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Socket AM4 最強CPU Ryzen9 5950x を購入(後編)

2024年06月15日 | デスクトップパソコン
後編では Ryzen9 5950x が使い物になるようになったので…
UEFI(以下 BIOSと呼称)でCPUの電圧やメモリ速度など各種設定を詰めて、ベンチをとったり実ゲームで体感できたことを書いていきます。

まずはCMOSクリアしてBIOSの初期値を確認



CPUの電圧…たっか! 1.472v って
ハズレCPUでもBIOSを安定起動させるためなのか…
それにしても電圧盛り過ぎです。

BIOSを初期化すると何故か無効化される SVM を enable に変更し再起動したところ電圧周りは触っていないのにCPUの電圧が 1.42v に下がりました。交換したCPUに最適化されたのでしょうか…謎です。それでも、まだ高い。


 BIOSの設定 ※CPUとメモリ周り


CPUは長持ちさせたいので Vcore は1.4vを切りたい、でも高クロックで動作させたい。DRAMは劣化しづらいので寿命を気にせずできるだけ高周波数で動かしたい…というわけで BIOSを以下のように設定しました。

・CPU:Vcoreを -0.0625 オフセットし PBO2(自動オーバークロック )を有効化
・メモリ:DDR4-2400(CL 17-17-18-40 1T 1.20v)16GBx2枚のメモリを
   3200MHz(CL 18-20-20-42 1T 1.30v)へオーバークロック



この設定で Windows11が正常に起動し各種ベンチマークが完走することを確認しました。

CPUの電圧はこれ以上オフセット値をマイナスにすると動作はするのですがベンチマークのスコアが下がります。電圧低下と共に高負荷時の動作クロック下がるのでマザーボードが自動調整しているようです。

手動で1コアずつ限界を探りながら倍率を設定すれば最適化できるのですが面倒なのでそこまではやりません。DRAMは 3200MHz CL値 18-20-20-42 1T でド安定、CPUを交換してから落ちていないので、このままの設定で問題なさそうです。





Ryzen9 5950x に換装後いくつかベンチマークを試しましたが…型落ちCPUのため沢山ののレビューが上がっているので、ここでは軽く紹介するだけに留めします。このブログでは Ryzen9 3900x(以下 3900xと記述) から Ryzen9 5950x(以下 5950xと記述)に乗り換えたことで、どのような恩恵に預かれたかにフォーカスを絞ってレビューします。

AM5 に乗り換えず AM4 のままで良かったのか、やはり最新の AM5 に乗り換えた方がよかったのか、そこがキモだと感じています。


 Hyper Pi シングルスレッドのみ測定


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



凄くレトロなベンチマークでシングルスレッドの純粋な計算能力を測るために使用しています。このテストでは円周率100万桁の計算を何秒で終わらせることができるかを測定しています。

測定結果は 9.380秒 → 7.887秒 に 1.49秒(8.4%)の速度向上が確認できました。この時のCPUクロックは 3900x は 4.5GHz、5950x は 5GHz だったので、ほぼ動作クロックの差であること分かります。


 CINEBENCH R15


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



シネベンチのバージョンが古いのは、以前測定した結果をそのままつかっているためです。

・シングルスレッドは 206cb → 259cb に 53ポイント(20%)の向上
・マルチスレッドは 3184cb → 4558cb に 1374ポイント(43%)の向上

マルチスレッドが大きく伸びているように見えますが、そもそも 3900x (12コア)と 5950x(16コア)ではコア数が違うので大きな差が出て当然です。注目すべきはシングルスレッドで 1世代新しくなったことにより20%の速度向上を果たしているところです。メモリの転送速度も上げられたので、それも功をそうしていると思われます。

シネベンチ実行中のCPUのクロックはマルチスレッドで…
3900x は 4.125GHz、5950x は 4.525GHz だったので 400MHz(9%)速くなっています。CPUのクロック以上にスコアが伸びていることから、しっかりとIPCが向上していることが分かります。
 


ただし消費電力も166w としっかり上がっています。
電圧を下げてこの値なので、デフォルト値の電圧では更に高くなると考えられます。とはいえ、高負荷が続いてもCPUは 80℃は超えない(280mmの簡易水冷)ので安心して使うことができます。

インテルの最新世代 Corei9 14900K だと 消費電力は250wを超え 360mmの簡易水冷以上でないと常用するのは難しいようなので、それと比べると非常に扱い易いCPUだと言えます。

続いてゲームのベンチマークと今遊んでいるタイトル PSO2ngs についてみていきます。測定は4K解像度の最高品質で測定しています。


 FINAL FANTASY IV 漆黒のヴィランズ


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



測定結果は 14,004 → 14,559 (4%)の速度向上が確認できました。
4K解像度だとグラボの性能がボトルネックになるので、4%も向上すれば十分です。


 FINAL FANTASY XV BENCHMARK


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



測定結果は 7,802 → 7,795 ほぼ誤差です。
スコアは伸びませんでしたが 3900xではベンチ実行中にカクつくことがあった(特に最初のドライブ中)のですが 5950xでは全くそのようなことはなくヌルヌル動いていました。
スコアが伸びなかったのは重い FFIVベンチではグラボ(RTX3080)の性能がボトルネックになりCPUの性能に左右されなかったと考えられます。


 Forza Horizon 4 


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



測定結果は 116 FPS → 130 FPS(12%)の速度向上が確認できました。
このタイトルでは結構な差が出ました。
軽めのゲームになるほどスコアの伸びが顕著になるようです。


 Phantasy Star Online 2 ngs ver.2


このゲームが本命です。

キャラクリ以外、適切なベンチマークがないので実際に遊んでみた感想を述べます。


全体的に10 FPS~30FPS ほどフレームレートが向上しました。
混み合っているシティやPSEバースト時、ギリギリ60FPSを切らなかったのが常に75FPS以上をキープし平時は100~130 FPS以上出るようになりました。

