香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

名もなき花の

2014-07-17 21:27:28 | 本のこと
吉永南央さんの
『名もなき花の】



小蔵屋を営むお草は、
新聞記者の萩尾の取材を手伝って以来、萩尾と、
彼のライフワークである民俗学の師匠・勅使河原、
その娘のミナホのことが気にかかっている。
15年前のある〈事件〉をきっかけに、
3人の関係はぎくしゃくしているらしいのだ。
止まってしまった彼らの時計の針を、
お草は動かすことが出来るのか。


紅雲町珈琲屋こよみ 第3弾です
主人公のお草さんは、70歳過ぎのおばあさん
シリーズを通して、芯と1本通ったお草さんの考えや
静かに、しっかりと、そしてやさしく過ごす毎日が
とても好きなのですが
今回のシリーズでお草さんはちょっと感情を露にします
その分、お草さんの苦しみも感じました
「形が整って幸せならけっこうですけど、
結局、幸、不幸は自分で感じることですから」




札幌はいまちょうど紫陽花が花盛りです

しあわせ写真を投稿するという企画があり
自分にとっての幸せな写真って何かなぁと考えました
企画のサイトはこちら → しあわせ写真大募集
ここ数年は、仕事をすることも出来て
走り始めて、大好きな本を読めて
考えたら、充実した日々を送ることが出来ていると
改めて、ありがたいことだなと思い
やはりこれは、大切に育ててくれた
両親がいてくれたからこそなんだなと・・・・
改めて書くとちょっと恥ずかしいですけど
父が亡くなる1年前、ずっと続けていた仕事を辞めた時
平日に親と旅行なんて、今しか出来ないなと思って
両親と母とちょっとしたバス旅行に行った時
満開のチューリップ畑から、
展望台の上でカメラを構えているわたしに向かって
見上げている両親の写真を選んでいました

色々なしあわせ写真、
展示されることがあったら見に行こうと思います