椿は桜と咲き競う春の花ながら、首からボトリと落ちる様が武士の世では不吉とされたそうです。
だが、加藤清正が豊臣秀吉のために朝鮮から持ち帰ったとされる五色八重散椿は、他の椿と比べて2点変わったところがあるそうです。
まず1点目は、1本の木にピンク色、白色、赤色、絞りが入ったものなど、いろいろな花を咲かせることです。
2点目は通常、椿は、花が丸ごと地面に落ちるのですが、五色八重散り椿の場合は、桜のように花弁が1枚ずつ散っていきます。
風に散りゆく椿の花びらの中で剣を交える瓜生新兵衛(岡田准一)と榊原采女(西島秀俊)。
実戦に近い殺陣ではないでしょうか?
ただ愛のために・・・
亡き妻との約束のため
友のため
藩のため
私には無縁な言葉です。