スヌスムムリクの生々流転日記

過ぎ行く日々の風景(2012.5.4~)ご訪問ありがとうございます。

清水窪弁財天湧水から洗足池

2020-11-07 23:00:00 | 湧水

清水窪弁財天へ行ってみました。

所在地:東京都大田区北千束1-26

東急電鉄大岡山駅から徒歩10分弱くらいで住宅街の中にあります。

画像右側の看板が目印です。

清水窪弁財天鳥居

清水窪弁財天

【俗称 清水窪辨財天の由来
この辨財天社は江戸時代初期の頃、この地の所有者(北千束一の一四の八番地在住)岸田家先祖がこの地にこもる霊気を感じて祀られたものである。
当時はうっ蒼とした杉の森で昼でも天日を見ることができないくらい茂っていたそうだ。
この地に湧き出す清水は今日でもどんな干天になっても絶えることがない。
その昔は白蛇の姿を見たこともあるという。
霊気は物すごいまでに強く邪心を捨てて一心に念願すると不思議に叶えられるので遠近各地からの参拝者が絶えない。
現在は神格が昇って左の如く祀られている。

清水窪辨財天昇格改称
天八大龍王神

旧大森区史によると、この地は大古大森海岸の入り江の奥にあたり、更に低地にあたる洗足池や小池などは当時の海の名残であると記されている。
庵主  】境内案内板より

こちらは東京の名湧水57選に選定されています。

一見、豊富な水量に見えますが、現在はポンプで循環させているそうです。

大田区文化財

 池の長さ約:20メートル。池の小島の小さな祠には弁財天がまつられている。

 この湧水は武蔵野台地の端、千束の谷がつきるところにあり、旧村落の頃、

この付近一帯を清水窪と呼んだのも、この地形のためである。

 ここから湧き出る水は洗足池の源流となり、かつて千束の谷が田畑であった頃、用水として灌漑していた。

 本区のみならず東京都内に残された数少ない湧水池として貴重である。

              昭和五十年三月十九日指定 

                         大田区教育委員会

清水窪弁財天の湧水は住宅街の道路の下を流れ、洗足池へ流れ出るそうです。

少し迷ったのですが境内を見たら洗足池まで歩いてみることにしました。

境内末社がたくさんあります。

天圀蔵五柱五成大神・三社大口真大神・三徳大明神

天五色大天空神

馬頭観世音

天大圀主之命

境内を散策してから洗足池を目指して歩き始めました。

すると清水窪弁財天の湧水が暗渠から流れ出ていました。

洗足池公園の桜山の脇を流れていきます。

洗足池へと流れ出ます。

洗足池に流入する支流はいくつもあったが、現在も残るものは清水窪弁財天の池の湧水だけだそうです。

洗足池の周りを散策してみることにしました。

洗足池弁財天(厳島神社)

イチョウが紅葉を始めています。

千束八万神社

池月橋

御松庵妙福寺

大田区立勝海舟記念館(旧清明文庫)

勝海舟夫妻墓所

西郷隆盛(南州)留魂詩碑

東急池上線の洗足池駅の近くにあった高架橋?低っ!