オンラインゲームはネットの回線速度が追い付かないと一瞬カクつくことがあり、それは PSO2ngsでも同じです。カクついたなと感じてもFPSを確認するとしっかり100 FPS以上出ていたりします。



このゲームCPUをしっかり使っています。常に8コアを使用しているのは素晴らしい。しかしCPU全体としては22%しか使っておらず余裕です。ちなみにタスクマネージャーのコアの速度はあてになりません。実際には使用されているコアのクロックは 3.6~5.1GHzで変動しています。


 総括


今回のCPUバージョンアップは…大変なこともありましたが結果大満足です。

3900x はシングルスレッドの弱さからゲームではどうしても、モタツクことがありそれに不満を感じていました。今回 5950xに載せ替えたことでそれらの不満を解消できました。ベンチマークでは最新世代のCPU(7950x)に太刀打ちできませんが今これ以上高性能なCPUにしてもパワーを持て余すだけで勿体ないように感じます。

そもそも 5950xは16コア32スレッドもあり最高クロックは5.0GHzと十分に速く、その割に消費電力は抑えられているのでワットパフォーマンスは非常に優れています。熱的にも扱い易く価格もこなれている(じゃんぱらなら5.7万円 )ので今買うのもアリだと思います。

ソケットAM5はAM4の製品と比べると、マザーボード、DDR5メモリはまだまだ高価です。これからCPUにもAI機能(NPU)が盛り込まれていくことを考えると今はソケットAM4で乗り切り、AI機能が一般的に広く使われるようになってきたら最新のハードウェアに買い替えるのが得策だと考えています。
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Socket AM4 最強CPU Ryzen9 5950x を購入(中編)

2024年05月31日 | デスクトップパソコン
前回に引き続き Ryzen9 5950x の導入をお話になります。

マザーボードのBIOSは Ryzen9 59xx シリーズに対応しているバージョンだったので CPUを Ryzen9 3900x から Ryzen9 5950 に乗せ換えるだけで簡単だと思っていたのですが…

まずは、CPU換装後マザーボードのCMOSクリアして起動

簡易水冷なので CPUファンを使用していないため警告音がなりますが BIOSは無事起動しました。CPUファンモニターを無視にして再起動

Windows11の起動に移りますが、まさかのフリーズ  (;´・ω・) エッ
何度やっても起動時のクルクルから先に進めません。マジかー

BIOSで固まることはなかったので、ハードの設定を見直し動作確認しました。初期値で動作しないのは明らかにおかしいのですが…



試した内容は以下の通りです。

1.BIOS を最新の状態にアップデートし、CMOS クリア
  ・Windows11起動時にフリーズ
2.DRAMの周波数やCL値、電圧の設定を手動で定格に設定
  ・Windows11起動時にフリーズもしくは起動後暫くするとフリーズ
3.PBOの無効
  ・Windows11起動時にフリーズもしくは起動後暫くするとフリーズ
4.Vcoreの電圧のオフセット値を +0.05 に設定
  ・Windows11起動後、暫くするとフリーズ
5.Windows11の電源オプションの変更からPCI Express のリンク状態の電源管理をオフ
  ・Windows11起動後、暫くするとフリーズ
6.Vcoreの電圧を手動で 1.35v に固定
  ・Windows11起動、その後も落ちなかった。
  ※この段階では長時間動作させた訳ではないので何ともいえない



アイドル状態や軽い負荷で動作クロックと電圧が下がっている時にフリーズするので電圧を固定すれば動作しました。CPUの電圧制御がおかしいか、はずれCPUで低電圧だと不安定になるのか、これ以上試しても無駄だと思い購入した、じゃんぱら大須店にメールで問い合わせしました。メールの返信まで何日か掛かるだろうとと思っていたのですが、なんとその日に返信がありました。

その内容は、まずは購入したCPUの動作確認するので直接店舗に物を届けるか着払いで郵送してくださいとのことでした。まぁ店側での確認は当たり前ですよね。

問題があれば他店舗から同じCPUを取り寄せ交換してもらえるとのことでした。ただしCPUの取り寄せには2日かかると記されていました。
幸い?仕事の都合上3日後に店舗に出向くことが可能だったので、その旨のメールを送り3日後の朝一に、じゃんぱら大須店まで行ってきました。

担当者にその場て確認してもらったところ店側が用意している環境では問題なく動作していると説明を受けたので、マザーボードのメーカー名とWindows動作時にVcoreに何ボルトかかっているのか尋ねたところ検証に使用しているマザーボードはASUS製で Vcoreには1.4vかかっていると言われました。

自分の環境も同じASUS製のマザーボードで Vcoreを1.35vに固定すれば動作したので再度、動作が不安定になる状況を説明したところ取り寄せてもらったCPUに交換していただけました。



じゃんぱら大須店とても丁寧な接客で好印象でした。



メインのデスクトップPCがいつまでも使えないのは問題なので帰宅してすぐ動作を行いました。
交換してもらったCPUでも不具合が直らなければ自分の環境が悪いんだろうなぁと不安に思っていたところ…

BIOSが初期設定のままでも Windows11は正常に起動しフリーズすることはなくなりました。それどころか今まで 2933MHzまでしか動作しなかった DRAMが 3200MHzでも問題なく安定動作することが分かりました。

調子にのってDRAMの設定を 3600MHzにして再起動したところマザーボードの警告音(Beep音)がなりBIOS画面までたどり着けなくなりました。速攻で CMOSをクリアを行いBIOSの設定を元に戻し無事 Windows11が起動することを確認しました。

やはり前のCPUはハズレ個体だったようです。CPU交換後、動作は非常に安定しておりフリーズすることはなくなりました。しかしここで問題発生!



