Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

MINIチャリ散歩:府中・国立へ② 大国魂神社(1)

2012年09月27日 08時20分38秒 | MINIチャリ散歩

家を出て約1時間半。京王線府中駅前にチャリを置いて徒歩でこちらに。
でっかいケヤキの並木が甲州街道から続きます。
傍らにはこんな銅像が。この銅像は源八幡太郎義家の像。

凄い並木でしょう。遠くからわざわざこれを見に来る価値があるというもの。
国の天然記念物に指定されています。正式名称は「馬場大門けやき並木」。これの
そもそもは源頼義・義家父子が「前九年の役」に出陣の際に、大国魂神社に勝利を
祈願し、無事1062年に凱旋帰還し、御礼として苗木千本を寄進したことによります。

そして時代は下がって、徳川家康が江戸を開いた際に先ず二万の軍勢を留め置いたのが
このあたり(現在につながる江戸城となるまでの数年間は水の確保が必要で、神田川の
治水工事が先行して行われていたことはこのブログでも度々ご紹介済み)

その縁からでしょうか、はたまた源氏を自らの祖とした家康のプロパガンダもあったんじゃ
ないかと思いますが、源義家に倣い家康も自らこの並木を補植し、現在の姿になっています。

以前はもっと大きなご神木がありましたが、昭和24年のキティ台風でなぎ倒されたり
火災で焼失したりで、今の巨木はこんな感じ。

考えてみると昔は台風の名前って米国のハリケーンと同様に名前を付けていたんですね。
残念ながらこういう可愛らしい台風の名前ってボクの脳ミソの中にはインプットされていま
せんけど。ボクの記憶にあるのは「伊勢湾台風」だけど、これは地名でした。色々変遷
があるんですね。少なくとも近年になって日本を襲う台風の数がむちゃ増えて、今じゃ
号数で表すようになってしまった。

 

参道入り口に置かれた狛犬さん。こちらは石の表面を見る限り比較的新しそう。

本殿に向かう参道です。昔と変わらぬ姿です。ボクは高校から結婚までこの付近に
住んでまして、なんと成人式の年には家族一緒に氏神様であるこちらでお礼参りを
したりして。
勿論年末年始のご挨拶も欠かさずで。お祭りの時はこの長い参道にぎっしりと屋台
が並んで、それはそれは大変な賑わいを見せてくれます。

この日は平日ではありましたが、次から次へと参拝客が途切れず。相変わらずの
人気ぶりでありました。

 

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