香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

晴れて降って

2013-11-10 19:40:06 | なんでもない話
金曜日の大荒れから一転して
土曜日はとてもいい天気
朝、北大の方を走ってきたら
銀杏並木はほとんど葉が落ちて
ぎんなんの「うっ」という香りが満ち満ち
山には雪がうっすらと冠っていました


夜は、Paul's Cafe2013
ベルギービールフェスティバルへ
お料理を食べながら
10種類のベルビービールの試飲をし
ビンゴ大会やオークションなどの3時間


10杯といってもグラスに1/3くらい
バイキングのお料理の量が人数分に足りなくて
ベルギーといえばチョコレートとかワッフルとかかなぁと思っていたけど
バイキングにあったデザートがいちごのフルーチェで
ベルギー料理という感じだったのは、ムール貝くらいかな
蕎麦とかカッパ巻とかだったし、
5時からはじまって6時くらいには
バイキングの料理はほぼなくなっていたので
空腹をビールで満たした感じでした

ビンゴ大会が1時間ちかく続いて
もういいよ、と思っていたところ
まだ当たっていない人と呼ばれて前に行ったら

女性優先で、Tシャツや栓抜きなどなど
袋ごともらえました
ビンゴに当たった方々が小瓶ビール1本だったのに
外れたわたしの方がいいものをもらった感じで
仲良くなった周りの方々にちょっと申し訳なかった

オークションも1時間以上ずっとやっていて
真ん中に陣取っていた常連客の方々にほぼ落ちるという感じ
席も決まっていたので、最初からそういうものだったのかな
と、なんか、文句タラタラ
結構な参加費だったので、
食べ物のうらみは・・・という気分かな
ま、もう行かなくてもいいなと分かったことが良かった

今日は、朝からすごい風と雨
約束があって出かけたのだけど、用事が無くなり
ひとりでカフェで珈琲飲んでいたら、
お友達が誘ってくれて、ドライブしたり
プラプラ買い物したり、珈琲のんだり


ドライブで通った滝野霊園
通るたびに思うけど、なんでモアイ像なんだろう

途中で入ったロイズ珈琲館のトイレに

秋らしい可愛らしいかざりもの

午後からは雨もやんで
長靴はいてショッピングモールを歩いていたので
ちょっと気恥ずかしかった 
そんな休日

黒書院の六兵衛(下)

2013-11-08 23:06:55 | 本のこと
浅田次郎さんの
『黒書院の六兵衛(下)』


 御城明け渡し後も、徳川の世が安泰であるかのように、
 謎の旗本は勤仕をまっとうした、しかも出世までして。
 やがて明暗と噪寂の中、まさかの天下禅譲の儀が……
 なしくずしの御一新でも、人としての義は変わらない。


すっきりと全てがわかって終わらなかったけど
浅田次郎さんの考える
男の、武士のロマン?矜持?の小説のように感じたな
歴史上の人物がたくさん出てくるんだけど
勝海舟、西郷隆盛、桂小五郎、明治天皇
篤姫様、和宮様、徳川家達様、などなど
そうそうたる方々が右往左往する姿と
それぞれの方々の人物設定が、
浅田さんらしく、面白かった
ありえない話だとは思うけれども
こういうことが、本当にあったらよかったな
そういう風に思って読み終わりました

    

今日、札幌は初雪が降りました
朝から、みぞれまじりの雪が雨になったり雪になったり
なんだかすごい天気
まだまだ根雪にはならないよね

植物男子 ベランダー

2013-11-05 20:31:08 | なんでもない話
昨日の夜、1回だけ放送していた
『植物男子 ベランダー』s
いとうせいこうさんの原作で
田口トモロウさん主演
ベランダで植物を育てる男性の
独り言のようなドラマなんだけど
植物のこととかは、勉強になるんだけど
田口さんの独白に大爆笑
めちゃくちゃ面白かったです
再放送の予定なしとのことですが
BSプレミアムなので、いつか再放送すると思うので
気がついたら、ぜひぜひ見て欲しいなと思う番組でした

今期のドラマ
まずは、やはり『ごちそうさん』
あまちゃんのあとで、最初は少し入りにくかったけど
いまは、面白く楽しい朝を過ごさせてもらってます
おにぎりが美味しそうで、
ついついお弁当がおにぎりになる確率が高くなったりして
今週から、小姑役が大好きなキムラ緑子さんなんだけど
なんだか少しドロドロになるの?と心配

そして、『リーガルハイ』
前回のシリーズもとっても楽しかったので
今回も楽しく見ています
堺雅人さんのドラマ、半沢直樹よりずっといいよなぁ

『東京バンドワゴン』
これは、小説をずっと読んでいるし
登場人物のイメージがそんなにかけ離れていないので
玉置浩二さんは、ちょっと痛いんだけど
毎週楽しみにしていますです