何度もWindowsをフリーズさせ、BIOSを更新しCPUを載せ替えたことで Windows11proのライセンス認証が切れました。(;´・ω・) マジ⁉
マイクロソフトに電話をしたところ機械音声で散々たらい回しにされ、ようやく担当者に電話がつながったと思ったら…

Windows7・Windows8から無料で Windows11にアップデートして使っていた場合、昨年の10月から一度ライセンス認証が切れると Windows7・Windows8のライセンスキーでは Windows11は認証されなくなったと言われました。

えっ…初耳です。担当者にどうにもしようがないと言われたので Windows11を買い直すことになりました。今まで使ってきた Windows11は pro版… Homeでも困るような使い方はしていないのでグレードを落としてもよかったですが、そうすると Windows11 Homeを再インストールする必要があり、それは避けたかったので、結局 Windows11proのライセンスを購入しました。

Window11proの正規品は 2.5万円もする…
背に腹はかえられません。CPUと合わせると 9万円、高い授業料になりました。



紆余曲折はありましたが、これでようやくメインのデスクトップPCを使えるようになりました。
次回 Ryzen9 3900x から Ryzen9 5950x に交換してその効果や使い心地はどうなったかを語りたいと思います。
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Socket AM4 最強CPU Ryzen9 5950x を購入(前編)

2024年05月28日 | デスクトップパソコン
最近ゲーム(PSO2ngs)を4K解像度で遊んでいる時、最低フレームレートが 70fpsを切ることが散見されたのでシステムを見直し何がボトルネックになっているのかを調べました。

オブジェクトが少なく移動していないときは 150fps以上でていてGPU使用率は100%に張り付いています。オブジェクトや人が多い町や PSEバースト時に70fpsを切る場面が多く、その時 GPU使用率が少し落ちてCPU使用率が高くなっていたのでボトルネックはCPUだと考えました。

CPU使用率が高くなったといっても、コア数モリモリ(12コア / 24スレッド)の Ryzen9 3900x では ゲーム実行時、CPU使用率は50%も行きません。
タスクマネージャで確認したところ、12スレッドが使用され Precision Boost Overdrive(PBO) が働き動作周波数は 4.15Ghz まで引き上げられていました。



CPUを最新のRyzen9 7900x(Zen4)に変えようとすると、ソケットが変わりメモリの規格も変わるため、マザーボードとメモリの交換も必要になります。
また Ryzen9 7xxxシリーズは Intelの最新世代のCPUとガチバトルしているので PBOが働く際、動作クロックは5Ghzを軽く超え消費電力は、最大 230wにもなります。

もちろんアツアツなので、360mmの簡易水冷が必要となり、現在の280mm簡易水冷では冷却不足になることが想像できます。私が使用しているケースは 360mmのラジエーターは入らないので、ケースと簡易水冷も買い替えになりコスパ悪すぎです。

ryzen9 7900x にする場合、CPU 7万、メモリ(32GBx2) 2万、マザー  2.5万、360mm簡易水冷 1.5万、ケース 1.5万…トータル 14.5万円
Ryzen9 7950x にする場合、さらに 1.5万ほど余分にかかり 16万円の出費になる計算です。

(´ε`;) ウーン…無理



という訳で CPUはコスパと性能を天分にかけ、Ryzen9 5950xを購入することにしました。これなら他に買い替えるパーツはありません。今回はじゃんぱら大須店で 箱付きの中古品を 6.5万円で購入しました。今確認したら5.8万円にに値下げされてました orz

まぁ 発売当初(3年半前)は 10万円だったので…(ry 

今のCPUは昔と違い無理なオーバークロックやハイエンドなグラボと違いマイニングやAIでシバキ倒されている可能性が低いので中古で十分と判断しました。ツクモやパソコン工房、ドスパラなどの実店舗を回ってみたのですが、カタログ落ちしたのか新品は売っていなかったというのもあります。



Ryzen9 5950xの箱は…中身はスカスカでチープです。 
Ryzen9 3900xの箱はリテールクーラーが入っているので大きく重いです。



CPUを取り換えた環境は以下のようになりました。

Case : CORSAIR Carbide 500R (20cmFANx1機+14cmFANx2機+12cmFANx2機)
MB : ASUS PRIME X570-PRO/CSM UEFI ver.5103
CPU : Ryzen9 5950X(16コア/32スレッド 3.4GHz - 4.9GHz )
Cooler:簡易水冷(CORSAIR H110i:280mm×140mmラジエーター)
MEM : 32GB(DDR4-3200 SDRAM 16GBx2枚・CL 18-20-20-42-1T 1.30v)
GPU : Geforce RTX 3080 10GB(ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity)
SSD1: 1TB (NVMe Gen3:SK hynix SHGP31-1000GM)
SSD2: 1TB (SATA3:SanDisk SDSSDH3-1T00-G25)
HDD1 : 2TB(SATA3:WD20EZRX)
HDD2 : 3TB(SATA3:WD30EZRX)
HDD3 : 8TB(SATA3:ST8000DM004)
DVD : Blu-ray Drive(LG HL-DT-ST BD BH16NS48 SATA)
電源 : 800W定格(ENERMAX 80PlusGOLD ATX)
etc   : CardReader(3.5inchベイ内臓)
OS  :Windows11 Professional(64Bit版)

浮いたお金で DDR4-3600 32GBx2枚を買い足そうか考え中です。



今回はここまで…続きは次回のブログで導入時の苦労話をしたいと思います。
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ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity を冷やす

2024年04月05日 | デスクトップパソコン
いきなり暖かくなってきましたね。
そこで困るのは GPUの熱問題です。

メインPCで使用している ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity の発熱は凄まじく、HotSpotはソフトウェアで制御していないとゆうに 100℃を超え高付加時にはリミットのである 110℃に達します。



