スヌスムムリクの生々流転日記

過ぎ行く日々の風景(2012.5.4~)ご訪問ありがとうございます。

文京区「小石川後楽園 紅葉」その5  2013.11.24

2013-11-26 22:53:00 | 季節の花

寝覚の滝

内庭池水の東流が滝となって木曽川に落ちるところで木曽路の名所「寝覚の床」にちなんで呼ばれている。

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木曽山

もとは古木が空をおおって昼なお暗く、渓流にそった様子が木曽路を偲ばせる。またシェロが多くあったことから棕櫚山ともいう。

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木曽川沿いに進みます。

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おっ、高台がありますね~。

白雲台跡

昼なお暗い木曽の山道を過ぎて渓流を渡りここに登ると、僅かに白雲の行き交うのが見えたという高台。遠くは妙義・榛名の山々、近くは赤城・築土の社を望むことができた。

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白雲台跡からの眺め。

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延段

中国風の素朴な石だたみで、切石と玉石を巧みに組み合わせたものである。

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紅葉林へ出ました。左を流れるのは龍田川。

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紅葉林から蓬莱島を眺めます。

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しばらくベンチに腰かけて眺めました。

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先ほど歩いてきた場所です。

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石橋を渡ります。

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立派な石橋ですね。

龍田川に架かる石橋を渡ると何かの碑があるようです。

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龍田川

川辺に楓や桂などの古木が生い茂り、秋深く鮮土する木々の紅葉は春の花より紅いなりといわれる。

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駐歩泉の碑

九代斉昭が西行堂側の流れを西行の和歌

「道のべに しみづながるる 柳影 しばしとてこそたちどまれつれ」

にちなみ「駐歩泉」と命名し、自ら筆をとり碑をたてたものである。

 

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狛犬がありますね。

西行堂跡

藩祖頼房の時代に御鞍打師小野荘兵衛作の西行法師の木造を安置したことから西行堂と名付けられた。ここにある西行の歌碑は九代斉昭の「駐歩泉」の碑にちなみ同夫人が建てたものである。なお、この堂は戦災で焼失した。

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左側の碑

「道のべに しみづながるる 柳影 しばしとてこそたちどまれつれ」

西行法師

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小廬山へ戻ってきました。

 

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紅葉林を眺めるとまだ14時台だというのに影っています。

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蓬莱島

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木の橋がかかっています。

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一つ松

近江の琵琶湖を模した大泉水に対し、琵琶湖の唐崎の一つ松にちなんでいる。

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秋の小石川後楽園、何年ぶりかにやってきましたが美しい紅葉を堪能できました。

春はしだれ桜を見に来ようかな~。


文京区「小石川後楽園 紅葉」その4 2013.11.24

2013-11-25 22:00:00 | 季節の花

大泉水、蓬莱島を眺めます。

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さらに蓬莱島へズーム。蓬莱島の紅葉も赤くなっています。

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パノラマ撮影

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鳴門

真鯉がたくさん口を開けて餌をまっていました。

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内庭へと続く石畳。

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内庭へやって来ました。中島への橋はなんという形の橋なのでしょう?

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唐門跡

昔は唐門によって仕切られ、大潜水側の「後園」と別れていたそうです。

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東京ドームとのコラボ。池に東京ドームが映ります。

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小高い丘があります。登ってみましょう。

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藤田東湖先生遺跡

なんの遺跡なんでしょうか?

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富士見堂

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富士見堂からの眺め

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陸軍造兵廠・東京工廠跡記念碑

かつて陸軍東京砲兵工廠があり関東大震災で大きな被害を受けて小倉工場に昭和10年に機能を移し、払い下げられて後楽園球場になった。記念碑の形はその敷地をかたどっている

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内庭も紅葉がとてもきれいです。

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こちらにも同じ橋がかかっています。

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夏には蓮の花がきれいに咲きます。

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立派な松ですね。

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内庭から紅葉林へ向かって歩き始めます。

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その5へ続く。


文京区「小石川後楽園 紅葉」その3 2013.11.24

2013-11-24 23:01:00 | 季節の花

小町塚から進むと梅林へ出ました。落ち葉がいいですね。

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藤田東湖の記念碑

藤田東湖とは…誰?

