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ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity を冷やす Ver 2.0

2024年08月20日 | デスクトップパソコン
4月のブログ でグラボ(ZOTAC GAMING GeForce RTX3080)のサーマルパッドを交換し、その効果を記事にしたのですが、PCが設置されている部屋のエアコンの調子が悪く使えないため(室温31℃)グラボの温度も急上昇!Power Limit をかけないとホットスポットの温度が100℃を超えるようになりました。

前回測定したのは肌寒い4月の上旬…
しかも天気が悪く室温は15℃を少し上回る程度だったので今回との温度差は+15℃ それに応じてPCパーツの温度も上がるため何らかの熱対策が必要となりました。

また CPUもRyzen9 3900x から Ryzen9 5950x にアップグレードしたことにより消費電力が上がっているため気温以上にグラボの温度も上昇しているのだと考えられます。アツアツです。

CPUのようにグラボも電圧を下げて対処したいのですが、MSI AfterBurner では電圧を上げることはできても下げることができません。そこで考え付いたのが PowerLimit を下げ動作クロックを上げる方法です。

そうすることで PowerLimitで性能低下する分を補おうという考えです。
ただ色々と設定をいじって試したところ グラボのクロックは +100MHz以上を設定しても 高付加時は100MHz以上に上がらないということが分かりました。

今回は FFIX 黄金のレガシー ベンチマークを用いワットパフォーマンスがよく ホットスポットが 95℃を超えない設定を模索しました。


 PowerLimit 100% GPUファンスピード 100%




GPUの温度は80℃、ホットスポットは100℃超え
ファンは爆音(3,146 RPM)で常用は難しいと感じました。
消費電力は驚異の 323.93w を記録…恐ろしい


 PowerLimit 90% GPUファンスピード 90%




GPUの温度は77℃、ホットスポットは100℃弱
ファンの風切り音はやはり煩く(3,110 RPM)で常用は厳しいと感じました。
消費電力は 298.41w とフルパワーよりはマシな感じ
スコアは若干下がりましたが誤差レベルで電力は 35w下がりました。


 PowerLimit 80% GPUファンスピード 83%




GPUの温度は75℃、ホットスポットは97℃
ファンは煩いと感じるレベル(2,457 RPM)ですがギリ常用できそう
消費電力は 271.58w とかなり消費電力が下がってきました。
スコアが 10,700を切りましたが極端な性能低下は起こっていません


 PowerLimit 70% GPUファンスピード Auto(70%以上)
 GPU +100Mz VRAM +200MHz




GPUの温度は70℃、ホットスポットは 95℃以下
ファンの音は気にはなります(2,235 RPM)が常用可能だと感じました。
消費電力は 240.80w フルパワーから 85w近く下がりました。
スコアはPowerLimit 80%と誤差レベル


 PowerLimit 70% GPUファンスピード Auto(70%以上)




GPUの温度は71℃、ホットスポットは95℃以下
ファンの音は気にはなります(2,235 RPM)が常用可能だと感じました。
消費電力は233.63w PowerLimit 70%でオーバークロックした時より7w下がりましたが…
それ以上にベンチマークのスコアが低下しました。


 PowerLimit 65% GPUファンスピード Auto(70%以下)
 GPU +100Mz VRAM +200MHz




GPUの温度は 72℃、ホットスポットは 90℃以上
ファンの音はあまり気にならず(1,734 RPM)常用可能だと感じました。
GPU温度が少し高めなのは AUTO設定でファンのスピードが抑えられたためです。
消費電力は227.18w PowerLimit 70%の時より6w下がりましたが…
その分ベンチマークのスコアが低下しました。


 まとめ


ここまでの内容をグラフにまとめてみました。
PowerLimit 65%+ と 70%+ はオーバークロックした状態(GPU +100MHz:VRAM +200MHz)で計測しています。またベンチマークはスコアの差が小さいので、10,000ポイント以上の値をグラフ化しています。



消費電力は フルパワーから PowerLimit 70%+ まで順当に下がり 70%以下になると電力低下が鈍化します。

ベンチマーク中 GPUの動作クロックを見ていたのですが、電力低下と共にクロックも低下していることが見て取れました。フルパワーでは1,815MHz以上 だったクロックが PowerLimit 65%+ では 1,560HMzまで落ちました。

ただ不思議なのは FFIXベンチマークのスコアの差は 1%程度しかありません。
今 遊んでいる PSO2ngs では PowerLimit 65%+ に設定するとフルパワー時より 10fps以上フレームレートが落ち込みます。ゲームによっては今回の FFIXベンチより大きな差が出ることが予測されます。

今回の検証で一番ワットパフォーマンスが良かったのは PowerLimit 70%+ と言えそうです。



上図のように AfterBurner で PowerLimit 70%+ を設定しゲーム(PSO2ngs)をプレイしてみましたが、4K解像度でも高いパフォーマンスを維持しつつ電力を 85w削減してファンの音も静かになる。まさにいい所取りができました。

これから夏も終わり涼しくなっていくので…
その時が来たら容赦なく RTX3080 をフルパワーで使いたい倒しますw

年末から来年の年始に駆け RTX5080 が発売されるとのことですが高いだろうな…
余裕で20万円超えてきそう。その時に見切り品で RTX4080 Super や RTX4070Ti Superが安く売り出されたら買うことにしよう。
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