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学習用プログラミング言語 SCRATCH 3.0 のご紹介

2018年07月30日 | デスクトップパソコン
ご無沙汰しています。
今回の題材は教育機関で広く使われている、SCRATCH の次期バージョンについて書いていきます。

SCRATCH とはコードの代わりにブロックを使用し、それを積み上げてプログラムを組むビジュアルプログラミング言語です。子供でも簡単に扱えるよう難しい命令を使わず直感的にプログラミングを学べます。
プログラム言語としてみた場合、制約が多く本格的なプログラミングには向きませんが、簡単なゲームなら作成できます。以前、SCRATCH2.0について記事を書いていますので、詳しくは コチラ を参照ください。

SCRATCH3.0 の正式リリースは 2018年1月2日を予定しています。
英語版のプロトタイプは昨年、日本語のプロトタイプは今年の4月にアップされています。正式販のリリースまでこれだけ余裕を持たせているのは、各教育機関が教材を完成させるのを待っているかのようです。

SCRATCH3.0 プロトタイプの HP は コチラ

では、SCRATCH3.0になって何が大きく変わったかというと、今まで Adobe Flash 上で動作していたものが HTML5(CSS、JavaScript)上で動作するようになります。これは Adobe Flash に対応していなかった、i pad や Android のブラウザ上でも動作する事を意味します。

試しに i Pad pro の Safari・Chrome ブラウザで動作確認をしてみたところ、動作が少し重くメニューバーの表示が若干壊れていましたが、それ以外特に問題なく動作しました。この辺りは正式リリース版で改善されることを望みます。またPCのオンライン版では IE 以外のブラウザで動作することを確認しました。


※このイメージは、PCのFirefoxブラウザ上で動作させているスナップショットです。

GUIも画面レイアウトが見直され、デザインも今どきのポップなイメージに変更されました。
その他、SCRATCH2.0 の上位互換となっているので、今まで作った作品を SCRATCH3.0 で動作させることが可能です。SCRATCH2.0 で作成したプログラムは無駄になりません。


※このイメージは、PCのFirefoxブラウザ上で動作させているスナップショットです。

SCRATCH3.0 の完成度は高いのですが、まだプロトタイプなので、作品をオンライン上に保存したり共有することができません。この辺りは正式リリースを待つしかなさそうです。

以上、駆け足で SCRATCH3.0 を紹介してきましたが、タブレットやスマホ(画面が小さいのでキビシイかも)などでも動作するので、PCを持っていない子供たちにもマインクラフトのように爆発的に普及する事が考えられます。

自分が子供の頃(1980年代)はマイコンブームで、BASIC でプログラムを組み遊んでいました。
その頃は 月間マイコン、I/O、ASCII や BASICマガジン などの雑誌が情報源だったのですが、それがインターネットに変わったと考えると、SCRATCHの普及は1980年代のマイコンブームの再来のように感じます。

プログラミングを知らない大人でも、下のような書籍を読めば覚える事ができるので、是非、子供たちと一緒にプログラミングを楽しんでいただければ…と思います。

できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch プログラミング入門
Scratch プログラミング入門
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