戸田忠太夫と水戸藩の双璧をなし、 徳川斉昭の腹心として水戸の両田と称された。また、水 戸の両田に武田耕雲斎を加え、水戸の三田とも 称される。特に水戸学の大家として著名であり、 全国の尊皇志士に大きな影響を与えた。

名は彪(たけき)、字を斌卿(ひんけい)といい、虎之助、武次郎、誠之進の通称を持つ。号の 「東湖」は生家が千波湖の東にあったことにちな むという。東湖の他には梅庵という号も用いた。

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右に琴画亭跡

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神田上水跡

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不老水

この井戸がいかなる干ばつにも水が枯れずまたいかなる洪水にもあふれれ出すことがなかったことから不老水と呼ばれる。

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お~水が溜まっていますね~。

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田端

二代光圀が嗣子綱條の夫人に農民の苦労を教えようと作った田園で現在は毎年文京区の小学生が五月に田植え、九月に稲刈りを行っている。

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上の画像の奥の道。藤棚もあります。春には藤の花、初夏には花菖蒲が咲き誇ります。

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愛宕坂を下から撮影。

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少し内側の道、大泉水を戻ります。

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白糸の滝

六代治保のときに造られたその様子が千条の白糸を垂れているように見えるのでこの名がつけられた。

残念ながら改修中です。でも紅葉が滝のように垂れていますね。

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このあたり池も改修中のようです。

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またまた鮮やかな紅葉です。

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下の覆われている建物は丸屋と呼ばれる建物。やはり改修中です。

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蓬莱島

島は亀の形をしており、先端の大きな鏡石は、庭師徳大寺佐兵衛ににちなんで徳大寺石と名づけられ、弁財天を祀った祠がある。

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小廬山まで戻り引き換えし大泉水、蓬莱島の周りを歩きます。

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人だかりができています。上を見上げればご覧のとおりです。

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異形灯篭

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この辺りも紅葉で覆われています。

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宝来島はご覧のような眺めです。石橋がかかり手前には灯篭があります。

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大山水と紅葉

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幹も太い立派な木です。

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そして上を見上げればご覧のとおり。

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瘞鷂碑

七代治紀は将軍家から賜った鷹を大切にしていた。鷹は治紀が没した四年後に亡くなったため八代斉脩がこれを哀しみ碑を建てたものである。

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その4へ続く。


文京区「小石川後楽園 紅葉」その2 2013.11.24

2013-11-24 22:00:00 | 季節の花

渡月橋から通天橋を目指します。

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通天橋の辺りは紅葉が覆いかぶさるようにとてもきれいです。

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真っ赤ですね~。

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飛び石の橋

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飛び石の中央から先ほど渡った渡月橋の方角を撮影。

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飛び石から通天橋と清水観音堂跡を眺める。

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通天橋

京都・東山東福寺の「通天橋」にならい、 大堰川の渓流に朱塗りの紅橋をかけたもの で、この付近の楓の紅葉は趣が深いところ である。 </p>

下を流れる水はとても澄んでいて音羽の滝といわれています。

音羽の滝

京都・清水の音羽の滝にならってつけられた。もとは萱門外の水準により神田上水の水を汲み上げ桶により小廬山の側へ流していたが元禄の地震のとき水源が破壊され岩組だけが残された。

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飛び石を渡り切りました。

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ここから少し離れて小廬山の上へ。

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園内を見渡すパノラマ撮影。

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通天橋の上からの眺め。

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通天橋

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清水観音堂跡

京都清水寺を写した観音堂があったが、大正十二年の関東大震災で消失した。

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得仁堂

二代藩主光圀が18歳の時、史記「伯夷列伝」を読み感銘を受け、伯夷・叔斉の木造を安置した堂です。

残念ながらただ今改修中でした。以前に撮影した画像も見つからず残念。

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石畳を進みます。

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所々、見上げると紅葉がきれいです。

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萱門跡

門外に水車を設け神田上水を汲み上げ小廬山側に通したといわれる。この門は戦災により消失した。

現在はあづまやとトイレがあり休息所になっています。しかし、この赤い実なんでしょうね?

