田端八幡のすぐ隣にお寺があったのですがとても気になるものがありました。
真言宗豊山派寺院の東覚寺は、白龍山寿命院と号し、 延徳3年(1491)源雅和尚が神田筋違に創建、根岸へ の移転を経て、慶長年間に当地へ移転したと伝えられ ます。江戸時代には、7石の朱印地を拝領した御朱印 寺でした。御府内八十八ヶ所霊場 66番札所、豊島八十 八ヶ所霊場66番札所、上野王子駒込辺三十三ヶ所観音 霊場29番札所、谷中七福神の福禄寿です。
山門
境内
そして気になったのはこちら・・・お堂の前の赤いもの?
近寄ってみるとなんと仁王様じゃないですか。赤い紙が沢山、貼られています。
これはいったいどうしたことでしょう?
石造金剛力士立像
平成10年4月28日指定 石造金剛力士立像は、全 身に赤紙が貼られているので、通称赤紙仁王と
も呼ばれています。身体の悪い人が、疾患のある 部分に赤い紙を貼って祈願すれば、病気が回復す ると信じられ、現在も、なお、祈願する人が絶え
ません。横の草鞋(わらじ)は、祈願して病気の 回復したとする人々によって供えられたもので す。 寛永18(1641)年8月21日、東覚寺住職賢盛の時
代に、宗海という僧侶が願主となって江戸市中に 流行していた疫病を鎮めるために造立されたと つたえられます。 赤紙仁王は、江戸時代の末期までは、田端村の鎮
守である八幡神社の社前にありましたが、明治 維新の神仏分離を契機に、別当寺であった東覚寺 の境内に移され、以後、都内に現存する比較的古
い時代の石造の仁王像としても広く知られている。
なるほど病気の回復を祈願している訳ですね。
赤紙を取り除いたお姿です。
石で出来た不動明王さまと仁王さま
右の仁王さま傾いているけど大丈夫?