
最近「ビックバン宇宙論」の本に夢中で暇があれば音楽を聞きながら読んでます。
アインシュタインの「一般相対性理論」を分かり易く解説していて…
私にも理解できます。今までに理解できた事をまとめると…
1.光の速度は30万km/sで観測者に対して一定である。
この観測者に対して一定というところがポイントで…これにより、時空は人
それぞれに異なり時間や空間は伸び縮みする事を証明できる。
移動物体が光速に近づくにつれ移動物体に乗っている人と観測者の間に時間の
ずれが発生する。移動している人の時間は一瞬であっても観測者にはそれより
長い時間が経過する事になる。
2.エーテルなどは存在せず宇宙空間は空っぽである。
エーテルは光を運ぶ物質として考えられてきて速度はエーテルに対する速度
だと考えられてきた。だか実際にはエーテルなど存在せず光の速度は観測者に
対する速度であった。
3.一般相対性理論は重力をも説明する事ができた。
日食時に太陽周辺に光る星の光が太陽の重力によって曲げられる事実を証明し
ニュートンの重力説は誤りである事を証明した。
4.重力により引っ張りのため宇宙は伸び縮みする事が分かった。
アインシュタインは宇宙は静的である事を信じる余りそれを否定し宇宙定数と
いう曖昧で都合の良い式を割り当てた。
5.ルメートルが原初の原子説で宇宙はビックバンで誕生した事を唱えた。
フリードマンとルメートルが膨張する宇宙を唱えたが世論には中々受け入れ
られなかった。これはアインシュタインのせいですね。
天才だと思っていたアインシュタインも過ちを犯していると知りショックでした。
光の速さ…これを超える事は事実上不可能だがそれをできたらと妄想してしまう。
その時時空はどう変化するのだろう。天文学は奥深く面白いですね。
この「ビックバン宇宙論」は上下が出ていてまだ上巻の後編なので今後も楽しみ
です。宇宙の神秘…私が生きている間にそれを知る事はできないでしょう。
人間は無知な動物で一生懸命その神秘を解こうとしている。まさに神秘ですね。