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円月橋へたどりつきました。

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円月橋

水面に映る形が満月のように見えることからつけられた名称。明の儒学者、朱舜水による設計といわれており、得仁堂とともに当時の姿を留める貴重な建物です。

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以前、訪れた際は改修中でしたが終わっていました。

今は渡れないようになっていますが水戸家の藩主は渡っていたんですかね~。

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花菖蒲田を見下ろす。

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愛宕坂

京都愛宕山の坂にならって造られたもので四十七段の石段からなっている。

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愛宕坂を真上から見下ろす。とても昇り降りには向かない階段ですね。

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八卦堂跡

二代光圀、七歳の時に将軍家光に謁見したおり「文昌星」を頂戴した。後に光圀は文学を好むようになり、文昌星を思い起こし八卦堂を造りその造を安置したという。なおこの堂は大正十二年の関東大震災で焼失した。

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小町塚

塚石が常陸の小野の産地であることから光圀が戯れて小町塚とよんだといわれる。

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こちらが塚石のようです。

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その3へつづく。


文京区「小石川後楽園 紅葉」その1 2013.11.24

2013-11-24 21:07:00 | 季節の花

円覚寺に続き、今日は文京区、東京ドームのお隣の水戸党側家のお屋敷だった小石川後楽園へやって来ました。水戸徳川家といえば水戸中納言家、7人の黄門さまではやはり光圀が有名なんでしょうかね。あとは頼房、斉昭、綱條の順ですかね。

小石川後楽園概要

所在地:文京区後楽1-6-6

江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷(後に上屋敷となる。)の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後 れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられました。
庭園は池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」になっており、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものになっています。また、当園の特徴として各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されています。

この地は小石川台地の先端にあり、神田上水を引入れ築庭されました。また光圀の儒学思想の影響の下に築園されており、明るく開放的な六義園と好対照をなしています。
なお、当園は昭和27年3月、文化財保護法によって特別史跡及び特別名勝に指定されています。特別史跡と特別名勝の重複指定を受けているのは、都立庭園では浜離宮恩賜庭園と当園の二つだけです。全国でも京都市の鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)、醍醐寺三宝院、奈良県の平城京左京三条ニ坊宮跡、広島県の厳島、岩手県の毛越寺庭園、福井県の一乗谷朝倉氏庭園を合わせ9ヶ所だけです。

小石川後楽園入口

何気に木々が紅葉していますね。

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小石川後楽園案内板

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さすがに日曜日。入口にちょっとした行列ができていました。

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並んでいる最中に撮影したものです。

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この時点でこれだけの紅葉を見ることができます。期待感が高ぶりますね~。

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入園料300円を払い園内へと向かいました。団体さまがいらっしゃる上は真っ赤です~。

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入口にある涵徳亭。

さて、いつもコースで歩くとしますか。ちなみに春でしたらしだれ桜で足が止まります。

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涵徳亭の前から緑の丸みを帯びた小廬山がみえます。この丸みが好きです。

見晴らし台となっていますのでまた後程に眺めをアップしましょう。

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真っ赤なカエデと緑色の小廬山、そして青い空。

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涵徳亭、灯篭と紅葉。

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渡月橋

大堰川にかかる低い土橋で京都嵐山の「渡月橋」の名をとった。

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渡月橋の左側「西湖の堤」

中国の杭州(現在の浙江省)の西湖の堤に見立てたものです。本園以後、日本各地の大名庭園に影響を与えたといわれています。

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白鷺が歩いていました。

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大きな鯉が泳いでいます。浮かんでいるカエデの葉をつついていますね。

しかし透明度の高い綺麗な水です。現在は機械で濾過して循環させているのでしょうか?

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渡月橋の右側、池の奥、真っ赤な紅葉が画像中央の朱塗りの通天橋をひきたてます。

後程、渡月橋付近へ行ってみましょう。

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屏風岩

屏風のように真っ直ぐに屹立していることから屏風岩と呼ばれる。三代将軍家光がしばしば訪れた際に、この近くの松の枝に手拭いを掛け、河原の石に腰をおろしたといわれる。

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その2へつづく。