勉強会によく参加します。

実はある勉強会で出た課題にここ数ヶ月取り組んでおり、それが原因でした。

内容が悪いというわけではありません。
ただ、私から見て明らかにその方の苦手分野であったことは間違いありません。

苦手なことだけども、やらなきゃいけないからがんばってやっている。

その状態が、心身共に疲労を作っていたのです。


私の場合、コンサルティングはお客様を見ながら行っています。
業績アップの形に決まったものはないので、その会社、もっと言えばその経営者が得意なことになるべく時間を注げるようなことを提案しています。

人に与えられた24時間は変わりません。
その中でどうやって効果的に時間を使うかが大事です。

やらなければいけないことがあるのはもちろんなのですが、
あえて苦手なことに力を注いでしまうのは、できるだけ避けたほうが良いかと思います。


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会社が弱くなってしまう気配を感じるとき

2010-12-16 16:42:37 | 経営
いろんな会社にお邪魔していると、売上が落ちてしまう気配を感じる時があります。

それは、『できていたことができなくなっている時』です。

特に売上が好調なときほど、こういった状況が会社にあると危険を感じます。

掃除であったり、挨拶であったり、数字の整理であったり。
できなくなっているもののほとんどは基本的なことばかりです。

いわゆる慣れから怠慢に変わり、そしてやらなくなる。

結果としてそれがお客様にも出始めてしまうから、当然満足度も下がる。
そして売上が下がる。

こういった循環です。

私のご支援先でずっと業績を伸ばしている会社があります。

その社長が言うことがあります。

「うちの強みは一度やり始めたことをやめないこと。これまでやめたことはペット葬儀だけです。」と力強くいいます。


やり始めたことをやめなければ、会社としては良いものがつみ上がっていくだけなので業績が下がるはずがありません。

皆様の会社で、いつの間にかにやらなくなっていたことはないでしょうか?

思い当たることが多い会社様は要注意です。


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好調か!?仏壇店経営

2010-12-14 16:37:26 | 経営
ご支援先とお打ち合わせをしている際に、取引先の仏壇やさんが年末の挨拶ということで来ていました。

その話が隣で聞こえていたのですが、どうやら今年は調子がよかったという様子。
そして先日ご紹介した仏壇店さんも調子が良いのは言うまでもなく、実は最近お会いした大手の仏壇店の店長さんもそのようなことを言っていました。

特にこの大手仏壇店では、チラシなどの広告宣伝費は落としているとのこと。
それでも調子はよさそうでした。

もちろん単価の下落傾向はあるといいますが。

ここで感じることが2つ。

1つ目は、今こそ広告宣伝に積極性が必要ではないかということ。
状況を聞いている限りでは、市場は今動いているような印象があります。
その中で広告宣伝もしていない大手に行くというのは、まさに一番店メリットでしょう。

どこに行ったらいいかわからないから、とりあえず大手に行く。

であれば、その客層にアプローチしない限り自社に引き入れることも難しいでしょう。

そして2つ目は、品揃えの問題。
客数は増えているけれども、客単価は下がっている。
ボリュームゾーンが変わっているので、当然店内の品揃えも変えていかなければならないと思います。

弊社は様々な業界のコンサルティングをしていますが、オートビジネスチームでも未使用車を豊富に品揃えた低価格帯の店舗が業績を伸ばした実績があります。

仏壇店でも低価格帯の専門特化型店舗、そんなものもあっても良いのではないかと、最近ふと感じています。





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2011年の準備はできていますか?

2010-12-13 16:27:52 | 経営
2010年も残すところ、あと半月になりました。
皆様のところでは、2011年のテーマは決まっていますでしょうか?

今、あるお付き合い先で徹底的に現状分析を行っています。
社内ヒアリングから始まり、財務の分析、売上の分析、市場の分析、そして競合店の調査
にいたるまで、内部環境、外部環境の分析を行い、来期に何をすべきかを決めています。

売上を上げるのか、それとも会社を強くするのか

そんなテーマでもやるべきことは大きく変わります。

船井総研の考え方は、短所是正ではなく長所伸展なので、課題を羅列し、それを解決するということだけをやることはありません。

もちろん、最低限の短所は是正しますが。

今の時流、これはもちろんその業界だけではなく、世の中全体の時流を捉えた上でやるべきことを決める。

気付いたら時既に遅しでは、やはり遅いのです。

今からでも遅くはないと思います。
もし来年のテーマが決まっていなければ、ぜひ決めることをオススメします。

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コンセプトを決めること

2010-12-11 23:03:13 | 経営
昨日はゴルフ練習場様のご支援に行ってきました。

ゴルフ練習場の業界も今年はとても厳しい状況を迎えています。
ワールドカップなどの影響や夏場の猛暑、そして若干のゴルフブームの陰り・・・

そういったことが影響し、10~20%の市場が縮小している現状です。

そんな中でお邪魔した昨日のご支援先ですが、減少幅は他社に比べれば小さい状況です。

何が違うか。
細かいところを言えば様々ありますが、一番の理由は圧倒的なファン客が多いことでしょう。

はっきりいってこの練習場の取り組みは、「練習場」らしくありません。
いろんな手間をかけて、お客様向けの様々な取り組みを行います。

そしてその取り組みを通じて、会社の想いをお客様に伝えています。


毎年12月には、翌年のコンセプトを決めます。
来年は会社として何を伝えるのか。


1月にそれがオープンになるので、詳しくは書くことができませんが、
今回決めたコンセプトも練習場らしくありません。

しかし、これを決めたことで社長はとてもテンションが上がりました。
その後には、それをお客様に伝えていく企画がどんどん出てきました。


コンセプトを決めると、やることが明確になるので企画も出てきやすいものです。
いろんなイベントでも、お客様の心に残るのは最後の「ちょっとした工夫」だったりします。

その「ちょっとした工夫」がコンセプトという軸があると出てきやすいのですね。

来年がまた楽しみになりました。


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繁盛仏壇店から学ぶこと

2010-12-09 09:35:38 | その他
先日、お客様8名と繁盛仏壇店の視察を行いました。
その店舗について、メンバーもブログを書いているのでこちらをご覧ください。

「船井総研発 生花店経営コンサルティングブログ」
http://ameblo.jp/takuji-mitsuda/

このブログにも書いてあるように、品揃えにも大きな特徴があり、その結果
仏壇店としては脅威のレジ通過客数18000人/年を達成しているのでしょう。

その中でも私が社長のお話をお伺いして感じたことは、会社として行っていることは
「店作り」ではなく「人づくり」であると感じた店です。

小売店では品揃えをはじめ、店舗レイアウト、POPの作成、そして接客などと売上に影響を及ぼす多くの要素があると思います。

しかし、社長は「どんな店を作るか」のお話はほとんどなく、「どんな人を育てるのか」ということに徹底的に意識を向けていました。

確かにどのお店の店長もすばらしい方ばかりでした。

最近は、私も業績を伸ばしている葬儀社様の経営者とお話させていただく機会があります。
そういった経営者の方とお話をしていても感じるのが、どうやって件数を伸ばすかというよりもどうやって社員に気持ちよく仕事をしてもらうかを考えている方が多いように感じてます。

もはやこれも時流なのかもしれません。

「人財育成」それ自体は昔からある重要な要素ですが、そのウェイトが高まっているような気がします。

皆様の会社ではいかがでしょうか?


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