この行列。先々週の土曜日に地元の市役所主催で今をときめく、あのタニタさんの講演会が。
主夫で我が家の食を預かる身としては見捨てておくことは出来ませぬ。抽選で当たって
謹聴してきましたよ。
講演はタニタさんの管理栄養士・健康運動指導士である堀越理恵子さんという可愛らしい
方が。パワーポイントを使って簡潔にてきぱきと痩せるためのあの手この手が披露されました。
流石にマスコミに超人気の企業さんだけあって、プレゼンテーションは手馴れたものです。
こういうテーマって、お役所がやると妙に堅苦しくなっていけませぬ。やはり民間の会社さん
の若い溌剌とした方に喋って頂かないとメモもとる気が起きませぬ(笑)
で、内容ですけど、ボクの場合数年前にメタボ撲滅運動が開始されたときに、特に必要は
なかったのですけど、ボランティアで3ヶ月で3KG体重を落とすというテストをやったことが
あり、その時にやはり管理栄養士の方のレクチャーを受けたことがあり、中身に新味は
ありませんでした。でも、折角なので皆様にポイントをご紹介します。
■体脂肪1kg減らすには7200kcal減らす必要があります。これは男性の標準食事量の
三日分に当たります。また急激な体重減は体に負担アリ、1ヶ月で1kgくらいを目処と
すると、7200/30日=240lcal/日落とす必要があります。男子一日分の食事量が
2400Kcalですから、毎日1割の食事量を減らせばいいことになります。
■また、この一割はウォーキング1000歩分(10分以上)に相当するそうで、今までの平均
歩数に加え10分以上の徒歩の上乗せでカバーできます。
とお堅い話しは抜きにして。上の写真は発売すると速攻で完売というタニタ食堂のお弁当。
これも抽選で当たりまして、目出度くゲットできました。講演会終了後、市役所の食堂で
戴きました。
ご飯と別盛りですが、結構な分量が。その意外さにちょっとびっくり。
メニューは
■さばのねぎ味噌焼き(229g 塩分1.6g)
■小松菜と生揚げの煮物(89g 塩分0.6g)
■いんげんのごま和え(34kcal 塩分0.4)
■ごはん(100g 144kcal)
ここで注目は全体に塩分がとても少ないこと。全体で2.6gしか使っていません。そして
メニューの中で特にメインとなるおかず一品に集中して使っていること。これで脳を刺激
して、トータルで薄味でも満足感を与えるんだそうです。
何故塩分を控えめにするかというと、しょっぱいもの、辛いものを摂ると、その分中和の
ためにご飯等の主食を取りすぎてしまうから。
この一極集中で塩味を強めるというのはなかなか参考になりました。
そして第二点は野菜が多いこと。更に第三点はこの野菜が堅く煮てある、炊き上げて
あるという点。よく噛むということはそれだけ脳を刺激して満腹感を早く感じさせる効果
があります。これを狙っていんげん、にんじんは結構堅かったです。
実は健康食というと薄味で病院食のイメージが強かったのですけど、実際にこれを食して
そのイメージが大きく変わりました。塩味を薄くしている分ダシはしっかりとって味をつけて
いるんだとか。やはり昔の人はよく考えて料理していたんですね。今では簡単に出汁の素
で調理してますが、あれは相当塩分が多いので気をつけないといけません。
そしてこれはボクにはちょっと出来ませんが、食べ方のアドバイスが。まず最初に野菜の
繊維質から食べること。野菜の繊維質が胃や腸でその後やってくる糖質やら脂肪やら
炭水化物の吸収を押さえるんだそうです。よって野菜を沢山食べてバリアを作って、それ
から主菜。以上を食べ終わってから初めてご飯を食べてくださいとのことでした。
見た目は派手さはありませんでしたが、結構おいしくいただけました。でも、副菜が大変
薄味であったせいでしょうか、主菜のサバがかなりしょっぱく感じたのは意外でした。
ご飯は100gですけど、普段のボクの食事からするとちょっと多すぎ。80g程度で十分
かな。
ということで、レクチャー+実食で大変有意義な講演でありました。最近のBの料理は
この経験を生かし、塩味をかなり押さえ、且つ野菜は余り煮込まないように心がけて
作ってますよ。
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Phoenix 東北&関東
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