猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

イヴ タンギー

2010-12-04 | アート
                    

          来年2011年2月9月から5月9日まで六本木の国立新美術館で
          シュルレアリズム展が開催される
          これは、パリ、ポンピドゥセンター所蔵のもの

                    

          豪華なアーテイストたちの競演である
          ジョアン・ミロ
          マックス・エルンスト
          デ・キリコ
          ルネ・マグリット
          サルバドール・ダリ
          マルセル・デュシャン
          ジャクソン・ポロック
          アルベルト・ジャコメッテイ

          そして好きなイヴ タンギー


                    

          1924年の詩人アンドレ・ブルトンによるシュルレアリズム宣言による運動の開始
          日常的な現実を超えた新しい美と真実のアートは、文学や絵画にとどまらず
          広く文化全域に波及しました

                    

          さて、イヴ タンギーはフランス人で1900年の生まれ
          変わった経歴である
          18歳の時に軍隊に入り、22歳の時兵役を終え、偶然デ・キリコの絵画を見て、独学で絵の道に進んだ
          アンドレ・ブルトンは「もっとも純粋なシュルレアリスト」と評した
          上の作品は日本語タイトルなしの「There,Motion has not yet Ceased,1945」という
          今回の展覧会でみられるのは上の絵の原型となる「岩の窓のある宮殿、1942年」である

          何とも言えない寂寥感、でもどこかにある解放感
          海底にたたずむような しかし完全な絶望感ではない何か
          デ・キリコと通じる現代アートの表現力
          とても印象的で一度見たら忘れられない構図と色合い
          是非現物を見てみたいと思う