残雪が残り、寒い一日でしたが今日は京王百草園へ梅を見に行ってきました。
所在地:東京都日野市百草560
概要
江戸時代から語り継がれる名園
江戸時代の亨保年間(1716年~)、が徳川家康の長男・岡崎 三郎信康追悼のために松連寺を再建し、それに伴ってつくられた庭園が百草園です。 また、園内の有名な寿昌梅は寿昌院殿慈覚元長尼がこの時自ら植樹したと伝えられています。 明治初期に廃寺となり、地元出身の生糸商人が所有し、昭和32年に京王電鉄に移管され、現在に至っていま す。 現在も豊かな自然を残す多摩丘陵。その一角に佇むのが、百草園です。 素晴らしい眺望が楽しめる園内には松連庵、三檪庵をはじめ若山牧水の歌碑、松尾芭蕉句碑などが四季の草 木に彩られ、訪れる人を飽きさせません。 さらに、2月~3月に咲く800本の梅は見事で、梅の名所としても親しまれています。
京王線百草駅から少し歩くと結構な上り坂になり、多摩丘陵の一角にあります。
急な坂の途中で湧水を発見。たま-ゆめ崖線からはこういった湧水がいくつもあるそうです。
それにしても豊富な量の湧水ですね。
大きな看板があります。もう少しかな…?
ありました、ありました。やっと正門に辿り着きました。
入園料は大人300円です。
階段が真っ直ぐと続きます。
この辺はまだ梅はチラホラとしか咲いていませんね。
大雪のせいで水仙が寝てしまっています。
案内図がありました。
真っ直ぐの階段から左へ進みました。
若山牧水生誕百周年生誕建立歌碑
左にソシンロウバイ、右に梅が咲いています。
あずまやがありました。雪が屋根に残っていますね
その向こうの紅梅はかなり開花しているようです。
三椏がありました。
白梅と竹林。白梅が降る雪のようですね。
解説
この石は以前園内の土中から出てきたもので、本来は寺の入口にあり不許葷酒入山門という文字が彫られていたと思われます。これは葱塔の臭いのある野菜、酒を口にした者は寺内に立ち入りできないという意味ですが、不許の文字は割れており現在はありません。
傘の形をしたあずまやがあります。ロウバイもよく咲いてますね。
寿昌梅
小田原城主大久保候の室、寿昌院殿慈覚元長尼が植樹したと伝えられているそうです。
根元には福寿草が花を咲かせています。
白梅ですがこちらもまだ5分咲きといったくらいでした。
なんという鳥でしょうか?こちらは丘陵の一角にあるだけあって野鳥も観察できるそうです。
おっ、見晴らしがいいですね。手前の紅梅もよく咲いています。
大気が澄んでいると筑波山までみえるようです。
今日は新宿のビル群がうっすらと見える程度でした。
こちらにも若山牧水の歌碑がありました。
いつもでしたら食事もとらず撮影しながら散策することが多いのですが、今日は食事をとることにしました。
松連庵
こちらはそば処となっています。
せっかくなのでお座敷でいただきました。
ガラス障子からお庭を望む。
やまかけそばをいただきました。
松連庵と梅
この白梅は早咲きのようでした。
百草八幡宮に抜ける出入り口。
左側に竹林、右側の木は秋になると真っ赤に紅葉する楓。
帰りに百草八幡宮へもよってみました。
さて、松連庵に戻ります。
きれいに咲いていますね。
池の方へ行ってみましょう。
お地蔵様がありました。
子育地蔵尊
井戸がありました。
松尾芭蕉句碑
春もやや 希して記調ふ(ととのふ) 月や梅
心字池は雪で凍っていました。
松の雪吊が今年は十分に役割をはたしたことでしょう。
氷が解けた水面に映る紅梅。
雪で足元が悪いので気を付けて登ります。
松連庵の茅葺屋根が見えます。
大気が澄んでいたら見える風景。
都心とは違い青い空が広がっていました。
松連庵の裏あたりから撮影。
紅梅
白梅
つるし雛編へつづく。