香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

白ゆき姫殺人事件

2014-07-19 20:13:18 | 本のこと
湊かなえさんの
『白ゆき姫殺人事件』



化粧品会社の美人社員が
黒こげの遺体で発見された。
ひょんなことから事件の糸口を掴んだ
週刊誌のフリー記者、赤星は
独自に調査を始める。
人人への聞き込みの結果、
浮かび上がってきたのは
行方不明になった被害者の同僚。
ネット上では憶測が飛び交い、
週刊誌報道は過熱する一方。
匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。
うわさ話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。


『告白』を読んで以来、敬遠していた湊かなえさん
ドラマは、何度か見ていたし(『夜行観覧車』とか)
映画では、綾野剛さんが出ているみたいだし
ちょっと読んでみようかなと思ったのですが・・・

ひとりひとりの事件に関する独白を読むと
参考資料として、本の後ろがわに
ネットのコミュニティサイトの様子や
週刊誌の記事などがあるという
ちょっと変わった形の小説です

人の心の中の自分では隠しているつもりで
隠しきれない薄汚いずるい部分
ワイドショー的な好奇心
人の不幸は蜜の味?
他人をおとしめて自分を優位にしたい欲望
これでもかっというほど、
あえて見たいとは思わないところが表現されていて
ああ、やっぱり後味の悪い、
何のために読むんだろうと思ってしまう
それでも、途中でやめられず読了
ここまで書ききる湊さんって、すごいな
でも、やっぱり、わたしは苦手だ



お口直し
『ダーリンは外国人』ベルリンにお引っ越し

トニーさんとさおりさんの生活レポコミック
子どもの小学校入学を機に、
ベルリンにお引っ越しをしたお話
ほぉっと驚いたり感心したり、楽しいです
子どもの対して、育てる環境や教育を
きちんと考えて話し合っていく姿を見ると
カナダのお友だちを思い出しました
日本の学校を本人は経験しているからこそ
外国の学校や環境をどうやって受け入れるか
真剣に考えて対応していこうとするのかな
真面目な話ばかりでもなく
トニーさんとさおりさんのやりとりは
相変わらず楽しく、微笑ましいです



昨日は、元同僚のPuーちゃんと久し振りのお食事会
Unico改めたいちで、楽しくおいしい時間を過ごして
お酒は、と飲み過ぎることはなかったのだけど
朝、ちょっと二日酔いっぽい感じ
まずいまずい
お友だちとの約束の時間前に走りに出ました



風が強かったけど
北大の中は風も弱く
気温もそんなに高くなくて
気持ちよく走れました
相変わらず、遅いですけどね