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PCIe接続のSSD Intel750 をメインストレージに

2015年06月06日 | デスクトップパソコン
晴れ

先日、注文してあったPCIexに接続する400GBのSSD(Intel750:SSDPEDMW400G401)が届き、システムの入れ替えが終わったので、その性能と気になるところをレビューします。

まずは外見を…ローブロファイルに対応した普通のPCIexpress x4(Gen3.0)の拡張ボードです。

 

Intel750を搭載するにあたり、久しぶりにメインPCの側面を外して見たところ、内部は埃で凄い事になっていました。まずは掃除ですね(汗)。キレイにした後、グラボ(msi GeforceGTX970)の2つ下のPCIex16のスロットにIntel750装着しました。写真だと凄く分かり辛いですね (〃゜д゜;A アセアセ・・・

 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

X79は一世代前のハイエンド製品なのでレーン数が40と多く(Z97は16)拡張ボードを複数枚挿す際に、スロット位置取りや残りのレーン数を気にしなくて良いのは助かります。

今回、初のPCIexのSSDという事で、既存のシステムディスク(Crucial SSD MX100 512GB)からの移行に苦労するだろうと思っていましたが…思っていた以上にシステムディスクのクローンの作成に手間取り苦しめられました orz

システムディスクの入れ替えに伴い苦労した内容と解決方法を箇条書きで記します。

1.acronis true image で Intel750を認識せず
いつもの様に「acronis true image」でシステムディスクをバックアップした後、それをIntel750に書き戻そうとしたのですが、起動ディスク(CD-R)によるシステム起動時に、Intel750を認識せず、いきなり躓きました。acronis true image2014・2015共に認識しなかったので詰んだ感じです。
※ 追記:2016.4.10
最新の acronis true image WD をダウンロード&インストールした後、起動ディスクを作成し再度動作確認してみました。起動ディスクによるシステム起動時でもIntel750を認識するようになっていました。リカバリーする必要がないので正常に動作するか試していませんが取り合えずバックアップを取って置きました。


2.EaseUS Todo Backup Free でクローンに失敗
次にディスクコピーのフリーソフトで定評のある「EaseUS Todo Backup Free」を使ってみました。Windows8.1を起動している状態で、そのシステムディスクのクローンを作成(MX100→Intel750)しようとしたところ、システムドライブのコピーに入ったところで「セクターの書き込みに失敗しました」というポップアップが表示されクローンの作成に失敗しました。
めげずに「セクタバイセクタ方式クローン」にチェックを入れ再実行したところ、エラーを回避しシステムディスクのクローン作成に成功しました。UEFIで起動ディスクをIntel750に設定し直し再起動。正常にWindows8.1が起動する事を確認しました。OSのクリーンインストールにならずに済んでホントに良かったです。

3.本来の性能を発揮せず
システムディスクのクローンが上手く行ったので、早速「CrystalDiskMark4.0.3」でSSDの速度を計測して見ました。その結果を見るとシーケンシャルリードは750MB/s程と公表値の2,200MB/sには程遠く、本来の性能を発揮できていない様子でした。
その原因をネットでググったところ、どうやらこのSSD、Intel純正のNVMe対応ドライバを適用しないと性能を発揮できないとの事…そこでIntelサイトからNVMe対応ドライバをダウンロードしインストールして見ました。
結果、シーケンシャルリードは1,900MB/sを超え公表値には及ばない物の十分納得のできるスコアを叩き出しました。

システムを入れ替える前(MX100:512GB)と後(Intel750:400GB)のスコアは次の通りです。

 

エクスペリエンスインデックス値も、とうとう9点台に突入しました。

 

ベンチのスコアとアプリの起動速度は前とは比べものにならず、爆速ですが…気になる点が3つあります。

1.コールドブートが遅くなった

システム起動時にハードウェアチェック(POST)に時間が掛かり、起動時間が以前のシステムより5秒以上、余分に掛かる様になりました。シャットダウンせずにスリープで運用すれば問題無さそうです。

2.HDDのアクセスランプが光らない
マザーのUEFIが正式にNVMeに対応していないためか、Intel750へのアクセス時にアクセスランプが光りません。今のところIntel750にアクセスしているか如何かはタスクモニターなどで確認するしか無さそうです。

3.CrystalDiskInfoでIntel750を認識しない
CrystalDiskInfoを使えなくてもSSDの状態はIntel純正の「Intel SSD Toolbox」で確認できます。しかし市販のツールやユーティリティーでIntel750を認識しない事が多く不便を感じます。

 

最後に…今回は何度もシステムディスクのバックアップやクローンを繰り返す事になったため、あっという間に時が過ぎ、システムの移行にかなりの時間を費やしました。Intel750は発売から2ヶ月程しか経っておらずレビューも少ないので正直、初心者にはお勧めできません。

私は押し出されたSSD(MX100)を仮想イメージ置き場にする事で仮想環境の操作も快適になるなど、システムディスクを速くするという目的以外の副産物も得られたので結果Intel750を導入して正解でした♪

追記:2015.10.3

PCIexをGen3.0にするなど、システムの最適化を測ったところ、公称値に近い値を叩き出しました。

 

後は、システムのバックアップが取れれば、言う事無しなのですが…

※追記 2016.2.1
Intel750を半年使ってみて改善された点などをアップしました。よければ合わせてご覧ください。

PCIe接続のSSD Intel750 のその後

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