CBRで風になる~♪

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ASUS T100TA を3ヶ月ほど使ってみて

2014年02月28日 | ノートパソコン
晴れ

ご無沙汰しています。何かと忙しくブログを1ヶ月ほど放置していましたが元気に過ごしています。
今日は本当に暖かく良い一日でしたね。週末が今日のような天候だったら良かったのに雨みたいですね。
先週末は凄く寒かったし、中々バイクに乗る事ができず、ショボーンとしています (´・ω・`)ウーン

という訳で、今回のブログの内容もPC関連のお話しになります。
以前、Windows8.1タブレットを購入し 速報レビュー を書きましたが、使い始めてから3ヶ月経ち、思った
よりも使い心地が良く、すっかり仕事のお伴に定着したので、その Windows8.1タブレットの可用性と
ストレージ周りの性能について、もう少し詳細に記述して行きたいと思います。

まずは再確認として愛用している Windows8.1タブレットの外観とスペックを以下に記します。



 ・端末名: ASUS T100TA-DK564G
  ・SOC : AtomZ3740(4core 1.33GHz/1.86GHz:intel HD graphics)
  ・MEM : 2GB(LPDDR3-1066)※増設不可
  ・eMMC : 64GB ※増設不可
  ・HDD : 500GB ※キーボード部内臓HDDを 256GBのSSD(Plextor PX-256M5P)に交換
  ・液晶 : 10.1インチ 1366x768dpi IPSパネル、5点マルチタッチに対応
  ・端子 : microSDXC(64GB SDXCカード増設)、microHDMI、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック
        USB3.0x1 ※キーボード部
  ・LAN : 無線LANのみ IEEE802.11a/b/g/n
  ・OS  : Windows8.1 32bit版

やはりネックなのは 2GB のメモリと 64GB と少ないメインストレージ(eMMC)です。
メインストレージに関しては、リカバリー用の回復パーティションに 8GBも取られているので、それを
解放する事で、かなりの空き容量を確保する事ができました。

ディスク管理画面から直接パーティションを解放する事ができなかったので、以下のサイトを参考に
使用可能エリアを増やしました。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/1month-kouza/20140227_637198.html

フリーエリアが 26GB→34GBになったので暫くは問題なさそうです。

この64GBメインストレージと、増設した 64GB class10 のSDXCカードおよび、キーボードに内臓した
256GBのSSD、それぞれの転送速度を CrystalDiskMark で測定してみました。

1.メインストレージ ※ 64GB eMMC

 

 シーケンシャルリードはHDDと殆ど変わらず、シーケンシャルライトはHDDの半分ほどの速度です。
 ランダムリード・ライト共にHDDより高速なので、OSやアプリの起動はHDD機より速く感じます。
 電源を入れてから十数秒で Windows8.1 が起動します。
 SSDより遅いのはeMMCなので仕方がないところです。

2.拡張ストレージ ※ 64GB class10 SDXC(30MB/s品)

 

 リード・ライトとも本来の性能を発揮できていません。かなり遅いです。
 23MB/s辺りに壁がある様なので、USB2.0で接続されているものと考えられます。
 そのため SDXCカードについては、高価で高速な製品を購入しても宝の持ち腐れになりそうです。
 私はキーボードドックを外しても使いたいデータ(音楽など)置き場として使用しています。

3.キーボード内臓ストレージ ※ 500GB HDD を 256GB SSD(Plextor PX-256M5P)に換装

 

 リード・ライトともに本来の性能の半分ほどの速度に留まっていますが、十分高速です。
 230MB/s辺りに壁があり、キーボードドックにUSB3.0のコネクタがある事からキーボード内臓
 ディスクもUSB3.0で接続されているものと考えられます。SSDに換装した事により付属のHDDより
 高速かつ省エネになっています。