そのため MSI Afterburnerを使い PowerLimitを 75%に制限して運用してきました。それでも HotSpotは 90℃を超えます。せっかくのRTX3080本来の性能が発揮できず劣化も気にしなくてはならないのでよく冷えると噂のグラボのサーマルパッド交換を試みることにしました。

先人の YouTubeやブログを見ると サーマルパッドの交換で高温になるVRAMなどの温度が10℃以上下がるとのこと…もうRTX3080を使い始めて3年経つのでどうせ保証は聞かないしグラボを分解してサーマルパッドの交換することにしました。



まずは、グラボからヒートシンクを取り外します。



バックパネルとヒートシンクは上の写真の赤丸部分に+ネジ6個で止まっています。

ネジを取り除いた後ヒートシンクを引っ張ると下の写真のように分解できます。ヒートシンクにGPUが張り付いているので少し力がいります。



さらに基盤とバックプレートとフレームを外します。





ZOTACのサーマルパッドは全て2mm厚のものが使用されているとのこと…
割高ですが無難なThermalright社製の2mm厚の製品を2セット購入しました。

 
2セットでも少し足りなかったので、もともと付いていたサーマルパッドも少し再利用しています。

分解後はもとから貼られているサーマルパッドを取り除き新しく購入したサーマルパッドへ交換したのち GPUに定番のシリコングリス(MX4)を塗りなおして分解と逆の手順で組みなおしていきます。

 


基盤表面


基盤裏面
 

サーマルパッドは定規で計り適当にハサミで切って貼り付けているので少しいびつです。



組みなおしている時 HotSpotと見入られる MOSFETのサーマルパッドがヒートシンクを兼ねているフレームの一部しか接触していないことに気が付きました。どう見ても 2mm厚では高さが足りない…



赤枠で囲った部分のフレームが若干、逆Uの字にたわんでいることが原因のようでした。HotSpotの異常な温度はこのせいか!しかし2mmより厚手のサーマルパッドは持ってないし、2mm厚のサーマルパッドの残りも少ない…

サーマルパッドは粘度のような柔らかい素材なので引っ張って薄くして2枚重ねにして対処することにしました。本当なら2.5mmか3mm厚のサーマルパッドを使う方がいいのですが無いものはしかたない。

しかし、これって元からフレームが歪んでいるのに検品で引っ掛からなかったってことですよね。RTX3080購入時に初期不良で回らないファンがあったり、数ヶ月使用しただけでファンが全開になり修理に出すことになったり、そして今回のこの不具合…ZOTACの検品はいい加減と言わざるを得ないです。



サーマルパッド交換の効果の確認は…
 PSO2ngs (SEGAのMORPG)ゲーム実行時の温度を測定して比較します。ゲームの設定は 4K 160Hzモニタを用いグラフィック関係の項目を全て最高に設定したのち DLSSをクオリティーにしています。

グラボの設定は ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity のデフォルト値を用いファン制御のみ MSI AfterBunerでを変更した状態で測定しました。

ファン制御は下図の通りです。



サーマルパッド交換前



サーマルパッド交換後



HotSpotの温度…なんか凄く下がってる。-24℃って!?



熱伝導率の高いサーマルパッドに貼り換えた効果とサーマルパッドを大きく貼り付け、MOSFETの横にあるチョークコイルの側面にまで当たるようにしたことが良い結果をもたらしたのかもしれませんが…

ここまで温度が下がると上述したフレームのたわみによる不具合が解消されたとみて良さそうです。これで安心して夏が迎えられます。RTX3080であと2年は戦えそうです。

結果、想像以上の効果でした。この結果には非常に満足しています。
もっと早くサーマルパッドを変えればよかった。
そして ZOTAC製品は二度と買わん(これ前にも言った記憶が…)次は少し高くても ASUSか MSIの製品にしようと心に誓いました。
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MSI App Player(Androidエミュ)について

2024年03月18日 | デスクトップパソコン
今回は MSI製の Androidエミュレーター MSI App Playe をご紹介します。

以前 Windows版の Androidエミュレーターを取り扱った記事をいくつか投稿しています。その時にご紹介したエミュレーターは NOXアプリGenymotion で、その使用感をまとめると以下の通りです。


NOXアプリ


良かった点
複数バージョンの Android環境を簡単に構築できゲームも結構遊べる

残念に感じた点
起動時に大きく広告が表示され勝手にお勧めアプリがインストールされる


Genymotion


良かった点
Windows、Mac、Linuxにも対応している

残念に感じた点
仮想環境(VirtualBox)で動作するため  Genymotion と VirtualBoxがセットでインストールされる。Androidシステム開発者向けのためユーザー登録が必要でハードウェアの構成によっては動作が不安定になる



手軽に使える 8インチのAndroidタブレットを購入してから Windows版の Androidエミュレーターで遊ぶことが少なくなりました。

しかし iPad や Androidでしか提供されていないゲームが結構あり、それらを大きな画面で遊ぶことのできる Androidエミュレーターは貴重な存在です。さすがにデスクトップPCの27インチ液晶では画面が大きすぎるので、ノートPCで遊ぶことになるのですが…

現在ノートPCは2台所有しており、一台は富士通製13インチ液晶のモバイルノート、もう一台はMSI製15インチ液晶のゲーミングノートです。

MSIは他社製品でも動作するアプリをいくつか提供しています。
その一つがグラボの制御ツール MSI Afterburner です。MSIのゲーミングノートPCだけではなくZOTACのグラボを搭載しているデスクトップPCでも使用していてとても重宝しています。

そんな MSIですが5年近く前から Winodws版の Androidエミュレーター(MSI App Player)を無償で提供していることを最近知りました。以下のサイトからダウンロード可能です。


ベースは BlueStack で MSI によりカスタムされています。



インストール後 MSI App Playerを実行するとランチャーが起動します。
赤で囲んだアイコンをクリックすると Androidエミュレーターが起動します。


画面下におすすめのアプリが表示されますが広告は表示されません。エライ!



