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ASIC Quality

2014年02月02日 | デスクトップパソコン
のち

昨日は良いお天気でしたが、豊橋校で代講のお仕事(片道2時間は辛いです)…
今日は昨日からの雨で路面が残念な事になっているので、バイクはお預けです orz

ということで、今回のネタもPC関連のお話しになります。
題材はグラフィックスボード(グラボ)の「ASIC Quality」(ASIC)について取り上げていきます。
ASIC Quality とは昨年の春先から 2ch で話題になっているグラボの品質指標です。

昔と比べるとグラフィック描画用のLSIは巨大化しており、何十億ものトランジスタを一つの
チップに搭載し集積回路(ASIC)を形成しています。そのためシリコン・ウェハから作り出される
LSIは集積回路が大きくなるほど品質にバラつきが生じます。

もちろん製品化に問題のないチップがグラボに搭載され発売されいているのですが、そのLSIの
品質により動作周波数や電圧が設定されている様です。その指標といえるのが ASIC の値です。

NVIDIAのグラボの場合 Geforce GTX4xx以降の製品、AMDの場合はRADEON HD7xxx以降の製品の
ASIC値を GPU-Z を使って確認する事が可能です。

下図のように GPU-Z を起動後、左上のGPUのマークをクリックして「Read ASIC quality」を
クリックすると、そのグラボの品質指標とも言える ASIC の値が%表記で表示されます。





この ASIC の値が大きいほど、より低電圧および高クロックで動作する、当たり品のようです。
先日購入した 玄人志向 OEM GALAXY製 Geforece GTX770oc 4GB版の値は83.3%でした。

ASIC値の目安は以下の通りです。最大値は100%を超える事もあるようで50%切る製品は今のところ
報告に上がっていません。

 ・100%+ …大当たり
 ・81~99%…当たり
 ・76~80%…標準
 ・50~75%…はずれ(汗)




上の図は製品として出回っているグラボの ASIC の比率をグラフで表したものです。
では ASICが低かったら何か問題があるかと言われると、メーカーが保証しているので定格動作では
何ら問題はありません。

ただしASICが低い(はずれ品)場合、定格動作で高負荷時に当り品より電圧が高くなるように設定
されている場合があります。逆に当り品の場合、耐久性が高いためメーカーの保証は無くなりますが
より高いクロックで動作させられる可能性があります。

私の購入した GTX770oc は一応、当り品だったので良しとしたいと思います。
結果を恐れないのであれば GPU-Z で ASIC 値を確認して自分のグラボの傾向を確認してみてください。

追記:2017.5.11

GTX1070でASIC値を確認しようとしたのですが…サポートしてないよと言われてしまいました。

 

2chなどで調べたところ、GPU-ZでGTX10xxシリーズはASIC値の取得ができないようです。残念 (´・ω・`)
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