それと、やっぱり『相棒ーSeason12』
ああ、わたしはいつまで相棒を見続けるのだろう・・・と少し不安



今日の札幌は小春日和
お昼休みに、近くの区民センターの図書室へ
本を返却してまた借りて
少し時間があったので、前庭のベンチで本を読める暖かさ

ここのベンチで読みましたです

朝の天気予報では、今週は雪が降りそうだったけど
午後からの天気予報では、雨に変わってました
子供の頃の記憶を読み起こすと
この時期に、初雪が降っていないのは
やっぱり温暖化なのだなぁと、心配になります

黒書院の六兵衛(上)

2013-11-04 21:15:39 | 本のこと
浅田次郎さんが日経新聞で連載していた
『黒書院の六兵衛』上巻

 不戦開城決した江戸城に、てこでも動かぬ旗本がひとり。
 居てはならぬ旧幕臣の正体があきらかになるにつれ、
 城中の誰もが遠ざけ、おそれ、追い出せない……
 幕末の武士の屈託まで描き出す、時代ミステリー傑作。


幕末の江戸城引き渡し頃のことは
大河ドラマ「新撰組!」や「天璋院篤姫」
小説も幕末の時代のものは好きなので結構読んでいて
ある程度の知識はあると思っているので
小説の中の少し難しい文章も頭に入りやすい
そして、なんといっても驚く内容
思いもよらない展開で、いまの所、目が点
はまっております

    

今日は特に予定がない休日
静かに本を読んで過ごすという贅沢
でも、ちょっとだけ走りに出ましたが
右足後ろ側の違和感が大きくて、
無理はしないでおこうと、5kmでやめて
ちょうど北大の中だったので、
のんびりと落ち葉を踏みながらの散歩に





天気もよくて、気持ちよかったなぁ
北大金葉祭中だったので
宣伝するふんどし姿の学生さんに
ちょっとひいたけど
銀杏並木、紅葉を見に来た人たちはみんな
暖かい格好していて、楽しそうだったな

夢幻花

2013-11-03 20:31:54 | 本のこと
東野圭吾さんの『夢幻花』

 独り暮らしをしていた老人・秋山周治が何者かに殺された。
 遺体の第一発見者は孫娘の梨乃。梨乃は祖父の死後、
 庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、ブログに
 アップする。ブログを見て近づいてきたのが、警察庁
 に勤務する蒲生要介。その弟・蒼太と知り合った梨乃
 は、蒼太とともに、事件の真相と黄色い花の謎解明に
 向けて動き出す。西荻窪署の刑事・早瀬らも、事件の
 謎を追うが、そこには別の思いもあった。
 「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と
 著者自らが語る長編ミステリ。


東野圭吾さんの小説なので、読みやすい文章で
最初の方は、どうなるんだろうと興味津々で
どんどん読み進めて行ったのだけど
後半、流れが見えてくると
色々な物事と人間関係と偶然と必然と
何もかもがてんこ盛り過ぎて、
現実感がなく、気持ちはしりすぼみ
もう少し、ひとりひとりの心の機微とかを
ゆったりと読みたかったな

   

昨日は、秋深い札幌の紅葉のなか
お友達がドライブに連れて行ってくれた
途中で入ったカフェの窓から


今日は、午前中は小雨が降っていたのだけど
北大の方に走りに行ったら
銀杏並木が車両通行止めとなっていて
たくさんの人がいる中を走ったら
ぷ~んとぎんなんの匂いが・・・
午後からは、以前の事務所でのお客様の奥様と
ちょっとしたお話があって、JRホテルでお茶

とってもおいしいお茶とケーキで
2時間以上おしゃべり
楽しかった

柚子の花咲く

2013-11-01 22:13:26 | 本のこと
葉室麟さんの『柚子の花咲く』

 江戸時代中期、瀬戸内海に注ぐ日江川の河岸で、
 一人の武士の遺骸が見つかった。
 男は村塾の教師・梶与五郎。
 身分のへだてなく愛情を注ぐ梶は、
 教え子たちから厚く慕われていた。
 ところが、死んだ途端に悪評がたった。
 少年時代、与五郎から薫陶を受けた
 若き藩士・筒井恭平は、その噂を
 信じることができない。
 かつて学業の劣る塾生だった恭平を、
 与五郎は諦めずに何度も諭してくれた。
 「桃栗三年、柿八年、柚子は九年で花が咲く」が
 与五郎の口癖。柚子のように遅咲きの恭平にとって、
 時をかけて人が育つのを温かく見守る与五郎は、
 年の離れた兄のような存在だったのだ。
 恩師の汚名をそそぐため、恭平は与五郎が殺された
 隣藩へ決死の潜入を試みる。探るうちに、
 与五郎の噂の真実、共に学んだ仲間たちの想いが明らかになっていく……。
 恩師が掴み取った人生の意義とは何だったのか、
 そして恭平自身が選びとった生き方とは――。
 魂を揺さぶる感動の長篇時代小説。


葉室麟さんの時代小説は、時代風景がわかりやすく
すんなりと、その時代に入って物語を経験する気がする
そして、人のやさしさや孤独なさびしさなど
胸が痛くなるような、深とした気持ちで読んでしまう
ちょっと悲しいさびしい小説でした