窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・50週は定点1.41人でした。20県が流行域突入です。(予報誤差は想定内です。)

2010-12-25 00:15:20 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が流行入り(確定)
        ・・・・・       
 ・第48週(11月29日~ 5日)・大分が流行入り(確定)、他9県が流行域突入 
 ・第49週(12月 6日~12日)・佐賀、長崎、埼玉、宮城、福島、鹿児島、 
                     ・群馬が流行入り(確定)、沖縄も流行入りか。
                     ・岐阜、東京は流行域突入。
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
                     ・東京、岐阜が流行入り(確定)。
                     ・山梨、福井、富山、茨城、神奈川、千葉、岩手、
                     ・福岡は流行域突入。
      ・・・中期予報・・・
 ・第 4週( 1月24日~30日) ・全国平均が定点10.0人を超える。
                      ・1日で5万人の患者発生。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               45週   46週   47週  48週   49週   50週
   A(H1)pdm     22    24    25    28    37    46
   A(H3)         76    75    71    66    59    50
   B              2     1     4     6     4     4

 50週も新型の増加傾向継続です。

 新型が46%程度で増加傾向、A香港型は50%に減少です。

 B型は今回も4%で、低位安定です。


 A香港型と新型の勢力が拮抗してきました。

 山梨以北の関東、北陸、北海道はA香港型が優位で、特に北海道はA香港型が
 独占しています。

 中部、東海あたりが新型とA香港型が拮抗しており、近畿エリアはどうも新型が
 優勢になりつつある印象があります。

 四国、九州、沖縄はA香港型が優勢で、熊本はA香港型が独占です。

 ・定点状況推移(人)
               45週   46週   47週  48週   49週   50週
  2010年定点データ  0.25  0.35  0.44   0.70  0.93  1.41

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第48週(11月29日~ 5日)     0.70人     3333人    (3.70万人)
 ・第49週(12月 6日~12日)     0.93人     4480人    (4.95万人)
 ・第50週(12月13日~19日)     1.41人     6758人    (7.47万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・25日                      0.29人                1.54万人
  ・26日                      0.31人                1.65万人
  ・第51週(12月20日~26日)     1.93人     9258人    10.23万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)   36.5万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       13.8万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2088.7万人  100人に16.4人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第51週(12月26日)                 36.5万人  

・入院状況
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化            9人(12月12日現在)    重症化率  0.0047%
 ・死亡(含む疑い例)    10人(12月12日現在)     致死率   0.0053%

 先シーズン最終報告
 ・重症化         1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 累積患者数が20万人程度ですので、重症化率、致死率ともに高めに算出される
 傾向があります。

 とはいえ現状は先シーズンのような新型インフルエンザのみの感染状況よりは
 重症化率が低く、致死率は高めです。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第48週(11月29日~ 5日)  0.57人    0.70人   -17.6%
 ・第49週(12月 6日~12日)  0.98人    0.93人    +4.6%
 ・第50週(12月13日~19日)  1.28人    1.41人    -9.2%

 今回の定点合計報告数は6758人で、当ブログ予報は6138人でした。

 今回予報誤差はー9.2%になり、予報誤差範囲内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.0%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は10.2万人程で、
 5割弱が新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が5割強で、
 新型が5割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型がわずかに優勢(5割程度)な状況です。

 B型は占有率は4%程度です。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2088.7万人で、
 これまでに100人に16.4人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1525万人で、100人に62.7人が感染したことになります。

 成人は560万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


 50週はほぼ予報より少し大きい上昇速さで、予報誤差もー9.2%と
 小さいものでした。

 日本47都道府県中20県が流行域に突入しました。

 いよいよ流行まっただ中ですが、ここにきて新型が勢力を盛り返しているのが
 気になる所でしょうか。

PS

鳥インフルが人には感染しないという当局の発表とNHKのニュースは「ウソ」です。

動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

特に子どもの行動には注意が必要です。

やらなくてもいいことをするのが、子どもの特徴ですからね。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園など子どもでなくても
みんな好きですから、注意レベルをひとつあげる必要があります。


今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

北海道(稚内)、島根、富山、鳥取、鹿児島(ツル公園)


当局とNHKの初動報道が効いたのか、すっかり「鳥インフルエンザは人には
感染しない」ことになっています。

近頃は当初の目的を達したのか、ニュースでも「人には感染しない」コメントを
しなくなってきました。

それとも間違いに気がついて「感染しない」と言えなくなったのでしょうか。

それならそれでちゃんと誤情報を訂正して、正確な情報を流すのが
「道理」というものでしょうね、NHKさん。


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