GooglePlayストアにもしっかり対応しています。



試しにスイカゲームをインストールしてみました。

 

バッチリです!

ただし他のエミュレーターと同様、全ての Androidアプリが快適に動作するわけでなく途中で落ちてしまうアプリや全く起動しないアプリもありますが比較的新しい有名どころのゲームは高い確率で動作するので十分使える製品だと感じました。

エミュレーター起動中に画面右下の歯車のアイコンをクリックすると各種ハードウェアの設定変更が可能なので、使用しているハードに合わせて最適化すると良いでしょう。



インストールされたアプリはランチャーのハートマークのアイコン(マイゲーム)をクリックすると一覧表示されます。



また Widowsのデスクトップにもアプリのショートカットが作成されるので、Androidアプリを起動するときにわざわざ MSI App Playerを起動する必要はありません。



NOXアプリや Genymotion より使い勝手がよく、おすすめのアプリ以外、広告が表示されないのは非常に高評価です。本家の Bluestacks より更新が遅い(Androidのバージョンが古い?)ため対応アプリの数に劣ると言われていますが、MSIが使い勝手が良いようにカスタムしてくれているので導入して損はないと感じました。
 
ちなみに、Windows 11上で Androidアプリを直接実行できる「Windows Subsystem for Android」 の廃止が決定されました。GooglePlayストアが使えず、Amazonアプリストアのみ対応だったのが敗因だと考えられます。Windows 11の目玉機能だったのに残念でなりません。
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ゲーミングチェア(GTRacing)のガスシリンダー交換

2024年01月17日 | デスクトップパソコン
2024年最初の投稿は、昨年末に調子が悪くなったゲーミングチェアのガスシリンダー交換について、その注意点をブログに残します。

使用しているのはGTRacingのBluetoothスピーカーが付いていてオットマン非搭載モデルです。


色はレッドなのですが今はオットマンが付いているモデルしか見つかりませんね。
オットマンは全く使わないのでいらないです。

 
 座面の高さを調整できるオフィスチェアやゲーミングチェアは経年劣化でシリンダー内のガスが抜けるようになると、何をしなくても座面がだんだん下がってきます。しばらくは下がるたびに最上段へ引き上げて使っていたのですが、とうとう私の体重を支えきれなくなり、座った瞬間から下がるようになってしまいました。

でメーカーサイトを覗いたところ、替えのシリンダーが売っていましたが 
4000円と微妙に高く、しかも品切れ状態。Amazonでも純正品は見つからず、楽天では店舗改装中となって購入できなくなっていました。
 
このチェア、気に入っていたので買い替えたくはないし、どうしたものかとネットをググっていると、AmazonでGTRacingでも使えるガスシリンダーの汎用品を見つけました。私の購入した物は450kgまで耐えられる(怪しい)モデルで、2,700円と安価でした。

チェアのガスシリンダーってインナーの外形とアウターの外形が統一されていて、GTRacingのチェアもその規格に準じているため互換品が使えるようでした。

 
で購入した品と比べて見ると、長さが違う (;゚Д゚) エッ…



取り外した旧ガスシリンダーは目一杯上げた状態で、新たに購入した物は一番下げた状態…ということは純正品よりかなり長いものを購入してしまいました。

が、今まで座面を一番上げた状態で使用しており、下げることはありませんでした。互換ガスシリンダーに変えて座ってみたところ…一番下げた状態が丁度良かったので、結果オーライ。ガスが抜けても一番下なのでこれ以上下がることはないため今後ガスシリンダーを交換することはなさそうです。

座面を一番上まであげると結構な高さになります。この状態で座ると踵は着かずつま先立ちになります。純正品を使用していて座面を下げている方は、寸法を確認して長さの合う互換品、もしくは無難な純正品をお勧めします。



ガスシリンダーの外し方はYouTubeやブログに多数投稿されているので割愛し、このブログでは交換時の注意点だけ記します。

準備としてキャンプなどでペグを打ち込む際に使用する大き目なゴムハンマーと鉄製のハンマーの二つをご用意ください。

ゴムハンマーは座面とガスシリンダーの結合部を外すのに使います。
チェアをひっくり返し足の部分を引っ張りながら、結合部の周りを叩いていきます。チェアを長く使用している場合、結構強く叩かないと外れません。根気よく叩きましょう。

座面が外れたら、足の裏側からガスシリンダーの底を鉄製のハンマーで強めに叩きます。私の場合ゴムハンマーだといくら強く叩いてもハンマーがボロボロになるだけで外れませんでした。鉄製のハンマーに変えたところ数回強く叩いただけで外れました。鉄ハンマー強っ!

その代わり外れたシリンダーは底面とその付近の塗装が剥がれ変形しゴミになりました。まぁ捨てる物なので問題無しです。



最後に、逆の手順で組み立てるのですが…
ガスシリンダーのインナーチューブの天辺に保護キャップが付いているので必ず取り外してください。これを外し忘れると椅子の高さが調節できません。

今回届いた製品、決して悪いものではないのですが…
説明書の類が全くついておらず、箱にもガスシリンダーがどの向きで入っているかを示す矢印しか記載されていませんでした。さすがにこれは不親切過ぎです。

保護キャップについては、Amazonの販売ページに記載があったので気付きましたが、警告として1枚紙を入れておいて欲しかったです。ともあれこれでゲーミングチェア復活です。この手のチェアってお高いので、今回の修理は安価ですんで良かったです。めでたしめでたし…
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27インチ 4K 160Hz ゲーミングモニタを購入(後編)

