満々と水を湛える井の頭池。皆さんよくご存知の神田川の水源のひとつ。この近くに
武蔵野三大湧水池、善福寺池も神田川の水源です。他一つは石神井池。このみっつ
とも、ボクの少年時代の遊び場でありました。
今では全く考えられないでしょうけど、ボクの子供時代にはこの豊かな水源を利用して
JR中央線と西武線の間には水田が結構あったんですよ。小学校の夏休みの宿題で
田んぼでカエル取り、それの解剖なんてやったりして。
この井の頭池は北西から南東に延びる細長い形状の池。上の写真は南東方向を臨んで
います。
池はご覧の通りこんもりとした森に覆われていますが、池の端に水面に覆いかぶさって
見えるのは桜の木。春になると緑の水面と薄いピンクのコラボレーションが絶妙です。
後ろを翻って見ると、小高い丘が。これを御殿山と呼んでいます。この名の由来は前に
武蔵国分寺をご紹介したとき「お鷹の道」という幕府の鷹狩りの場を案内しましたが、徳川
家光の時代に彼が鷹狩りの途次の休憩場としてこの丘に御殿を建設したことに由来します。
更に付言すれば、井の頭公園は武蔵野市と三鷹市に跨っていますが、この三鷹は鷹狩り
の場から取られた地名です。
この御殿山に建てられたマンション。都内の高級マンションのはしりのひとつ。この井の頭
公園を一望出来る借景マンションとして話題になりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Phoenix 東北&関東
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・