時間を作って、試験の前日に三井記念美術館の円山 応挙展に行ってきた
覚えのあるビルだと思ったら以前マンダリンオリエンタルホテルのバーで一杯飲んでいた
朝10時開館で10時20分ころ入館した
おちついた雰囲気でとてもよいエントランス
眼鏡絵から順番に展示されていてとても見やすかった
キャラリーもみなさんお上品なかたたちばかりであった
さて、最初に「松鶴図屏風」を見たが実物はやはり迫力がありすばらしい
当初は龍の絵が好きなので「雲龍図屏風」を見に来たのだが
屏風絵はすべて素晴らしい
筆の使い方、対象および背景の色、構図などどれも
一番素晴らしかったのは、やはり国宝「雪松図屏風」のダイナミックさと繊細さ
遠近感が出ていてとてもいきいきと見える
また、左隻右隻の中間の空間の持たせ方がうまい
左右の松が決して重なり合っておらずほどよい距離で存在感を出している
これを「迫央構図」というらしい
空間も美の一部だ
今般もう一つ良かったのは「竹雀図屏風」
竹にとまっている雀や飛んでいる雀を描いているが何かとても暖かいものを感じた
左隻右隻でおのおの雀の動きが違うのでストーリーのように流れていた
竹の描き方も繊細である
長谷川 等伯の竹や松も大好きだが応挙もすばらしい
丁度勉強している最中だったので、さらに興味をもつことができた
次回は江戸の仕掛け人 蔦屋 重三郎展に行ってみたい
それにしても最高の天気でよかった