2023年12月25日 | デスクトップパソコン
今回は前回に引き続き I-O DATA製 27インチ 4K 160Hz対応のゲーミングモニター(EX-GCU271HXAB)のレビューを行います。

 
このモニター、ゲーミングをうたっているだけあり設定項目が非常に多かったので、まずは設定メニューで何ができるのかに触れ、2週間ほど使用した感想をレビューします。


設定メニュー


メニューの階層構造は以下の通り



リモコンのメニューボタンを押下すると画面の右下にメニューが表示されます。
デフォルトだと30秒操作しないと消えます。


メインメニューには多くの項目があるので、順番に見ていきます。


映 像






画質モードでは各シチュエーションに応じたプリセットが用意されています。
プリセットによって色や明るさコントラストが変わるので好みの設定を選んでください。
私の場合 Standard を元に各種項目を微調整しています。



コントラストはデフォルト値の 50 だと画面がギラついて目が疲れるので、43 に落としました。
これでいい感じに落ち着きました。



色温度は何も設定しないと僅かに白色が赤見がかって見えました。
簡易設定だと自然な表現ができないと感じたため、RGBのR(赤)のみ 6落とすことで、自分好みの色合いに設定しました。



エンハンスドカラーは色調を故意に強調する機能なので、デフォルトの切を選択。



ガンマ値も標準の 2.2 を選択。



本機はDisplayHDR規格のHDR400を取得しているのですが…
これはもっとも低グレードなHDR規格。それなのに、この機能をオンにするとディスプレイ側で明るさの調節ができなくなるので、オフにしておいた方が良さそうです。 




ゲーム




ここで設定できる機能は、FPSゲームなどで有利に働く(暗部を明るく見せる、画面全体を明るくする)機能なので切を選択。


表 示


個々の設定はゲーミングモニターの肝となる部分です。



超解像は画面全体をシャープに表示する機能です。映像が締まって見えます。
ゲーム中、GeForce Experience のカスタムフィルターを使えば同じような効果を得ることができるのですが、GPUの負荷が増え 10%程度 フレームレートが落ちます。これをモニター側で処理してくれるのはありがたいです。

ただしゲーム中以外は文字のジャギーが目立つなど見にくくなるので切にしておいた方がいいでしょう。私はゲーム中のみ、2~3 超解像度を設定して遊んでいます。ゲームを終えたら切にしているのですが、手動で切り替える面倒臭さはあります。



黒白伸張



黒白伸張は有効にするとコントラストが強調され一見きれいに見えるのですが、明るい場面で白とびが見られたため自動(オフ?)にしています。

通常用途でアスペクト比を変える必要はないのでデフォルト値(拡大)にしてあります。


オーバードライブは リフレッシュレートを160Hzで使用しているため反応速度を高めるべく気持ちレベルを上げています。レベルを上げ過ぎると滲んだり変に残像が残るオーバーシュートが発生するので高レベルを設定するのはあまりお勧めしません。



ヘルスケア


ブルーライトカット機能入り切を行えます。



ブルーリザレクションは切と1から5段階で設定可能です。
ブログ記事の投稿などテキストの打ち込みを行う際にはブルーリザレクション1にしていると目に疲れが半減します。ただしこの機能を有効にするとかなり赤みが強くなるのでゲームなどをするときには切にしています。


HDMI


HDMIで接続されているゲーム機などと連動して通電するかの設定です。
メインPCとはDisplayPortで接続しているため、デフォルトのままにしてあります。




イルミネーション


液晶画面の裏側に仕込まれているLEDのイルミネーションの光らせ方についてですが…いらないけれど光っている方がゲーミングっぽいのでデフォルトのまま使用しています。




音 声


マイクは使わないのでデフォルトのままにしてあります。




メニュー表示


言語以外特に設定することもないので、デフォルトのままです。



本体動作




ここで重要なのは、Adaptive-Sync です。
他の項目はデフォルトのままで問題ありません。

Adaptive-Syncが有効になっていないと、テアリングやスタッタリング が起こり、カクついたり、画面の上下がズレたりする現象を引き起こします。



初期設定ではなぜか Adaptive-Syncが 切になっていました。

ゲーム中フレームレートはでているのに、ダッシュで移動している時に謎の引っ掛かりを感じ…おかしいなと思いモニターの設定を細かく見ていた時にこの項目を発見しました。ゲーミングのハイリフレッシュモニターなのになぜデフォルトで 切 になってるの!?と少し驚きました。


その他


モニターのファームウエアの更新や設定項目のリセットを行うメニューなので不具合が起こらない限り触ることはないと思われます。





ディスプレイ側の設定項目は以上です。
次にPC側での設定について見ていきます。



今回は Windows11 のディスプレイ設定ではなく、NVIDIA Contrpl Panel を使用しています。



ここでは 4K(3840x2160dpi)解像度を選択し、リフレッシュレートは上限の160Hzではなく敢えて120Hzに落としています。それは10bitカラー(10億7374万色) を有効にできるのは 120Hz以下に限るとマニュアルに記載があったからです。

一般的な FullHD IPS液晶モニターでは 8bitカラー(1600万色 )の製品が多く、8bitカラーも10bitカラーも人間の目では見分けがつかないので、リフレッシュレートが高い方がいいやん…てなりそうですが、まずは上の設定で試してみました。

実はこの時 G-SYNC ≒ AdaptiveSyncの 設定項目が出ていないことに気付いていませんでした。
ゲーム中で変な引っ掛かりに気付き、モニターのAdaptiveSyncを入にしたらG-SYNCの項目が出てきたので、G-SYNC、G-SYNC互換性を有効化にチェックを入れました。そうしたら今までの引っ掛かりはなくなり快適にゲームを遊ぶことができるようになりました。