東京都東大和市「東大和市役所 湖畔集会所裏ビオトープ」

2020-08-02 23:30:00 | 湧水

二ッ池公園から少し歩き東大和市の湖畔集会所へやって来ました。

この集会所の裏に湧水を利用して造られたビオトープがあります。

所在地:東京都東大和市湖畔2-1044-234

狭山丘陵の麓に位置し、崖線から湧出する水を利用して、ビオトープを造り、市民に親しまれているそうです。

こちらは東京都の名湧水57選に選定されています。

睡蓮の花が咲いていました。

こちらもたくさんのトンボが飛び交っていました。

入口の脇に「湖畔とんぼ池」の立て札があります。

なお、中には入れません。


東京都東大和市「二ッ池公園」

2020-08-02 23:00:00 | 湧水

龍の入不動尊をあとにして、東大和市の「二ッ池公園」へやって来ました。

所在地:東京都東大和市湖畔3-1085

なんか細長い出入口ですね。

遊具を横目に湧水口を探しました。

すると遊具があった場所からやや下り草むらの中に湧水口がありました。

こちらは東京都の名湧水57選に選定されています。

湧水口

湧水は生い茂った草むらの中を流れます。

トンボがたくさん飛んでいました。

大きなカーブを描いて流れます。

そして公園の池へと流れ込みます。

公園の池の草むらからはウシガエルの鳴き声が聞こえてきました。

また野鳥観察ができるのか望遠カメラを構えた人達がいました。

二ッ池公園といっても池は一つしかありません。

画像の右側にある解説版の内容。

二ツ池公園は、東大和公園の西側に接した、約3,000平方メートルの公園です。

池は前川の源流部になっており、昭和30年代前半までは、周辺にあった「狭山田んぼ」の用水でした。

水田がなくなったあと、昭和53(1978)年に公園として生まれかわりました。

公園の周囲には、桜などの美しい街路樹がアーチ型に並び、趣き深さを与えています。


東京都武蔵村山市「龍の入不動尊」

2020-08-02 22:00:00 | 湧水

今日は武蔵村山と東大和の湧水を巡ってみました。

まずは「龍の入不動尊」へ行ってみました。

青梅街道に看板がありますのでその細い路を進んでいきます。

細い路をしばらく進むとたどり着きます。

所在地:東京都武蔵村山市三ツ木5-9-5

「心経院」

山号は真誠山と称し、正式名は「真誠山心経院滝の入不動尊」と称する、神仏一体の寺社。

龍の入不動尊略図

お堂の裏山も境内が広がり石仏や奥の院があります。

お堂の裏へ湧水をもとめ進みます。

裏山には略図どおり石仏がたくさんあります。

ぼけ除不動明王様。

私もよく拝んでおかないと・・・苦笑。

湧水をもとめ進むと、路に僅かに流れていました。

これをたどると龍の入不動尊の東に広がる野山北六道山公園へ繋がっていました。

野山北六道山公園には小さな池が幾つかあります。

湿地帯になっているようです。

少し戻ってしまいましたが進みましょう。

先ほどの湧水が流れ出ていた場所から少し進むとたどり着きました。

こちらは東京都の名湧水57選に選定されています。

龍の入不動尊の湧水は、不動尊境内の池に落ちます。

この湧水は、狭山三滝の一つである白糸の滝と呼ばれ古代から御神水として尊ばれていたと伝えられています。

上には辯天堂が建っています。

清めの水は龍の口から勢いよく出てきています。

滝の入不動明王堂

不動堂の裏には石仏がたくさんあります。

弘法大師

不動堂の裏側。

不動堂の上に向かって登ってみました。

天神社

奥院

艮神社(うしとらしゃ)

不動明王様

龍の入不動尊の裏山から武蔵村山市の街並を望む。


東京都小金井市「はけの森美術館緑地」

2020-07-13 23:00:00 | 湧水

滄浪泉園からはけの森美術館緑地へやって来ました。

写実的な画風で知られる洋画家、中村研一のアトリエ跡です。

アトリエ跡は現在緑地内のカフェとして使用されています。

所在地:東京都小金井市中町1-11-3

はけの森美術館の横に緑地の南側の出入口があります。

中庭からの湧水は画像、右下に流れてきています。

庭はハケの風景を生かして広がります。

西欧の庭のような水景もあります。

湧水はこの中庭に湧いています。

石升の中からの湧水が池に美しい水紋を描きます。

こちらは東京都の名湧水57選に選定されています。

竹林の中の階段を上がっていくと北側の出入口があります。

画像の右側には湧水口があるようで水が流れてきています。

北側の出入口。

竹林からの湧水の流れ。

石升からの湧水と一緒になり、南側の出入口の右手に流れ出ます。

はけの森美術館緑地から流れ出た湧水は細い道路をまたぎ、流れは「はけの小路」へ続きます。

野川沿いの住宅地へと続く約80mの水路付き遊歩道です

はけの小路を進むと暗渠になった水路を通り野川に流れ込んでいます。

暗渠となったところを眺めていたら、そこにあった家から少年が出てきて、網を持ちキックボードで出掛けていきました。

きっと、野川へ魚などを取りに出掛けたのでしょう。

夏の風景ですね。