 私は大きな容量を必要とする仮想環境のイメージや動画置き場として使用しています。

次にWindows8.1タブレットの速度を、6年前のデスクトップPC(BTO製品)と比較してみます。

  ・CPU : Core2Duo E4500(2core 2.20GHz)
  ・MEM : 2GB(DDR2-533 1GBx2)
  ・VGA : Intel 945G Express Chipset
  ・HDD : 320GB ※3.5inch SATA2
  ・液晶 : 19インチ 1280x1024dpi TNパネル
  ・LAN : 100BaseTX 有線LAN接続
  ・OS  : WindowsVista Home Premium sp2 32bit版

1.Core2Duo E4500 機
 

2.T100TA-DK564G ※Windows8.1タブレット
 

T100TAの方が、2コア多く(4コア)でメインストレージにeMMCを使っているとはいえ、GDIのスコア以外
6年前のデスクトップPCに圧勝しています。道理で快適な訳です。

メモリ使用量を多く取れないため、多少遅いと感じますが、Virtualbox4.3.x(仮想環境)上で
Ubuntu12.04LTS や Genymotionも動作するため、電池持ちが良い事もあり、外出用のサブ機として
十分魅力的な製品だと言えます。

今現在 T100TA-DK564Gは品薄なため、最安値は定価の 54,800円ですが、私が昨年末にAmazonで
購入した時の価格は 49,813円だったので、品薄が解消され値段が下がってきたら買っても損はない
代物だと思います。

ASUS T100TA シリーズのご購入は、こちらから
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ASIC Quality

2014年02月02日 | デスクトップパソコン
のち

昨日は良いお天気でしたが、豊橋校で代講のお仕事(片道2時間は辛いです)…
今日は昨日からの雨で路面が残念な事になっているので、バイクはお預けです orz

ということで、今回のネタもPC関連のお話しになります。
題材はグラフィックスボード(グラボ)の「ASIC Quality」(ASIC)について取り上げていきます。
ASIC Quality とは昨年の春先から 2ch で話題になっているグラボの品質指標です。

昔と比べるとグラフィック描画用のLSIは巨大化しており、何十億ものトランジスタを一つの
チップに搭載し集積回路(ASIC)を形成しています。そのためシリコン・ウェハから作り出される
LSIは集積回路が大きくなるほど品質にバラつきが生じます。

もちろん製品化に問題のないチップがグラボに搭載され発売されいているのですが、そのLSIの
品質により動作周波数や電圧が設定されている様です。その指標といえるのが ASIC の値です。

NVIDIAのグラボの場合 Geforce GTX4xx以降の製品、AMDの場合はRADEON HD7xxx以降の製品の
ASIC値を GPU-Z を使って確認する事が可能です。

下図のように GPU-Z を起動後、左上のGPUのマークをクリックして「Read ASIC quality」を
クリックすると、そのグラボの品質指標とも言える ASIC の値が%表記で表示されます。





この ASIC の値が大きいほど、より低電圧および高クロックで動作する、当たり品のようです。
先日購入した 玄人志向 OEM GALAXY製 Geforece GTX770oc 4GB版の値は83.3%でした。

ASIC値の目安は以下の通りです。最大値は100%を超える事もあるようで50%切る製品は今のところ
報告に上がっていません。

 ・100%+ …大当たり
 ・81~99%…当たり
 ・76~80%…標準
 ・50~75%…はずれ(汗)




上の図は製品として出回っているグラボの ASIC の比率をグラフで表したものです。
では ASICが低かったら何か問題があるかと言われると、メーカーが保証しているので定格動作では
何ら問題はありません。

ただしASICが低い(はずれ品)場合、定格動作で高負荷時に当り品より電圧が高くなるように設定
されている場合があります。逆に当り品の場合、耐久性が高いためメーカーの保証は無くなりますが
より高いクロックで動作させられる可能性があります。

私の購入した GTX770oc は一応、当り品だったので良しとしたいと思います。
結果を恐れないのであれば GPU-Z で ASIC 値を確認して自分のグラボの傾向を確認してみてください。

追記:2017.5.11

GTX1070でASIC値を確認しようとしたのですが…サポートしてないよと言われてしまいました。

 

2chなどで調べたところ、GPU-ZでGTX10xxシリーズはASIC値の取得ができないようです。残念 (´・ω・`)
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