で、その後 160Hzに設定変更しても10bitカラーが指定できたため、今は下の設定で使っています。※仕様外の使い方なので今後何か問題が起こるかも…



120Hzと 160Hzってそんなに違うものなの?と思われるかもしれませんが
これWIndoww11のメニュー表示などのアニメーションや、画面内のウィンドウを動かしている時に違いを感じます。よりヌルヌルなのです。

もうガクガクの60Hzには戻れません (; ・`д・´) キリッ

総括


最後にのこモニターを購入し良かった点、悪かった点などを個人的な感想として述べていきたいと思います。

良かった点
・4K解像度で160Hz駆動は綺麗かつヌルヌルでとても快適
・非光沢なのにRGBすべての発色がとても綺麗
・入力ポートが多い  ※ HDMI x 2、DisplayPort、USB-C 
・ほぼフレームレスでスタイリッシュ
・モニターアームはしっかりして多機能
・リモコンはとても便利で地味にありがたい
・値段以上の質感 ※ 安っぽくない

悪かった点
・液晶の四隅が若干暗め
・明るい色(特に白)がギラついていて長時間使っていると目が疲れる
・デフォルトでは若干赤が強く手動でのキャリブレーションが難しい
・メニューの文字が荒い(解像度が低い)
・液晶画面に指で触れてしまうと指紋がクッキリ残り拭き取るのが難しい
・ステレオスピーカーは…オマケ

こんなところでしょうか…
これからはメインでこの液晶モニターを使っていくので、長期間使ったことで分かったことがあれば、ブログに残していきたいと思います。

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27インチ 4K 160Hz ゲーミングモニタを購入(前編)

2023年12月12日 | デスクトップパソコン
今回は Amazonのブラックフライデーで購入した I-O DATA製 27インチ 4K 160Hz対応のゲーミングモニター(EX-GCU271HXAB)をレビューをします。購入時の価格は 75,800円でした。

 
通常価格より約14,000円ほどお安く買えました。

4Kのハイリフレッシュレートの液晶ってホント高い。
マイナーメイカー(JAPANNEXT etc)製であれば、6万円を切っている製品もあるのですが、レビューを見ると微妙な評価が多い…

安価だからといって飛びついてガッカリするのも嫌ですし、高い買い物なので I-O DATAというブランドを信用して本機をポチリました。ブラックフライデーの製品だったので注文から届くのまで1週間ほどかかりました。

27インチのモニターの箱はさすがに大きいので、写真は撮りませんでした。部屋の散らかり具合が知れてしまうので (〃゜д゜;A アセアセ…

外観の第一印象ですが…悪くない…むしろ良い?



プラスチックでできている部分の殆どにヘアライン加工が施してあり、モニターアームもDell製のPシリーズと同等の調整機能(高さ、上下左右の首振り、ピボット)があり私的にはかなりの高評価です。



ゲーミングモニターらしく バックパネルにLEDが仕込んであり光ります。
このLEDは設定で光り方を変えたり消すことも可能です。



カッコイイじゃん



入力ポートも豊富で HDMI1(160Hz)、HDMI2(120Hz)、DisplayPort(160Hz)、USB-C と4つもあります。しかも全て 120Hz以上に対応とか… 最高かよ



メインPCとは付属のDPケーブルで接続して使うことにしました。
まず便利に感じたのはリモコンです。画面の下やサイドのボタンを手探りでポチポチしなくても良いのはありがたいです。画質などのも細かく調整が効きます。

色合いはキャリブレーションされていないためか、若干赤みがかって見えたので、赤を2%ほど減らしたら良い感じになりました。目分量なのであてにはなりませんが…

ただ今まで使っていたDellのP2715Qよりも 赤、青、緑ともに発色が良すぎて全てが点灯する白色はややギラついて見えました。テキストベースの仕事をしていると目が疲れそうです。

ブルーライトカット機能もあるので、仕事ではそれを使用すればいいのかもしれませんが画面がかなり黄色っぽくなるのであまり使う気になれません。

また部屋が暗いため画面全体の明るさを低く抑えると画面中央が明るく隅が暗いのが強調されサイドの文字が読み辛くなります。

ちなみにDisplayHDR 400にも対応しているので、その機能をオンにしてみると明るさがMAXになり明るさの調整できなくなりました。まぁこれはHDRに対応させると色の表現を増やすためにそうなるよねって感じでした。

逆に動画視聴やゲームはとても派手やかで綺麗に見えました。
残像もほとんど感じずノングレアなのに発色が良くゲーミングをうたっているだけのことはあるなと感じました。



長くなってきたので今回のレビューはここまで…
次回、細かな部分まで突っ込んでレビューしたいと思います。
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MSI AFTER BURNER でグラボの熱対策

2023年08月02日 | デスクトップパソコン
いよいよ夏本番 8月に入り連日の最高気温は35℃越え…
クーラーをつけ室温を26℃~27℃に設定してもPCケース内は熱々です。

メインPCはメッシュ構造の大型ケース(Carbide 500R )ですが、サイドパネルをつけたままだと、グラボ(RTX3080)のホットスポット(ジャンクション温度 )は105℃を超えます。そしてホットスポットが110℃に達するといきなり全てのファンが全開で回転し爆音を発します。
壊れそう…これはまずいかも…

ジャンクション温度とはPCIE補助電源付近の温度のことで、それ以外にもVRM電源回路がGPUやVRAMより高温になります。自分が使用しているグラボ(ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity )はこの辺りの冷却設計が甘く他社の同モデルより高温になるようです。

この現象はSEGAのPSO2ngsを4K画質の最高品質でプレイしている時に顕著に表れ、他のゲームではあまり起こりません。またPSO2ngsですが…CPU、GPUともに異様に負荷(使用率)が高いので、CPUの簡易水冷(Corsair H110i)のファンの音も結構気になります。とはいえCPU(Ryzen9 3900x)の温度には十分余裕があるので問題はグラボです。



