香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

土佐堀川

2015-12-30 11:49:52 | 本のこと
NHK朝ドラ「あさが来た」の原作本
古川智映子さんの小説『土佐堀川』広岡浅子の生涯



豪商三井家から17歳で大阪の両替商・加島屋に嫁いだ浅子は、
家運が傾くと持ち前の商才を発揮、「九転十起」の精神で
難局を切り開き、大阪随一の実業家として大成する。
晩年は、女子教育にも力を注ぎ、日本初の女子大学開設に奔走。
歴史に埋もれてきた不世出の女性実業家の生涯を、
初めて世に紹介した名作が、待望の文庫化。


ストーリーは朝ドラを見ているので、
なんとなくわかりながらも、
ドラマとはちょっと違う浅子の力強さが
淡々とかかれていて、気持ちがいい
浅子さんは体が弱く、何度も死にそうなくらいの
病気や災難に襲われながらも、71歳まで
生きる使命をもって、思いっきり生きたのだなと
あきらめないこと、物事にきちんと向き合うこと
逃げないこと、何が大切か冷静に判断できる力
すごい人だなと、改めて思いながら読みました
女としての浅子さんの心情は、さらりと描かれていて
時代の差と、浅子さんの愛情を感じました

本当は、ほとんど交流がなかった五代友厚さんからの
この言葉は、やっぱりドラマの五代さんが目に浮かび
ジーンとしてしまいました
「勝たなあかんで。負けの人生は惨めや。
負けたらあかん。他人やない、自分にや」


読み終わり、余韻にひたりながら後ろの解説を見たら
なんと、宮本輝先生の解説でした
輝先生らしい締めくくりの解説も読み応えありましたよ

    

2015年もあと2日ですね
今年の読書のこと、
今年のランニング(ジョギング)のこと
アップしたいと思います


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2 コメント

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Unknown (NAOJI)
2015-12-30 17:14:01
あさが来た、人気らしいですね。
私は土曜日と日曜早朝にやってるダイジェストしか見られないので話の筋はあまりわからないのですが図書館にあったので予約してみました。
7番目だから2ヶ月ぐらいかかるかな?
積読本がたくさんあるので、そのぐらいがちょうど良さそうです
返信する
NAOJIさん ()
2015-12-30 21:29:53
コメントありがとうございます

あさが来た、最初はなんだか
朝ドラらしいというか、おてんば娘シリーズ?
なんて思って見ていましたが、結構面白いです

積読本、実はわたしも結構あります
ちょうどいい具合の感じでいいんですよね~
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