実はメインPCで使用しているモニターはゲーミングモデルではなく4K 60Hzなので本来はDLSSをONにすれば最高品質でPSO2ngsをプレイしても余裕があるはずです。
チームメンバーには他社製品ですが同じRTX3080を用い4K 144fps DLSS ONで快適にゲームを楽しめている方がいるので自分のPC環境ではRTX3080はオーバースペックなわけです。
であればゲームに支障がない程度にRTX3080の性能を落として省電力で発熱を抑えゲームをするのが良さそうです。


メインPCのスペック ※今回の課題に関係ないパーツは省略


Case : CORSAIR Carbide 500R (20cmFANx1機+14cmFANx2機+12cmFANx2機)
MB : ASUS PRIME X570-PRO/CSM UEFI ver.2802
CPU : Ryzen9 3900X(12コア/24スレッド)
簡易水冷:CORSAIR H110i・280mm×140mmラジエーター:140mmFANx2機)
MEM : 32GB(DDR4-2933 SDRAM 16GBx2枚・CL 18-18-18-39-1T 1.25v)
GPU : Geforce RTX 3080 10GB(ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity)
SSD : 1TBGB (SK hynix Gold P31・PCIe NVMe 3.0 )
電源 : 800W定格(ENERMAX 80PlusGOLD ATX)
液晶 : 27inch(DELL P2715Q 3840x2160dpi 60Hz IPS液晶)


グラボを省電力で運用


1.GPUとVRAMのクロックを下げる
電圧を下げられない(上げることはできる)ので思った以上の効果が認められなかった

2.PowerLimit を下げる
効果は絶大
PowerLinitを75%以下にすると、ホットスポットの温度は100℃を下回るようになる

・Powerlimit100% 消費電力300w ホットスポット 104.8℃


・PowerLimit 75% 消費電力 249w ホットスポット97.5℃


・PowerLimit 65% 消費電力 216w ホットスポット92.75℃




PowerLimitを65%にすると街中でプレーヤーが多い場合やPSEバースト時に 60fpsを切ることはありますが、それ以外は60fps張り付きなので現在はPowerLimitを65%で運用しています。

消費電力も27%(80w)以上減っているし、この結果は大満足です。

MSI AFTER BURNER の使い方 については前回のブログで紹介していますので、GPUの発熱に困っている方はぜひ参考にしてみてください。

その他 VRM電源回路の温度を下げるには、サーマルパッドを交換するのも一つの手です。
RTX3080を購入して3年経っていてメーカー保証も切れているのでチャレンジしてもいいのですが…面倒くさいw

サーマルパッドを交換は今よりゲームの負荷が高くなり、PowerLimitを上げなくてはならなくなった時に検討したいと思います。
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MSI AFTER BURNER の使い方

2023年07月15日 | デスクトップパソコン
今回はグラフィックボード(グラボ)のオーバークロックユーティリティ
MSI AFTER BURNERの便利な使い方について見ていきます。次回 Geforce RTX3080 の熱問題について、このツールを使うので、その前振りです。


MSI AFTER BURNERは、MSIの製品ですが他メーカーのグラボでも使用可能です。メインPCで使用しているグラボは ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity ですが問題なく使えています。
ただし、ゲーミングノートPCのようにTDPの問題で一部機能がロックされ変更できなくなっている場合があります。



今回はグラボのファンコントロールとオーバークロックの登録方法を中心に使い方を解説します。

AFTER BURNERはさまざまなスキン(見た目)が予め用意されています。
スキンによってボタンの位置が異なるので、今回は「Default MSI Aferburner v3 skin」を使って説明します。


スキンの変更は、Settingボタン→ユーザーインターフェイスタブから行えます。




ファンコントロール


・Setting ボタン→ファンタブをクリック
・ユーザー定義ソフトウェアによる自動制御を有効にするをチェック



・グラフ上のハンドル(■)を上下左右にドラッグ
※GPU温度の変化でファンの回転速度(%)を制御します
・OK ボタンをクリックして確定



・Auto ボタンをクリック
※オフにすると Fan Speed(%)を固定できます。
・⚙ ボタンをクリック
※オンにするとユーザー定義ソフトウェアに従ってファンが制御され
オフにするとグラボのBIOSによって制御されます。


オーバークロック


・Power Limit(%)Core Clock(MHz)Memory Clock(MHz)を変更
※下の例は電力制限して消費電力の削減と発熱を抑える設定にしています。
値を増やせばオーバークロック状態になりパフォーマンスアップが図れますが故障のリスクが高まります。



・Appry ボタンをクリックして設定を確定
※オーバークロックのコツは Power Limit(%)は 110%までとし
Core Clock、Memory Clock は 25MHz刻みで増やして様子見するのがお勧めです。発熱大きくなり過ぎたりや挙動がおかしくなったら Resetボタンを押して初期状態に戻してください。これら操作により機器が壊れる可能性があるので、オーバークロックは自己責任でお願いします。


オーバークロック設定の登録




・左下の鍵マークをクリックし開錠
・Save ボタンをクリック
※Profile 右横の 1~5 のボタンが緑色で点滅します
・登録したい番号のボタンをクリック
・左下の鍵マークをクリックし施錠



・設定、保存した内容を適用したい場合は該当するボタンをクリック
・Appry ボタンをクリックして設定を確定


PC起動時に設定した内容を適用


・Setting ボタン→プロファイルタブをクリック
・Hardware Settings をチェック



・適用したい3D プロファイルをドロップボックスから選択
・OK ボタンをクリック



基本的な AFTERBURNER の使い方は以上です。
次回、この AFTERBURNER を使って RTX3080 の熱問題を解決したいと思います。
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